iPad Pro第四世代(2020)購入レビュー〜A12Z・LiDARの実力とAppleの怠慢〜

こんにちは、Yotchanです。

ついに先日発売されたばかりのiPad Pro第四世代が到着したのでレビューしていきたいと思います。

第四世代に買い替えた理由

正直、第三世代から大幅に進化したとは言えない第四世代iPad Pro。

私個人にとっては魅力的だったのはiPad Pro本体ではなくトラックパッド内蔵のMagic Keyboard。

それにも関わらず購入した理由は「RAMが6GB」だったからです。

第四世代に搭載されているA12Z Bionicは第三世代のA12X Bionicと比較してCPU性能の向上はありませんでした。

そういった意味でCPU性能への魅力は感じません。

RAMは先代の4GBから6GBに増量されていることから大幅な強化と言えます。

第三世代iPad Proのスペックには満足しており、A12Xの性能をフルに引き出す使い方を私はできていませんでした。

しかし、iPad Proでブログを執筆している際にSafariをバックグラウンドに回したら落ちて記事が消えるということが何度もありマルチタスク時のRAM不足は常々思うところがありました。

そんなタイミングでのRAMの増量の報を聞いて心が少し購入の方へ揺らぎ始めます。

また、よくよく考えていくと一つの事実に気付いてしまいました。

Magic Keyboardを購入するとSmart Keyboard Folioを使わない問題。

こういった周辺機器はバラ売りするとどうしても単価が下がってしまう特徴があります。

さらに変な痕があったことからもともと9000円で購入したSmart Keyboard。

これは本体とまとめて売った方がいいのではないだろうか?

幸いApple Care+もまだ一年以上残っています。

第三世代iPad Proは整備済み品が最安57800円という格安価格であることから今後市場での価値は低下していくことも目に見えています。

そこで、Apple Pencil以外の周辺機器と合わせてiPad Pro第三世代を売却して買い換えることにしました。

手出し10000円で買い替えに成功

今回はメルカリで未使用品の本体を購入することにしました。

定価は84800+税の92880円なので一見すると2120円割高で購入していることになります。

しかし、現在メルカリでは同一出品者から2品購入で最大5000円までポイント還元されます。

その条件を適用した結果、iPad Pro第四世代の購入金額は90000円と定価よりも安く手に入れることができました。

同様にメルカリにてiPad Pro第三世代をSmart Keyboard込みで89000円での売却に成功。

手数料10%を引いて手元に入るのは80100円。

結果、私はiPad Pro第四世代に9900円で買い換えることができました。

たったこれだけでストレージ容量が64GBから128GBに増量され、RAMも4GBから6GBになると思えば安いものです。

Apple製品のリセールバリューの高さには毎度助けられます。

Apple Care+を後でつけるとしても3万円以下での購入。

元値が高額なiPad ProはApple Care+は必須なので必要経費なのでケチってはいけませんね。

iPad Pro 第四世代開封の儀

発売日から少し日が経ちましたがようやく我が家にもやってきたiPad Pro第四世代。

早速開封していきたいと思います。

最近開封の儀が多かったので手早く済ませてしまいます。

この瞬間が最もワクワクするシーン。

やっぱりスペースグレイのカッコよさは別格ですね。

iPhoneでも同じ質感でこの色があれば良いのですが・・・。

これが噂のカメラか・・・。

結構目立つなぁ・・・。

レンズ自体は第三世代の方が大きいんですね。

フラッシュの位置も違います。

カメラ自体は主張が激しいですが、ケースつけるからなんでもいいです。

前面は特に第三世代と変わりません。

横に並べるとどっちがどっちかわかりませんね。

ペーパーライクフィルムを貼ってある方が第三世代で何も貼っていない方が第四世代です。

背面の違いはこんなかんじ。

カメラだけですね。

Antutuベンチマークで見るA12Z Bionicの実力

iPad Pro第四世代でまず気になるのがA12ZとA12Xのベンチマークスコアの違い。

早速測ってみることにしましょう。

iPad Pro以外もついでなので測ることにしました。

測定する端末はこちら。

  • A12 Bionic and 4GB RAM on iPhone XS Max
  • A12 Bionic and 3GB RAM on iPad mini5
  • A12X Bionic and 4GB RAM on iPad Pro 11 (3Gen)
  • A12Z Bionic and 6GB RAM on iPad Pro 11 (4Gen)

