こんにちは、Yotchanです。
本日は『Xperia Pro-I』を購入したので紹介したいと思います。
『RX100M7』のサブ機として理想のコンデジかもしれません。
2023年にXperia Pro-Iを購入した理由
- 実質1/1.3とはいえ『RX100M7』と同じ1.0型センサー搭載
- 24mmがガラス製のZEISS Tessarレンズ
- 可変絞り採用(F2.0/F4.0)
- フロントエンドLSI搭載
今回、『Xperia Pro-I』を新たに購入した理由は上記の4点に魅力を感じたからです。
サッと取り出してすぐに撮影できるXperiaはコンデジのサブ機として使える唯一のスマートフォンです。
その中でも『Xperia Pro-I』は2年前の機種でありながら最新モデルにない特徴を備えた端末なのでスマホとしての旬が過ぎていることを承知の上で購入することにしました。
購入までの経緯はこちらです。
Xperia Pro-Iの実機レビュー
外観
『Xperia Pro-I』を手にとってカメラのインパクトに度肝を抜かれました。
今まで手にしたスマートフォンの中でもトップクラスでワクワクさせてくれる魅力があります。
今までも『vivo X90 Pro+』や『Xiaomi 12S Ultra』といった1インチセンサー搭載機種に触れてきましたが、『Xperia Pro-I』のようにメインカメラが存在感を放っている機種はありませんでした。
『RX0』シリーズのような「コンデジのカメラがスマホについている」というロマンに所有欲を満たされます。
また、カメラだけでなくシャッターボタンがある点もXperiaのいいところ。
物理ボタンがあるだけで撮影の体験が大きく変わります。
本体がコンデジと違って薄いのでスーツのポケットに忍ばせていても違和感がない点も『Xperia Pro-I』を選んで理由の一つです。
ケースは賛否ある純正レザーケースを購入
『Xperia Pro-I』がニッチすぎる端末ということもあってケース選びには苦慮しました。
カメラレンズ部分がしっかりと保護されて、側面のシャッターボタンの部分が覆われないという条件を満たすケースはそもそもの種類が少ないこともあってなかなか見つかりません。
ケースごときで色々考えるのが面倒になったので「数ヶ月で加水分解してベタベタになる」と評判の悪い純正ケースをとりあえず購入することにしました。
これから涼しくなるし多少は長持ちするだろうと思ったり。
お目当ての「Photography Pro」をチェック
今回、『Xperia Pro-I』を購入した大きな理由の一つが「Photography Pro」の存在です。
以前『Xperia 5 III』を使用していたので特に目新しさはありませんが、『RX100M7』を本格的に触るようになった現在では操作に慣れる意味でもUIが同じ「Photography Pro」が使えるのは便利です。
基本的には他の機種と同じ操作画面ですが、『Xperia Pro-I』は可変絞りが実装されているので「絞り」を変更できる点が異なります。
可変絞りの機構は6枚羽の『Mate 50 Pro』の方がかっこいいです。
【作例あり!】Xperia Pro-Iのメインカメラをテスト!
