こんにちは、Yotchanです。
本日はiPad Pro 12.9用のキーボードにMagic KeyboardではなくSmart Keyboard Folioを購入した理由を紹介したいと思います。
以前はiPad Pro 12.9でMagic Keyboardを使用していた
私が先日購入した12.9インチiPad Pro用のキーボードケースにMagic KeyboardではなくSmart Keyboard Folioを購入した理由はMagic Keyboardと12.9インチiPad Proの組み合わせが微妙だったからです。
Magic Keyboard自体は現在でもiPad Air 4で愛用しているので気に入っていますし、12.9インチiPad ProであってもMagic Keyboardが向いている人は多いと思います。
実際に私もiPad Pro 12.9インチとMagic Keyboardの組み合わせで半年間毎日ブログを更新していたこともあって人並み以上に使い込んでその利便性を体感しているので決して悪い印象を持っているわけではありません。
しかし、iPad Pro 12.9とMagic Keyboardの組み合わせに価値を感じなくなったことも一つの事実でした。
Magic Keyboardは12.9インチiPad Proのタブレットとしての価値を殺すキーボード
私がiPad Pro 12.9とMagic Keyboardの組み合わせに否定的な意見を抱いている理由はiPad Proがパソコンに近づきすぎた結果、MacBookを使用した方が圧倒的に作業効率が良いので12.9インチiPad Proの存在意義がなくなってしまう点にあります。
iPad Pro 12.9インチとMagic Keyboardの組み合わせは大きさも重量もMacBook Airとほとんど変わりません。
その結果、iPad Pro 12.9はタブレットというよりもパソコンとしてしか使用しなくなっている自分がいました。
パソコンとして使用するのであれば当然iPad ProよりもMacBookを使用した方が作業効率は優れています。
MacBookであればデュアルディスプレイ環境を構築でき、より広いトラックパッドを備えているのでわざわざiPad Pro 12.9を使用する理由がありません。
このようにMagic KeyboardはiPad Proを飛躍的に進化させたプロダクトである一方でMacとの境界線が曖昧になってデバイスの存在意義を失わせる諸刃の剣でもあったのです。
Magic KeyboardからSmart Keyboard Folioへ乗り換え
過去にMagic Keyboardを愛用した経験から今回はSmart Keyboard Folioを選択することにしました。
Smart Keyboard Folio自体は2018年モデルのiPad Pro 11インチで使用していた時以来なので約2年ぶりの体験となります。
かつてのSmart Keyboard Folioとの違いといえば背面にAppleのロゴが付くようになったことでしょうか。
それ以外の材質などは特に変わっていないので2018年モデルユーザーであってもロゴ目当てであえて2020年モデル以降に対応したSmart Keyboard Folioを購入しても良いかもしれませんね。
Smart Keyboard FolioとMagic Keyboardの比較
デスクの占有面積は同じ
それではSmart Keyboard FolioとMagic Keyboardを比較していきましょう。
まず、デスクの占有面積に関しては両者に違いはありません。
キーボードケースという性質上本体サイズとケースの大きさは同じですから当然ですね。
角度の自由度はMagic Keyboardが優位
キーボードの角度に関しては無段階に調節できるMagic Keyboardに優位性があります。
Smart Keyboard Folioは2段階にしか調節できないので机の高さによってはどちらの角度も微妙なシーンがあることは否めません。
普段からMagic Keyboardに慣れ親しんでいるだけにSmart Keyboard Folioのこの点は不便です。
打鍵感もMagic Keyboardの方が上
キーの打鍵感に関してもMagic Keyboardの方が圧倒的に優れています。
Magic Keyboardは普通のノートパソコンと同じような感触であるのに対してSmart Keyboard Folioは押した感触があまりありません。
Appleファンの方にしか伝わらないと思いますがイメージとしては第一世代のバタフライキーボードに近い感触です。
キーボード接続時の操作もMagic Keyboardの方がしやすい
この点に関してももはや言うまでもありませんがMagic Keyboardの方がSmart Keyboard Folioにはないトラックパッドがあるので操作性は優れています。
Smart Keyboard Folioはページの選択などで画面に手を伸ばさねばなりませんが、Magic Keyboardは手元のトラックパッドでの操作で完結します。
パソコンに近い感覚で扱えるキーボードを求めているのであれば間違いなくMagic Keyboard一択となるでしょう。
タブレットとしての取り回しはSmart Keyboard Folio
タブレットとして使用する際にはSmart Keyboard Folioは最高のキーボードケースです。
Magic Keyboardと違って背面に折り畳むことができるのでケースを外さなくても普通にタブレットとして手に持って操作することができます。
Magic KeyboardはiPad Proをパソコンに近いレベルまで引き上げてくれるキーボードではありますが、装着したまま手に持ってタブレットとして使用することはできません。
そのため、手に持って使用する際には必ず脱着の手間が生じるので取り回しの悪さが致命的な欠点となっていました。
特に、M1 MacBook Airがある私の環境においては家でしか使用しない12.9インチのiPad Proはタブレットとしての使用が主となるのでキーボードの役割はあくまでもオンスクリーンキーボードの扱いづらさを和らげるための補助的なものになります。
MacBookとiPad Proの差別化をするといった観点から12.9インチiPad ProではSmart Keyboard Folioの方が最適であると考えています。
iPad Pro 11とiPad Air 4はMagic Keyboard派
家でしか使用しない12.9インチiPad Proではタブレットとしての用途を重視してSmart Keyboard Folio推しですが11インチiPad ProやiPad Air 4については見解が異なります。
このサイズ帯のiPadは携帯性が高いので外出先にも持ち歩くシーンが12.9インチよりも格段に多くなります。
外出時には荷物の関係からMacBookを持ち歩く人は少ないと思うのでiPadをMacライクに使用できるようになるMagic Keyboardの方が作業効率の面を考慮すると適しています。
もちろん、Magic Keyboard装着時にはタブレットとして使用できないので別途邪魔にならない薄型のSmart Folioといったケースと併用すると良いでしょう。
手持ちのデバイスの環境次第で選ぶべきキーボードは変わる
iPad用キーボードの選定は使用する場所やiPadのサイズ、パソコンの有無といった外部の要因を考慮することをオススメしています。
パソコンが別にあって自宅でしかiPadを使用しないのであればパソコンとiPadの用途をあえて競合させる意味はあるのかということを冷静に考えるべきですし、持ち歩く荷物を減らしたいといったニーズがあるのであればiPad+Magic Keyboardの組み合わせは有用です。
作業効率だけを見るとMagic Keyboardの方に優位性がありますが、一方でMacと用途が競合してiPad自体を全く使わなくなってしまうといった私のようなケースもあるのでiPadとMagic Keyboardで何をしたいのかということを具体的に思い浮かべて検討することをオススメします。
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