全てA12系の端末での測定です。

iPhone XS Max

iPhone XS MaxにおけるAntutuベンチマークスコアは446174。

一発目の端末なので高いのかどうかいまいちわかりませんね。

iPad mini5

次に測定したのは同じA12のiPad mini5。

iPad mini5でのベンチマークスコアは462261とiPhoneとあまり変わらない結果。

XS Maxと比較するとRAMが1GB少ない分MEMスコアが低いですが、なぜかCPUとGPU性能はXS Maxよりも高い結果になりました。

なんとなく誤差の範囲な気もしますしiPhone XS MaxとiPad mini5のスペック差はないのでしょう。

・・・iPhone XS Maxの半額以下で同等スペックとはコスパモンスターなだけはあります。

iPhoneを買うのがアホらしくなってきますね。

iPad Pro 11 第3世代

iPad Pro 11第3世代のAntutuベンチマークスコアの結果は683245と高い数値。

A12XはA12と比較して概ね1.5倍のスペックとみても良いようです。

CPU性能は1.5倍にとどまりますが、GPU性能はA12と比較して2枚程度の差があります。

こんな化け物スペックのA12Xが57800円から購入できるようになるなんて良い時代になったものです。

MacBook Airといい最近のApple製品のコスパの良さは羨ましさしかありません。

Apple信者になった時期が悪かったかもしれません・・・。

iPad Pro 第四世代

iPad Pro第四世代のAntutuスコアは720294でした。

iPad Pro第三世代と比較してGPUとMEMが進化している結果となりました。

これはA12ZがA12XのGPUを強化したモデルであることと単純にRAMが増えたことによるものですね。

あんまりかわらないなぁ・・・。

何故13Xを開発しなかったのか(おそらくはA12Xのスペックで十分だから)というところでは不満ですが、iPad Proの価格自体はその分安くなったのでまぁいいでしょう。

Antutuのアプリランキングだと測定機種の中で2位のようです。

1位はまさかの第三世代iPad Pro12.9ですがほとんど誤差の範囲。

iPhone 11 Pro Maxを見るにA12からA13へはかなり進化しているようですね。

カメラ性能の違い

Proのカメラとやらの質を見せてもらおうではありませんか。

ほとんど使う機会なんてありませんがここに触れなければ変わったところがなさそうなので・・・。

iPad Pro 3Gen

まずは撮影時のUIを見ていきましょう。

こちらは第三世代のカメラUIです。

iPad Pro 4Gen

次に、iPad Pro第四世代のカメラUIです。

第一世代にはない超広角用の「0.5x」の選択が左側にあることが確認できます。

超広角レンズを選択しているので第三世代iPad Proよりも画角が広くなっていますね。

それでは、肝心の画質を見ていきましょう。

iPad Pro 3Gen
iPad Pro 4Gen
iPad Pro3Gen
iPad Pro4 Gen

大して変わりませんね!

少なくとも私の目には違いがわかりません。

iPad Pro4Gen

違うのはやはり超広角レンズが追加されたことぐらいですね。

初めて使いましたがかなり良い感じ。

カメラの進化は悪い意味でもみられないようです。

  • リアカメラでポートレートが使えない
  • ナイトモード非対応

まず、第三世代からの不満であるリアカメラでポートレートができない問題。

フロントカメラでのポートレートはサポートされてるのがさらに腹立つポイント。

ポートレートは自撮りではなく被写体を撮るときの方が使うのでは・・・。

iPhone XRですらカメラ一つでもAIでポートレート対応できるのになぜiPad 「Pro」では実装しないのか?

