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iPhone XとXSの違いを比較レビュー〜現行iPhoneの源流はまだまだ現役!〜

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こんにちは、Yotchanです。

2021年においてiPhone Xはまだまだ現役なのか。

iPhone XS Maxなどと比較していきたいと思います。

目次

iPhone X

iPhone Xは2017年11月3日より発売されたiPhoneの10周年記念モデルです。

現行のiPhone 11シリーズにおいてもその基本デザインはiPhone Xを踏襲しており、まさに現行iPhoneの源流となっているモデルです。

iPhoneで初めて有機ELディスプレイやFace IDを実装した特別モデル。

時期モデルのiPhone XSシリーズがわずか10か月後に発売されたこともあり、かつてないほど短命なモデルとなりました。

本日はこのiPhone Xが2020年現在でも現役で使用することができるのか調べていきたいと思います。

外観レビュー

iPhone Xは初めてフルスクリーンになったiPhone。

前面のデザインはそれ以降のiPhoneでも変更されずに受け継がれています。

もうそろそろノッチなしの完全ベゼルレスなiPhoneが出るのではと話題になっていますが果たして実現するのでしょうか。

個人的にはミリ波に対応した5G iPhoneの発表時にノッチレスなiPhoneが出ると予想しています。

Sub6のみのなんちゃって5G黎明期の今にわざわざデザインを変えるようなことはしない気がします。

iPhone Xの背面はiPhone XSシリーズと全く同じと言って差し支えありません。

iPhone XRやiPhone 11でも基本的にはカメラの数が違うこと以外に違いはありません。

iPhone 11 Proシリーズのみ背面ガラスがすりガラス状になっていることが特徴ですね。

背面が全面ガラスのiPhoneはiPhone4S以来ということもあって個人的には非常に胸が高なったことを覚えています。

それぞれiPhoneを並べてみました。

左からiPhone X , XR , XS Maxです。

AppleマークとiPhoneという刻印以外は何もないシンプルで良いデザインです。

「総務省指定」な先代iPhone 7の背面とは大違いですね。

アルミの質感自体も好きなので、7は7で最後のアルミiPhoneという需要は一部にありそうな予感。

余談ですが、私のiPhone7は圏外病を発症している個体です。

まだ無償交換対応可能な購入時期ではありますが、如何せん交換に行くのが面倒ということと、SIMを挿すことがないので放置の構え。

バッテリーもついでに無料で変えてくれるのならいくんですけどね。

現行iPhone3モデルの大きさを実機で比較するとこんな感じ。

X=11 Pro、XR=11、XS Max=11Pro Maxに置き換えてご覧ください。

X→XS Maxであれば大きくなったなという感じもしますが、1段階のサイズアップ程度であれば案外変わりません。

特にiPhone XRはOLEDディスプレイモデルと比較するとベゼルが太いのでディスプレイサイズの違いの割には本体サイズがMaxと変わらない点が特徴と言えます。

ベンチマークスコアの比較

iPhone Xに搭載されているA11 Bionicチップの性能をiPhone7,iPhone XS Maxと比較していきたいと思います。

A10 Fusion on iPhone 7

iPhone 7におけるAntutuベンチマークスコアは223702点。

A11 Bionicの前世代チップであるA10 Fusionは現行iPad 第七世代にも搭載されているチップ。

そこからAppleがスタンダードモデルとしては現在でも十分通用すると認めているこのチップを基準にA11 Bionicの性能とやらを見せてもらいましょう。

A11 Bionic on iPhone X

iPhone Xに搭載されているA11 Bionicのベンチマークスコアは313385点とA10の1.5倍のスコアを叩き出しています。

注目したいのがGPU性能の進化で、A10と比較して2倍近いスペックアップを実現しています。

CPU性能もA10と比較して1.4倍程度の向上です。

結果、iPhone 7と比較してiPhone Xではグラフィック性能を要するゲームがより快適にできるようになりました。

実際、iPhone 7 PlusからiPhone Xに乗り換えた際はゲームのヌルヌルさに舌を巻いた記憶があります。

A12 Bionic on iPhone XS Max

iPhone XS MaxのAntutuベンチマークスコアは446174点。

総合得点だけで見るとiPhone XのA11 Bionicから1.5倍近いスペックアップとなっています。

注目すべき点はGPU性能の大幅な強化で、A11 Bionicから1.8倍の向上。

A10 Fusionと比較すると3倍以上のスペックアップとA12 チップはかなり進化しています。

次に注目すべき点はRAMの向上。

iPhoneXの3GBからiPhone XS Maxでは4GBに増量されています。

たった1GBの増量ではありますがRAMのスコアは2倍に上昇しています。

おそらくRAMの世代が変わったんでしょうね。

そして意外だったのがCPU性能がA11 Bionicからあまり変わらなかったこと。

iPhone XからXS Maxに機種変した際にゲームが格段に反応が良くなったのでCPUも相当な進化をしたものと思っていましたが、あれはGPU性能向上の恩恵だったのですね。

