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M1 Macbookが大学生におすすめできない理由

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こんにちは、Yotchanです。

本日はM1 MacBookが大学生におすすめできない理由を紹介したいと思います。

目次

プライベートでは使い勝手のいいM1 Mac

2020年11月にApple自社製のチップが初めて搭載されたM1 Macシリーズが発売されてから早いもので4ヶ月が経過しました。

Appleの初モノに初期不良は付き物というジンクスをいい意味で裏切ったM1 Macは現時点では大きな問題もなく多くのユーザーに愛用されています。

私個人においても一度寝て起きたら文鎮化していた事件を除けばこれといった不具合もなく使用できており、素早いレスポンスで快適な使用感を得ることができ満足しています。

このように基本的にはM1 Macに不満はないのですがIntel機でできていたことが全てできるわけではないということも事実です。

春から大学生になる人は大学のパソコン選びをそろそろ行っているところだと思うので大学用のパソコンにM1 Macをオススメできない理由を何点か挙げて説明したいと思います。

M1 Macを大学用のパソコンにオススメできない理由

M1チップ非対応のソフトが少なからずある

発売から4ヶ月経っていることもあってメジャーなソフトはM1 Macにも対応しているものの、マイナーなソフトではまだまだ非対応のものもあるのが現状です。

大学で使用するソフトといえばWordやPowerPointといったOffceソフトぐらいと思っている人が多いのではないでしょうか?

しかし、実際は他にも使用するソフトがあります。

  • VPNソフト:学内ネットワークに接続するために必要
  • プリンターのドライバ:大学のプリンター利用時に要インストール
  • セキュリティソフト
  • 各種専門ソフト

VPNソフトはM1 Mac発売直後は対応していないものが多くM1 Macを学内ネットワークに接続できず何もできないということがありましたが、現在では対応版が提供されているので問題となる可能性は低いでしょう。

プリンターのドライバに関しては各メーカーの努力次第ということで対応速度にばらつきがあります。

立命館大学のHPを見ていると採用しているプリンターのM1 Mac対応版のドライバーがリリースされたのが2021/2/04のようでした。

発売から3ヶ月間レポートの印刷を大学でできないのは痛いですよね。

(参考:立命館大学「macOS Big Sur/Apple M1搭載Macの不具合・学内システム対応状況(2021/2/04)」)

セキュリティソフトに関しては2021/3/09時点でも未だにM1 Mac対応の正式版がリリースされていないものもあります。

私が愛用している「ESET」というセキュリティソフトはM1 Mac対応の正式版がリリースされておらず、限定的な保護機能しかない暫定版で現在も間に合わせている状況となります。

パソコンを学内ネットワークに接続する以上大学側はセキュリティソフトのインストールを求めてくることは間違いないのでこの点に関しては下調べしておいた方が良いかもしれません。

上記までは現在ではそれなりに対応されて概ね支障のない項目でしたが最後の項目はそうとは限りません。

各学部で使用する機会のある分野専門のソフトはユーザー数が少なく、一般的な需要が低いため新しいマシンへの対応が遅くなることが予想されます。

私は学生時代は有機化学を専攻で学んでおり、分子を描く「Chemi Draw」やNMRの分析結果を解析するソフトをよく使用していました。

これらのソフトは大学や研究機関でしか使用されないものなのでM1 Macへの素早い対応を期待することができないことは言うまでもありません。

下手したらmacOS自体に対応しているのかも怪しいレベルです。

化学系以外では建築系では製図用のソフトがあるでしょうし、工学系でも何かしらの専用ソフトを使用する機会はあるはずです。

このように何かしらのデータを扱う機会のある理系学部では古い環境の方が好ましいことは往々にしてあるのでMacを購入したいのであればM1チップよりはIntel版のMacを購入した方が無難であると考えます。

NMR室にあるパソコンは私が学生の頃はWin7でしたし専門的な機器と最新のOSとの互換性はあまり期待できないと思います。

BootCampが使えない

Twitterで話題になっていたので知っている人も多いであろう福岡大学教授のキレッキレな煽りですが内容的には正論ですよね。

「わざわざ推奨PC環境でないものを買う」ことをしている以上、それを言い訳に講義や実験ができないということは通りません。

私のフォロワーさんにも今年大学に進学される方がいましたが、その方の大学の推奨環境は「Windows / Mac:第10世代Core i5以上」(うろ覚え)と指定されておりM1 Macは推奨環境外の選択肢となります。

そこで、M1 Macを買ってもいざとなればWindowsをインストールすればいいだけなので問題ない思う人もいらっしゃるかと思いますが思い出して欲しいことがあります。

M1 MacはBootCampに非対応かつParallelsで動作するWindowsはARM版なので一般的に使用できるソフトは非常に限られたものになることを・・・。

注意喚起 ARM版Windowsの購入について

Surface ProXをはじめとして、ARM版Windows​というOSが搭載されているノートPCが販売されています。

ARM版Windowsというのは、通常のWindowsOSではなく、タブレット向けの特殊なOSです。
こちらについて、現状においては、いわゆる「通常のWindows向け」のソフトウェアはほぼ動作をしない状況です。

正確にお伝えすると、ARM版のWindowsでは、x86アーキテクチャのソフトウェアは動作保証外となっていますし、ほとんどのソフトウェアにおいて、ARM版のWindowsでは動作保証がありません。

判明している状況では、VPNの動作確認ができておりませんし、お持ちのプリンターをはじめとした周辺機器も使用できる保証がありません。
(徐々に互換性が増えてゆくという計画ではあるようです)

よほどPCに詳しく、新しいものを自己責任で試したいというのでなければ、このARM版Windowsを使用したPCを購入しないことをお勧めします。

上智大学 情報システム室

ARM版のWindowsは我々が思っている通常のWindowsとは異なり動作するソフトウェアが非常に限られたOSとなっています。

これは「M1 Macで動作しないソフトがある→Windows環境で作業しよう」という逃げ道が封じられていることに他なりません。

大学でMacを使用する際には全てのソフトがM1チップに対応しているという保証はありません。

通常のWindowsという逃げ道のあるIntel版のMacを購入した方がもしもの際に困ることがないのでオススメです。

とはいってもBootCampのWindowsは使いにくいのでベストなのはWindowsノートですけどね。

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この記事を書いた人

医療業界に勤めるAppleオタク。毎日11種類ものApple製品を使い分けて日々の暮らしを効率化しています。「手軽に少し、ハイテクな暮らしを」をテーマに皆さんのお役に立てる記事を提供していきたいと思います。レビュー記事のご依頼などはTwitter(@gadget_nyaa)にて承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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