二日酔いにロキソニンは有効なのか?〜日本人医師を対象とした調査論文が公開〜

二日酔いにロキソニンは有効なのか?

日本人医師229名が参加した調査結果の論文がなかなか面白いです。

内容

Loxoprofen sodium was effective for relieving headaches after hangovers.•

Loxoprofen sodium did not alleviate general fatigue or nausea.•

The incidence of adverse events was comparable between the loxoprofen and placebo groups.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0741832919300825?via%3Dihub
  • ロキソプロフェンは二日酔いの頭痛に有効であった
  • しかし、全身倦怠感や吐き気の緩和には無効であった
  • 有害事象は実薬群とプラセボ群での有意さはなかった

今回の研究は被験者229名が全員医師というかなり面白い設定の試験です。

世の酒飲みで二日酔いに悩まされたことがない人はいないはず。

二日酔いのメインの症状である頭痛に対してロキソニンやバファリンを服用する方は一定数いるのではないでしょうか。

二日酔いに対して鎮痛薬が効果があるのかを調べた結果、頭痛以外の症状は緩和されないようです。

二日酔いでの全身倦怠感や吐き気は発熱などに起因するものではないのでそらそうでしょうといった感想。

それをよく承知している医師が被験者になっているところが個人的にはツボです。

二日酔いにはポカリなどが最適

お酒とポカリを合わせて飲むと悪酔するという話をほとんどの人は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、それは間違いであることを皆さんは知っていましたか?

お酒と一緒に飲んだら、酔いやすくなりますか?

ポカリスエットとお酒を一緒に飲むと酔いやすくなるという報告はありません。アルコールは胃で20%、小腸で80%吸収されますが、アルコールの吸収は一緒に摂取した食事の内容や体調によっても影響を受けます。たとえば、空腹で飲むとアルコールの吸収が早くなります。お酒には利尿作用があり、脱水症状になりやすいので、お酒を飲んだときの水分・電解質補給にポカリスエットは適しています。

https://www.otsuka.co.jp/faq/pocarisweat/07.html

ポカリスエットの製造販売元である大塚製薬もポカリとお酒に悪影響がないことを明言しています。

基本的に二日酔いの原因の一つにアルコールの利尿作用によって体内から水分が失われ、アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドの血中濃度が高くなることがあります。

そのため、失われた水分を補充することでアセトアルデヒドの血中濃度を薄めることで二日酔いを予防できるはず。

体内へ迅速に水分が吸収されやすいポカリスエットはむしろ二日酔いの予防を助けてくれる存在です。

しかし、実は二日酔いの正確なメカニズムがわかっていないとの記載が厚生労働省のホームページにありました。

二日酔いは酒の飲みすぎが原因であることは明白です。しかしほとんど誰もが知っているあのつらい症状が何故起きるのかについては驚くほど解明されていません。有力な説として、軽度の離脱症状・ホルモン異常による脱水や低血糖・体の酸塩基平衡のアンバランス・炎症反応・アセトアルデヒドの影響・酒に含まれるメタノールや不純物などが挙げられています。しかし最も的を射ているのは、単一要因ではなく既述の要因または未だ不明の要因が複雑にからみあって二日酔いが生まれるという説明でしょう。

二日酔いのメカニズム(助長要因)[2]の候補

軽度の離脱症状

ホルモン異常・脱水・低血糖・その他

酸塩基平衡のアンバランスや電解質の異常

炎症反応の亢進

睡眠や生体リズムの障害

アセトアルデヒドの蓄積

胃腸障害

メタノール

酒に含まれる不純物(congener)

その他

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html

発症の要因となる候補が多すぎてどれが原因で二日酔いになると断定ができない様子。

いずれにせよ二日酔いの原因の一つに脱水が含まれていることに変わりはないのでこれからは飲み会後に家に帰るまでに積極的にポカリを摂取していきましょう。

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