スペックは「Pro」かもしれませんがAIは「Normal」のようですね。

次の不満は第四世代で新たに追加された超広角カメラと共にナイトモードが実装されなかったこと。

スタジオ品質のマイク、スピーカーを搭載していても肝心のカメラのAIがこれとは失笑ものです。

iOSのAIでできることがiPad用に最適化されたiPadOSのAIでできないのはただの怠慢です。

基本的にはiPhoneから画面が大きくなっただけですからね。

LiDARによるAR機能の強化

iPad Pro第四世代でも前モデルから最も進化したといえる点はこのLiDARスキャナの搭載。

このセンサーの搭載によってAR機能が大幅に強化されたことが先代との違いと言い切ってしまっても良いでしょう。

今回、LiDARの搭載によってどの程度AR機能が進化したのか評価すべくAppleの「計測」アプリを使ってみることにしました。

いまいちLiDARが真価を発揮するアプリがわからないのでとりあえず目についたこのアプリを選びました。

iPad Pro 第三世代

iPad Pro第三世代で距離を測ろうとするとかなり頻繁に「近づいてください」などの指示が出てきます。

iPhoneでのポートレート撮影時の注文に似ていますね。

被写体との距離をAIで処理して測定しているのでベストなポジションでなければ測定が難しいのでしょう。

iPad Pro第四世代

LiDARスキャナを搭載しているiPad Pro第四世代ではかなりカメラを動かして至る所を選択しても瞬時に距離の計測を行ってくれます。

iPad Pro第四世代のみを使っていればわかりませんが、LiDARスキャナ非搭載機とは認識が段違いに良いです。

これからAppleがより注力していくであろうAR機能を強化とはこのことだったのですね。

もう少しガッツリARを用いているアプリがあれば試してみても面白いかもしれませんね。

その他機能

A12Z、超広角カメラ、LiDARスキャナの実力はなんとなく理解できました。

それ以外に第三世代と第四世代で比較して変わったことはあるのか確認していきます。

スピーカー性能

スピーカー性能は特に変わらない印象です。

4機のスピーカーから流れる迫力のある音は動画鑑賞にぴったり。

コロナで自粛中ということもあり捗りますね。

Apple Pencilの挙動

第三世代、第四世代iPad Proが対応しているApple Pencilは共に第二世代のもの。

Apple Pencilの充電やペアリング位置は変わりませんし、書き味も全く一緒です。

本格的なイラストを描く人はGPU性能が上がっていることやRAMの増量の恩恵を受けるかもしれませんが。

マルチタスク

従来の第三世代iPad Proではブログ執筆中にSafariをバックグランドにするとアプリが落ちてリロードされていることがありました。

最近第三世代でガッツリと記事を書いてはいないので比較対象としては微妙かもしれませんが、少なくとも第四世代ではまだリロードされることは経験していません。

CPU性能はA12XもA12Zも基本的に変わらないのでiPad Proで様々な作業をする人にとっては第三世代で感じていたRAM不足の不満が解消されるのではないでしょうか。

私がiPad Pro第四世代で本格的に作業するのはMagic Keyboardの発売以降になるのでしばらくお預けです。

iPadがMacBook Airの変わりとなることができるのか試験する日が楽しみですね。

まとめ

以上、iPad Pro第三世代と第四世代の比較レビューでした。

前モデルと比較して分かったことはAR機能を使わない人にとっては正直何も変わらないということ。

そして、AppleのiPad Proに対するAIの開発の怠慢。

LiDARスキャナはたしかにプロユースの人にとっては望ましい進化点なのでしょう。

しかし、超広角レンズを搭載し「Proのカメラ」とiPhone 11 Proシリーズと同等のカメラ性能を匂わせながらもリアカメラでのポートレート非対応とナイトモードの非対応。

今回指摘したカメラのAI以外にもiPad「Proだけ」ソフトウェアキーボードの分割ができない問題もあります。

他の端末でできることを「Pro」であるにもかかわらず制限してくるAppleの姿勢には思うところがありますが、iPad Pro自体の完成度は非常に高いです。

前モデルよりも5000円安価な価格でRAMの増量に最低ストレージ容量の倍増、LiDARスキャナの実装など価格面での努力は非常に感じられる第四世代iPad Pro。

整備済み品が57800円からと安価な設定となった第三世代のどちらを購入すべきかしっかりと考えて購入しましょう。

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