こんにちは、Yotchanです。
本日は今朝発表されたiPad Air4とiPad Pro 11 第一世代はどちらが買いなのか考えていきたいと思います。
ディスプレイ
iPad Air4はiPad Pro 10.5の廉価版であったAir3からiPad Pro 11第一世代をベースとした機体へと生まれ変わりました。
そのため、基本的なスペックは概ね似ていますが細かいところでは違います。
例えばAir4とPro11 第1世代を比較するとPro11の方がProMotionテクノロジーに対応しており、輝度の最大値も明るいといった違いがあります。
ProMotionテクノロジーは主にApple Pencilの書き味に直結する機能でないよりはあったほうが幸せであることは間違いありません。
CPU性能
CPU性能に関しては現時点では何とも言い難いですが、そこまで大きな違いはないと予想しています。
ベンチマーク上ではA12Xは概ねA12の1.5倍程度はあります。
A12 Bionic
A12X Bionic
A12チップとA12Xチップの私の手持ち端末でのスコアはこのような結果となっていました。
A14チップはA12チップのCPUを1.4倍、GPUを1.3倍にしたモデルであるとして計算するとA14チップのスコアはそれぞれCPUは約20.7万、GPUは24.3万となります。
このスコアを元にA12XとA14チップのスペックを比較するとA14チップはCPU性能が1.1倍、GPU性能は0.7倍の性能ということになります。
あくまでも私の個体から雑に計算した結果なので予想値にはなりますが、CPU性能は変わらず、GPU性能はPro 11第一世代の方がスペックが高いという結論になりそうです。
GPU性能はゲームの快適さに直結するスペックなのでゲームを楽しみたい人はAirよりはPro 11の方が向いていると言えるでしょう。
カメラ
カメラ性能に関しては特筆すべき違いがないのですが、Face ID非実装に伴ってフロントカメラのスペックは変更がありました。
iPad Pro 11第一世代ではフロントカメラでポートレート撮影ができましたがAir4ではできなくなっています。
フロントカメラを使う機会はZOOM会議ぐらいでしかないと思うので全く支障はないでしょう。
セキュア認証
iPad Air4で最も使い勝手が変わった点はセキュア認証の方式の変更です。
この点に関しては劣化というほかなく、Face IDを搭載していないというだけで私は購入する気が失せました。
コストカットのためには仕方ないのですが、辛いところです。
iPad Air4では電源ボタンにTouch IDが搭載されることになりましたが、はっきり言って最悪です。
Face IDがあればキーボード接続時は画面を見ながらEnterキーを押すだけでロック解除できていました。
しかし、Touch ID搭載モデルではキーボードでパスワードを入力するか電源ボタンに手を伸ばすという作業が増えてしまいます。
手に持ってタブレットスタイルで使用するときもわざわざ右上の電源ボタンに触れなければいけないので面倒なことこの上ありません。
ここまでするならホームボタン式の方がまだロック解除は楽だったのにと思ってしまいます。
オーディオ
iPad Air4はスピーカーの穴こそPro 11と同じ4箇所ありますが、同時に使用できるスピーカーは2つまでに制限されているようです。
しかし、従来モデルのAir3よりは改善が期待されるためここは喜ぶべき点ではあるでしょう。
音質という意味ではスピーカーをフルに活用できるPro11の方が良いと思います。
通信周り
通信周りに関してはiPad Air4の方が後発ということもあって規格が新しいので文句なくPro11よりもスペックは高くなっています。
WiFi6を取り入れている家庭はまだまだ少ないとは思いますが、これから普及していくことは間違いないので対応しているに越したことはありません。
価格
最後に、それぞれの価格を見ていきましょう。
iPad Air4は最安62800円から、iPad Pro 11は整備済み品が最安57800円からとなっています。
スペック的には通信周り以外はPro11が優れているにも関わらず価格差は5000円ということで今から購入するのであれば私はPro 11をオススメします。
GPU性能もProの方が高いですし、何よりもFace IDがある。
Face IDのiPad Proを使っている身としてAir4はオススメしません。
価格の割に魅力的な仕上がりにはなっていますが、整備済み品のPro11の方が安いので相変わらず中途半端な製品となってしまいました。
基本的にはProの現行モデル以外のiPadは型落ちの一世代前のProには敵わないという事実は変わりありませんでしたね。
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