こんにちは、Yotchanです。
本日はHidizs(@Hidizs)様に提供いただきスマホでもハイレゾ音源を再生可能にするDAC「S9 PRO」を体験してみたので紹介したいと思います。
Xperiaに直接有線イヤホンを挿して試聴するよりも高音質なのでオススメです。
Hidizs S9 Proの仕様
■ スペック | |
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DAC Chip | ES9038Q2M |
DSD | Native DSD64/128/256/512 |
PCM | 最⼤768kHz/32Bit |
筐体 | CNC加⼯アルミニウム合⾦ |
サポートOS | Android, Windows, Mac OS, iPad OS,iOS 注意:iOSをサポートするには、OTG機能を備えたLightning ケーブルを使⽤する必要があります |
インターフェース | Type-C |
アウトプットポート | 3.5mm, 2.5mm balanced |
マイク付きヘッドホン | 使⽤可能 |
電源 | バスパワー駆動 |
推奨インピーダンス | 8-300Ω (Recommended) |
重量 | 11g |
本体サイズ | 18(W)×8(D)×59(H)mm |
付属品 | USB-C to USB-C Cable USB-C to USB-A Adapter リアクリップ ユーザーマニュアル 合格証、E-Giftカード、シリアルナンバーカード |
■ シングルエンドアウトプット | |
出⼒ | 100mW+100mW (@32Ω) |
周波数特性 | 20-50kHz |
全⾼調波歪み+ノイズ | 0.0012% (@32Ω) |
SN⽐ | 120dB |
チャンネルセパレーション | 80dB (@32Ω) |
■ バランスアウトプット | |
出⼒ | 200mW+200mW (@32Ω) |
周波数特性 | 20-50kHz |
全⾼調波歪み+ノイズ | 0.0006% (@32Ω) |
SN⽐ | 119dB |
チャンネルセパレーション | 118dB (@32Ω) |
インジケーターLED | Yellow : DSD64 / 128 Purple : DSD256 / 512 Green : PCM44.1 / 48 / 88.2 / 96kHz Blue : PCM176.4 / 192kHz Red : PCM 352.8 / 384kHz White : PCM705.6 / 768kHz |
Hidizs S9 ProはDACチップにES9038Q2Mを採用している製品で、イヤホンジャックのないスマホやタブレット等でもハイレゾ音源を再生することができるDAPです。
最近ではApple Musicなどのストリーミングサービスでもハイレゾ音源が配信されたことをきっかけに関心の高まっているジャンルの製品なので気になっている人もいるのではないでしょうか。
Hidizs S9 Proの試用レビュー
外観と付属品
S9 Proの実物は非常にコンパクトかつ軽量で一見するとワイヤレスイヤホンの黎明期によくみかけた有線イヤホンをワイヤレス化する際に利用したBluetoothレシーバーのような外観です。
本体のカラーはブラックとシルバーの2色展開で今回提供いただいたサンプル品はシルバーの方です。
コンパクトな筐体でありながら3.5mmのアンバランス接続と2.5mmバランス接続に対応しています。
スマートフォンなどとの接続はUSB-C端子で行います。
付属品はケース、USB-C to C、Type-Aアダプターの3点です。
iPhoneで利用したい人は別途USB-C to Lightningケーブルを用意する必要があります。
ケースを装着するとクリップでバッグや胸ポケットに固定できるので便利です。
Xperiaのイヤホンジャックよりも明らかに高音質
今回はレビューにあたって手持ちのデバイスで唯一3.5mmジャックを備えているXperia 5 IIIで主に検証を行いました。
視聴する際に使用したイヤホンは高音を綺麗に鳴らすHidizsのMD4です。
スマートフォンの中では群を抜いてオーディオに力を入れているXperiaの3.5mmジャックと比較すると一聴しただけで明らかにS9 Proの方が高音質で驚きました。
音の解像度・厚みが段違いでS9 Proを通して聞いた時の方がよかったです。
USB-DACは主にスマートフォンで使用される製品だと思うのでXperiaよりも明確に上位な音を鳴らせる時点でDACとして申し分のない音質です。
流石にDAPほどの音質には至らない
Xperiaの3.5mmジャックよりも高音質なS9 Proですが、流石に定価15万円のDAP「ウオークマンWM1AM2」と比べると見劣りのする音質でした。
定価4万円程度のウォークマンのAシリーズと比べるといい勝負になるかもしれません。
低予算でハイレゾ音源を楽しみたい人にオススメ
HidizsのS9 Proは1万円台前半のDACとしては音質が良くコスパの高い製品であると感じました。
残念ながら4.4mmのバランス端子は備えていませんが、スマートフォンユーザーが対象の製品だと考えれば仕方がないのかもしれません。
わずか1万円の手出しで手持ちのスマホでハイレゾ音源を再生できるのでオーディオ機材を揃える際にイヤホンで精一杯でDAPにまで手が出ない人やiPhoneで高音質な音を楽しみたい人には最高の相棒となるでしょう。
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