『Xperia Pro-I』は1インチセンサーのメインカメラしか興味がないので超広角と望遠の作例は撮っていません。
RX100M7に近い色味で最高
『Xperia Pro-I』を購入して1週間時点での作例をいくつか紹介します。
撮影は「Photography Pro」のマニュアルモードでJPEG撮って出しです。
通常のスマートフォンのカメラと違って明暗差がはっきりしていて『RX100M7』に近い色味で好印象です。
右の写真は『vivo X90 Pro+』で撮影していたら確実に手前の草も明るく写るシーンです。
HDRをオンの状態では白飛びが軽減される一方で空の色は濃くなる傾向にあります。
HDRをオフにすると色味は『RX100M7』と同様な印象です。
『Xperia Pro-I』の色味は本当に綺麗ですね。
スマホではなくコンデジのような色味で好みです。
可変絞りはやっぱり便利
『HUAWEI Mate 50 Pro』で多用している可変絞りが実装されている点が『Xperia Pro-I』の気に入っているポイントの一つです。
『Mate 50 Pro』のように8段階で絞りを調節することはできませんが、F2.0かF4.0でしか使用していなかったので『Xperia Pro-I』の絞りで不満はありません。
可変絞りがあると料理をぼかすことなく撮影できるのであるとやっぱり便利ですね。
F4にするとかなり暗くなるので室内ではシャッタースピードやISOをノイズとの兼ね合いでバランスをとらねばならない点は少し手間ですがこの端末は「コンデジ」なのでOK。
設定を都度都度調整するのが面倒な人は『Mate 50 Pro』のような他社の可変絞り搭載機のほうが向いています。
夜でもマニュアルで設定すれば綺麗に撮れる
「Photography Pro」では「ISO Auto」に設定するとISOが3200や6400になってノイズがかなり目立つようになるのでISOは手動で調整した方が無難です。
日没後で暗くなってもノイズが少ない点は1インチセンサーの恩恵かもしれません。
暗い室内でもこの写りなので十分ですよね。
手ぶれ補正が優秀なのかシャッタースピードを遅くしてもブレにくい印象です。
夜な夜なブログを書きながらポテチを食べているところをF4で撮影してもノイズは抑えられました。
室内での子供の撮影には不向き
ただし、室内での子供の撮影には全く向いていません。
ISOを上げすぎるとノイズがすごいので500ぐらいにするとシャッタースピードを遅くせねばならないのでブレブレな写真を量産してしまうことは避けられません。
室内で子供を撮る役割は『vivo X90 Pro+』にしたほうが無難ですね。
色味自体は気に入っています。
屋外であれば余裕です。
ZEISS Tessarレンズの恩恵
現状、『Xperia Pro-I』にしか採用されていないガラス製の「ZEISS Tessarレンズ」の恩恵は強い光源がある際は少なからずあるようです。
『Xperia Pro-I』(左)と『Xperia 5 III』(右)の写真で違いがあることがわかりますか?
先ほどの写真の露出を上げるとレンズ性能の差が浮かび上がってきます。
プラスチックレンズの『Xperia 5 III』では光源の影響を強く受けていることがわかります。
拡大するとこんな感じです。
よく見ると『Xperia 5 III』にはムラがありますよね。
暗所性能はXperia 5 IIIとそこまで変わらない
低照度でRAW撮影したデータを現像して見ると両機種に大きな違いはないような印象です。
センサーサイズは『Xperia Pro-I』の方が大きくても『Xperia 5 III』の方が明るいレンズなので思ったほど差が出ないのかもしれません。
こちらもRAWデータを現像した画像です。
『Xperia Pro-I』の方が照明の白飛びが若干マシな程度でしょうか。
拡大すると『Xperia Pro-I』の方がノイズが少なそうではありますが、『Xperia 5 III』の方がISOが高いので大きな違いはないような気がします。
RX100M7よりも起動が超高速!
『Xperia Pro-I』で最も気に入っている点はカメラの立ち上げ速度が圧倒的に早いことです。
『RX100M7』と違って約1秒ほどで撮影ができる状態になるのでシャッターチャンスを逃したくない時は『Xperia Pro-I』の方がベストです。
コンデジと違ってポケットから出した瞬間に撮れる点がXperiaが理想のサブ機になり得る所以です。
全く寄れないので物撮りには使えない
『Xperia Pro-I』を1週間使用した時点で見えているデメリットはメインカメラで被写体に全く寄れないので物撮りには不向きである点です。
物撮りスマホとしては『Mate 50 Pro』の方が寄れて使いやすいので『Xperia Pro-I』は風景やポートレート専用になりそうです。
Xperia Pro-Iはサブのコンデジとして有能!
『Xperia Pro-I』を1週間使用したファーストインプレッションとしては非常に好印象です。
瞳AFと高速トラッキングで明るいところであれば子供が全くブレませんし、『RX100M7』と同じ感覚で写真を撮ることができます。
いつでもポケットに入っているので機動性が高く、シャッターチャンスを逃さない理想的な『コンデジ』です。
今回は触れていませんがオーディオ性能も高いのでウォークマンとしても使えます。動作もSnapdragon 888にしてはサクサクで快適です!
値下げでコンデジとしては妥当な価格になりました!
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