妊娠初期段階での母体の歯周病が出産まで継続して胎児の発育に影響を与える可能性を明らかに

岡山大学病院予防歯科の田畑綾乃助教、同大大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の森田学教授の研究グループは、妊娠初期における母体の歯周病が、妊娠期間中を通して胎児の発育状況に影響を与えることを明らかにしました。

目次

内容

◆発表のポイント

  • 妊娠期の母体の歯周病は、出生時の子どもの低体重と関係があることが報告されていますが、これまで母体の歯周病と、胎内にいる間の子どもの発育の状況との関連性を経時的に調べた研究はありませんでした。
  • 妊娠初期段階で歯周病があると、それ以降生まれるまで、胎児の推定体重は歯周病がない人の場合よりも低い値を推移することが分かりました。
  • 妊娠がわかった時点で歯科治療を受けるのではなく、妊娠前から健康な歯周状態を有することが、生まれてくる子どもの適正な体重に関係する可能性が示唆されます。

 妊娠期の母体の歯周病は、出生時の子どもの低体重と関係があることが報告されていますが、両者の関係に関するこれまでの研究のほとんどが、「妊娠中の母体の歯周状態」と「出生時の子どもの体重」との関係のみ調べたもので、胎内にいる間の子どもの発育の状況との関連性を経時的に調べたものはありませんでした。本研究では妊娠初期の母体の歯周病の有無と、胎児の発育の推移を調べました。その結果から、妊娠がわかった時点で歯科治療を受けるのではなく、妊娠前から健康な歯周状態を有することが、生まれてくる子どもの適正な体重に関係する可能性が示唆されました。本研究結果は1月29日、イギリスの学術専門誌「Scientific Reports」のオンライン版で公開されました。


http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id706.html

妊娠前からの歯周病が胎児の発育に影響する可能性があるということは驚きですね。

妊娠を希望する女性の方は葉酸だけでなく口腔内の健康にも気を遣いましょう。

母体の健康状態が胎児へどのような影響を与えるのかは正確には分かりません。

かつてはサリドマイドのように胎児への催奇形性を与える薬剤が頻用されていたことなどがありました。

今はそういった薬害を経験したことから新薬の上市前から催奇形性がないかのチェックは行われるようになっています。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1030-8c01.pdf

承認申請に必要な添付資料「ヘ」の項にもその旨の記載があります。

そのため、現在流通している薬剤の「禁忌」に催奇形性の記載がなければ概ね問題がないかとは思いますが、実際のところその可能性がないとは言い切れません。

市販薬にも妊娠中は控えたほうがいい薬があるかもしれないので主治医によく相談して指示を仰ぐようにしましょう。

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