アルコール消毒による手荒れに注意〜傷口にウイルスが残りやすくなり、新型コロナウイルスに感染の可能性も〜

アルコール消毒による手荒れの傷口からウイルスが体内に侵入する可能性があるようです。

内容

新型コロナウイルス感染予防のための手洗いやアルコール消毒の励行で、手の荒れを感じる女性が7割超にのぼることが、化粧品大手マンダムの調査でわかった。手の皮脂などが落ちて乾燥するためとみられ、昨年より荒れていると答えた人も4割を超えた。

 調査は3月6~8日、インターネットで行い、21~39歳の女性431人が回答した。手荒れについて、71・0%が気になると回答し、41・2%が昨年よりも荒れていると答えた。頻度については手洗いで68・7%が、消毒では61・7%が昨年より増えたとした。頻度が3倍以上になったと答えた割合も消毒で25・7%、手洗いで14・5%となった。

 手指が荒れた状態だと、傷口にウイルスが残りやすくなるといった可能性もあり、担当者は「ハンドクリームなどで、油分や水分を補ってほしい」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200420-OYT1T50091/

上記は読売新聞からの抜粋です。

新型コロナウイルスが流行してからと言うもののほとんどの家庭ではアルコール消毒をする機会が増えているのではないでしょうか、

それに伴って皮膚が弱い方はアルコールによる手荒れが気になっている人も出てきているのではないでしょうか。

そのような場合はハンドクリームでの保湿が重要となってくる様子。

思えば4月始めにクリニックのDrと面会した際に、「今忙しいのはアルコール消毒で手が荒れた患者が来る皮膚科ぐらいじゃない」と言っていたのがあながち間違いではないような気がしてきました。

保湿といえばヒルドイド

保湿成分で有名な薬剤といえば「ヒルドイド」。

業界的には本来の効能以外の用途で処方を求める患者によって医療費が圧迫されている問題もあるこの薬剤。

しかし、今回のような手荒れに悩まされている場合は別です。

というか用法を外れているにもかかわらず保険適用での処方が行われることが問題なのであって、OTC、つまりドラッグストアでの一般用医薬品を購入する分には問題ありません。

ヒルドイドと同一成分の薬剤は多く市販されています。

気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

ただし、肌などに異常を感じた場合はすぐに使用を中止して医師に相談しましょう。

ヒルドイドの禁忌・用法容量

禁忌

・出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者
〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕

・僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者
〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕

効能・効果

・血栓性静脈炎(痔核を含む)

・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)

・凍瘡

・肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防

・進行性指掌角皮症

・皮脂欠乏症

・外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎

・筋性斜頸(乳児期)

用法・容量

通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。

https://www.maruho.co.jp/medical/hirudoid/product/information.html
https://www.maruho.co.jp/medical/hirudoid/product/information.html

ヒルドイドの禁忌や用法・容量は上記の通りです。

禁忌に該当する人はヒルドイドの使用はできません。

その他の成分の製剤を利用しましょう。

ヒルドイドの持続時間は少ないかも?

手荒れの気になる季節になってきました。

僕たち外科医は、手荒れに非常に気を使います。顔が荒れていても、(僕は)あまり気にしませんが…。
実は、手荒れは手術の感染率を上げるという論文があるのです。

病棟備え付けの手荒れクリーム(医療用)で事足りる先生もいますし、看護師さんが置いているハンドクリームを失敬しちゃう医者もいます。アトリックスを持ち歩いていたり。

かく言う僕も乾燥肌のため、手荒れには気を使いはすれ、そこは男子。あまりドラッグストアで高級なハンドクリームを買う気になりません。匂いも気になるし、なんだか恥ずかしい。かといってコンビニで買えるアトリックスやニベアでは全く役に立ちません。

一時期テレビで取り上げられ問題になったヒルドイド軟膏を、患者さんが使わず、廃棄処分になるところをもらってきてを使っていたこともあります。しかしヒルドイドは持続性がなく、手の保護力も満足できるものではありませんでした(使用感には個人差があります)。

そんな僕ですが、先日決定版を見つけたのでお知らせします。

ワセリンです。

ドラッグストアで売っているとは知りませんでした。しかも安い。男子が使っていてもおかしくない愚直なデザイン。

伸びの良いクリームに抜群の保湿力。ちょっとべた付きますが、かえって重ね塗りするタイミングが分かりやすくて良い。

https://www.tsukazaki-hp.jp/care/neurosurgical/blog/5620

兵庫県の病院の勤務医によるとヒルドイドは持続性がないようで、ワセリンの方が肌に合っていた様子。

これまでヒルドイドの使用経験があり、いまいちだった人はワセリンを試してみても良いかもしれません。

まとめ

消毒用アルコールによる手荒れ問題。

実は使用するアルコールによっても脱脂作用が異なることをご存知でしょうか。

イソプロパノールよりもエタノールの方が皮膚への刺激は少なく、手荒れが起きにくいアルコールです。

もしイソプロパノールを利用しているのであれば、エタノールを手に入れることができてば使用を中止して切り替えることがよいでしょう。

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