ベンチマークまとめ

iPhone 7は現在でもゲームさえしなければ十分現役で使用できるモデルです。

その1.5倍のスペックを誇るiPhone Xは当然のことながらまだまだ現役で利用可能なモデルといえるでしょう。

上記以外の端末のベンチマークスコアは下記iPad Proのレビュー記事にて掲載しています。

  • A12 :iPad mini5
  • A12X :iPad Pro 第三世代
  • A12 Z :iPad Pro 第四世代

これらのAntutuベンチマークスコアを知りたい方は合わせてご覧ください。

A12 Bionic搭載機で最も安いiPad mni5はiPhoneでなくてもいいならかなりおすすめです。

カメラ性能の比較

ベンチマークの次はカメラ性能を見ていきたいと思います。

iPhone 7のカメラはもはや画質がいいとは言えない写りとなりつつありますが、iPhone Xはどうなのでしょうか。

画質

iPhone XS Max
iPhone X

上がiPhone XS Max , 下がiPhone Xで撮影した写真です。

iPhone Xで撮影した写真の空はXS Maxの写真と比較して白飛びが目立つことが確認できます。

桜の色も少し違いますね。

肉眼の色に近いのはXS Maxでした。

iPhone XS Max
iPhone X

概ね同じ位置から撮影した二つの写真ですが、なかなか色が違うものですね。

iPhone Xの写真は比較的暗いのかなといった印象。

いずれの写真もWordPressにアップロードする際に自動的に圧縮されてしまうのが残念です。

iPhone Xの画質がXS Maxと比較して劣るかと言われればそこまで変わらないというのが私の結論です。

iPhone XはXS Maxと比較して夜景が苦手らしいですが、そもそも夜に写真を撮ることがないのであまり気にならない点ではあります。

iPhone Xでは深度コントロールができない

iPhone XではiPhone XS以降で可能なポートレートモードで撮影した写真のボケを撮影後に調整できる深度コントロールに非対応です。

これはなかなか使える機能なので非対応な点は残念。

自分好みのボケ具合に変えることができるのでお気に入りの一枚をXS Maxでは作りやすいです。

ポートレートモードはなかなか撮影に手間取るので後から調整できるのはありがたいですね。

その他の違い

防水性能

防水性能はそれぞれ以下となります。

  • iPhone X :IP67
  • iPhone XS:IP69

IP67では最大水深1mで最大30分、IP68では最大水深2mで最大30分の耐水性が期待されます。

とはいったもののこの耐水性能は正直運の要素が強いと個人的には思っています。

というのも半年間毎日風呂に持って入ったiPhone Xは水没しなかったのに対し、一度も風呂場に持ち込まず水に落としたこともないiPhone XS Maxは水没してFace IDが使えなくなったからです。

iPhone 7なんて3年近く風呂に持ち込んでいるのに故障する気配がないので運なんでしょうね。

iPhone XはeSIM非対応

iPhone XS以降では物理SIMとeSIMでのデュアルSIM端末となっていますが、iPhone Xは物理SIMのみ利用可能なモデルです。

最近では楽天モバイルのeSIM無料化に伴って国内では徐々にeSIMが浸透している状況にあります。

eSIMがあれば音声を楽天モバイルeSIM+データはUQモバイルの高速データ通信といった柔軟な運用ができることも魅力の一つ。

予算に余裕があれば検討したい付加価値であると言えるでしょう。

iPhone XS以降は充電切れでもSuicaを最長5時間使用可能

iPhone7、8、Xは充電が切れてしまうとApple Payが使えないという弱点がありますが、以降のモデルでは解決されています。

本体のバッテリーとは他にFelica専用の予備電源から給電され、最長5時間はiPhoneの充電が切れてもSuicaを利用することができるようになっています。

終電ギリギリで帰宅することの多い人はiPhone Xのバッテリーが消耗していることもあると思うので少し不安かもしれませんね。

まとめ

以上、iPhone Xの各種比較レビューでした。

CPU性能自体はA12 Bionicと大きな差はないのでゲームをしない人にとってはどちらを選んでも快適に利用することができるでしょう。

現在iPhoneXの中古相場は動作に支障のないモデルで約3.5万円前後といった印象です。

iPhone XRも安ければその価格帯で購入が可能です。

そのため、今から購入するのであれば以下の点のどれを重視するか考えましょう。

  • ゲームをよくする→A12
  • 有機ELがいい→iPhone X

iPhone Xは現行iPhoneとも変わらぬデザインであることと有機ELディスプレイを搭載していることからなかなか価格が落ちない人気モデル。

2021年の今買っても十分快適に使える美しいiPhoneです。

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この記事を書いた人

医療業界に勤めるAppleオタク。毎日11種類ものApple製品を使い分けて日々の暮らしを効率化しています。「手軽に少し、ハイテクな暮らしを」をテーマに皆さんのお役に立てる記事を提供していきたいと思います。レビュー記事のご依頼などはTwitter(@gadget_nyaa)にて承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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