
ガジェットオタクにありがちなサブ端末用の格安SIMの契約。
端末の数が増えるごとにSIMも増えていく沼・・・。
塵も積もって格安でもなくなるのでいっそのことポケットWiFiを契約した方がコスパいいのではという話。
格安SIMが格安ではなくなった件

「(相場より少し)安かったから」という理由だけで気づけばスマホやタブレットが増えていくガジェットオタク。
常に持ち歩く3台前後の端末の運用のためにそれぞれMVNOを契約して地味に通信費が高くなってきている人も多いのではないでしょうか。
いや、世間一般で端末を複数所持する人は多くはないか。
Apple製品で統一している場合ではInstant Hotspot機能で自動的にテザリング回線に接続されるので問題ありませんが、Android端末も絡むとそういうわけにはいきません。
実際、私はかつてテザリングをするのが面倒というだけで3回線も契約している時期がありました。
- iPhone 7 Plus
- Galaxy Note8
- iPad mini4
一回線は音声+データで約1600円。
その他がMineo データ3GBで確か900円×2=1800円。
合計3400円前後の通信費を毎月支払っていました。
通信量は合計して9GB。
9GBを3400円で利用できているならキャリアよりコスパいいとすら思っていた私はまだまだ青かったですね。
私がサブ回線の沼から抜けた理由

私がサブ回線の沼から抜けるまでにはいくつかのきっかけがありました。
その一つ一つが積み重なって目が覚めていったんですね。
格安SIMの沼にハマったことのある人ならきっと共感していただける内容だと思います。
Twitterが読み込めないほどの昼の遅さ
正直、お昼時の速度の遅さは尋常ではありませんでした。
- Mineo au
- Mineo docomo
- LINEモバイル
- OCNモバイル
- IIJ mio
- DMMモバイル
このいずれもお昼は使い物にならない速度で年々フラストレーションが溜まっていました。
価格が安いから仕方がないと耐えることしか頭にありませんでした。
Star WiFiとの出会い

当時の私にとってのポケットWiFiのイメージは月額料金が高いことしかありませんでした。
しかし、とあるYoutube動画を見てその認識は変わります。
Star WiFiのPR動画で100GBを超える通信を行っても月額料金が4000円もしないというもの。
4000円という月額料金だけ見ると「高い」という印象を持つ人が多いでしょう。
私も最初はそのように感じていましたが、あることに気づきました。
それは「月9GBの昼時に使い物にならない通信速度のMVNOに月額3400円払っている」ということ。
たった600円の差でキャリアの高速な通信速度と桁違いの通信量。
ここからMVNOでのサブ回線の維持の価値があるのだろうかという疑問を抱くようになりました。
サブ端末は通信さえできればSIMがなくてもよかった

ポケットWiFiが意外に高くないのではないかと思い始めた結果、私はサブ回線の意義を自問し始めました。
私にとってサブ端末にSIMが入っている意味はあるのだろうか?
サブ端末の用途は主にメイン端末でゲームをしている時のSNS用であったり、ゲームのサブ垢を運用していたりもしました。
果たしてその用途にSIMは必要なのだろうか?
ポケットWiFiではなくSIMを挿すメリットを洗い出しました。
- サブのSMS番号が利用できる
- メイン回線とは違うキャリアを利用できる
結果浮かんだのはこの2点。
サブのSMS番号は一見不要なようにも思えますが、実は意外に重要な要素です。
端末数が多い=メイン端末を常に利用しているわけではない。
ということはLINEの連絡が入っていてもメイン端末が手元になければ連絡が来ていること自体に気づかないわけです。
それを回避するために、私はLINEのサブアカウントを作っていたのですが一時期世間を賑わしていたLINE流出によるスキャンダルのでせいで現在では二段階認証などが厳しくなっています。
そのため、端末ごとにLINEのアカウントを作るのにも一手間かかるようになって正直面倒なことこの上ない。
FaceBookアカウントを作ればいいのですが、LINE認証用のために作ったアカウントでは次に引き継ぐときにFaceBookアカウントが停止されていて引き継ぐことができないといったことも発生してきます。
SMSのサブ番号があればLINEの新規アカウント作成時に届くコードを入力するだけでサブアカウントの作成は完了します。
この方法が一番楽で確実なんだよなぁ・・・。
2つめの利点としてあげたメインとは違うキャリアを使えるという点。
これは完全にガジェットオタクの感性というか、好みです。
昔は青春18切符を利用して大阪から九州や山陰、中国地方など様々な土地に行きました。
その中で感覚的にau回線はdocomo回線より山間部で繋がりやすいという特徴がありました。
要するにそういったキャリア間での違いが発揮できて面白いことがあるというだけの理由です。
まとめ

まとめると私にとってサブ回線のメリットはサブのSMS番号を維持できるということ。
しかし、それ以外の点ではむしろ不満の方が大きかったというのが正直なところ。
回線容量が9GBあろうが使いたいときに低速で使い物にならなければ何の意味もありません。
たった数百円の差で使用できる容量が10倍以上になって通信速度も桁違いに早くなる。
そう、格安SIMは単体であれば安いのですが複数回線となると途端に格安ではなくなるのです。
100GB月額2700円の夢のネットライフ
格安SIM複数回線での安物買いの銭失い生活から脱するためにポケットWiFiへ乗り換えることを決意した私。
初めてのポケットWiFiはStar WiFiを契約し、さらなるランニングコストダウンを狙ってFuji WiFiへ先月乗り換えて今に至ります。
- UQ モバイル:月額1800円
- Fuji WiFi :月額2700円
現在のモバイル環境の通信費は税込で4500円。
以前の格安SIM生活から1100円の月額料金の増額となりましたが、たった1100円でこの快適さが手に入るのであれば安い投資です。
家計全体の通信費となると嫁のUQモバイル回線と家用のWiMaxの計5000円が乗っかってくるのでだいたい9500円ぐらいになります。
家庭のネット環境込みで大人二人でこの料金であれば安いものです。
まとめ

以上が私がサブ回線の沼から抜け出した話でした。
一つ視点を変えるだけで自分がかなり安物買いの銭失いをしていたということに気づけた人生の中でも結構大きな学びとなりました。
サブ回線の沼にハマっているガジェットオタクのみなさんに問いたいことはただ一つ。
端末にSIMが挿さっていなければならない理由はありますか?
自分の中で明確なテーマがあるのであれば問題はないでしょう。
しかし、ただテザリングをするのが面倒というだけの理由なのであれば一つ持ち歩けば全ての端末にネットワーク接続を可能とするポケットWiFiはかなりオススメな選択肢。
月額のランニングコストを抑えるためにはモバイルルーターを自前で用意するという手間はかかりますが、ガジェットオタクであればその手間すらも楽しむことができるでしょう。
この記事をきっかけに一人でも快適なガジェット生活を過ごすことができるようになれば幸いです。