こんにちは、Yotchanです。
iPad ProとMacBookのどちらも持っていない場合、先に購入すべきなのはどちらなのか。
両機種ともに長期でメイン機として運用していた経験のある私が、それぞれの特徴を抑えつつ考えていきたいと思います。
それぞれをメイン機にした理由
まず、イメージしていただきたいことは「新しく導入するデバイスで何をしたいのか」ということ。
パソコンが欲しいのか、タブレットが欲しいのか。
それとも両方として扱える万能なデバイスが欲しいのか。
iPad ProとMacBookを選択する上でこの点が最も重要になってきます。
そこで、まずは私がそれぞれのデバイスをメイン機に据えた理由からご紹介します。
iPad Proをメイン機として運用
もともと、私はMacBook Pro 15インチとMacBook Airの2台体制でブログの運営を行なっていました。
iPad Proも持っていたので、そちらでも記事の執筆作業をしようと思えばできましたが当時のiPadOS 13ではマウスやトラックパッドが正式にサポートされておらず、Magic Keyboardも販売されていませんでした。
当時の時点ではiPad Proで記事を執筆するためには手間がかかりすぎたのでモバイル環境で作業するのであればMacBook Airを使用した方がはるかに効率的でした。
このように、せっかくのiPad Proの性能をフルに発揮できない環境が1年続いたところで2020年4月にようやく光が差し込みました。
iPad向けのキーボードとして初めてトラックパッドが内蔵されたMagic Keyboardの販売が開始されたのです。
iPad Proはタブレットの頂点の性能や使い勝手はそのままに、制約はあるもののMacのような操作感で作業ができる理想のタブレットパソコンへと昇華されました。
その結果、ブログの運営でしかMacを触っていなかった私は主な作業環境をiPad ProとMagic Keyboardに移行して作業環境のスリム化を実行することにしました。
Macをメイン機として運用
理想のタブレットパソコンとなったiPad Proをメイン機としてフルに活用しながら半年間ブログを運営したところで、まさかの伏兵にその座をとって奪われることになります。
それはApple初の自社製チップを搭載したM1 MacBookの登場です。
M1 MacBookはiPad Proをメイン機にする原因となったIntel MacBook Airの不満点が見事に解消されたマシンに生まれ変わり、一度触れてしまったが最後でiPad Proで作業をすることに限界を感じてしまいました。
iPad Proはタブレットパソコンとしてはまさに私の理想のデバイスでしたが、ブログを執筆するという一点にだけ絞ってみるとトラックパッドの狭さやディスプレイを拡張できないなどの課題から作業効率がベストであるとは言えませんでした。
いくら万能とはいってもタブレットの限界とも言うべき一線は確かにそこにあり、専用マシンであるラップトップの市場が未だに健在である所以です。
どちらを先に買うべきなのか?
iPad ProとMacBookのどちらも持っていない人にとって、どちらを先に購入すべきかは悩ましい点であります。
そこで、選択に際して抑えておきたいポイントを何点かピックアップしてそれぞれを解説していきたいと思います。
自宅にパソコンはある?
まず、iPad ProとMacBookを選択する上で確認しておきたいことが自宅に快適に使用できるパソコンがあるかどうか、ということ。
「快適に」というところがポイントで、自宅にパソコンがあってもスペックが低くて使い勝手が悪いといったケースでは実質パソコンはないようなもの。
新しくiPad Pro or MacBookを購入する理由が既存のパソコンの買い替えorパソコンを持っていないのであれば買うべきはMacBookです。
その理由はiPad Proはパソコンの代替として使えるレベルにはなったものの、完全に代替できるとは言えないからです。
iPadOSのSafariは基本的にMac版と同じ挙動を取りますが、拡張機能を追加することができないため完全に同じように使えるというわけではありません。
例えば、「Box」というWebサービスではiPad版のSafariでPowerPointのファイルをアプリで開いて表示することができない(拡張機能が必須)ため、作業を行うことができません。
このように細かい部分でラップトップとの相違点があるため、パソコンを持っていない人はMacBookを購入した方が無難であると言えます。
行政系のサービスでこれと似たようなことがあると大変なことになりますよね。
タブレットで何をする?
次に確認したいことは、タブレットでしたいことがあるのかということ。
iPad ProでできてMacでできないことは概ねこれぐらいです。
- iPhoneのアプリを大画面で利用する
- Apple Pencilの活用
- タッチパネルでの操作
この中に一つもしたいことがない場合は、iPhoneとの使い分けに失敗してiPad Proを使用する頻度がかなり少なくなることが予想されます。
明確な理由もなくiPad Proを購入してしまうと「画面の大きいiPhone」でしかなく、片手で操作できないことからついつい寝転びながら使用できるiPhoneばかり使うようになってしまいます。
Youtubeを大画面で見たいという理由だけであればキーボードがついていて入力のしやすいMacBookの方が簡便です。
(Magic Keyboardを購入するのであれば別ですが)
使用頻度は?
最後に、確認しておきたい点はもともと使用していたパソコンなどの使用頻度がどの程度あったのかということ。
この点に関しては現在パソコンを持っていない人には関係がないので聞き流してください。
今までパソコンを持っていた人であまり使用する機会が少なかった人が新しいマシンに買い替えて使用頻度がどのように変わっていくか想像してみてください。
私の意見としては、買い替えたところで使用頻度は変わらないと思っています。
その理由は「パソコンを使用するという習慣がない」からです。
買い換えた直後は目新しさで触る機会を作るでしょう。
しかし、ある程度時間が経てば何をすればいいのかわからなくなり、「することがない」ので使用しなくなるのではないでしょうか。
この可能性が少しでもある場合はより日常的に使う機会の多そうなiPad Proを選択するということも一つの手です。
ある程度のことであればMagic Keyboardと組み合わせることでiPad Proでも行えます。
仮にiPad Proでできないことがあった場合は古いパソコンで少しの時間我慢して行えば解決できます。
*Officeアプリを多用する人はiPadではなくMacがオススメです。
アプリ版Officeしか使用できないiPadでの作業には制約があるからです。
まとめ
iPad Proを選ぶべき人
- タブレットとしても使いたい
- パソコンの使用頻度が非常に低い
iPad Proを選ぶべき人はこれらの項目に当てはまる人です。
なんといってもiPad ProはMagic Keyboardを購入することでパソコンのようにも使うことのできる点が魅力的です。
メールチェックやブラウザ上での作業程度であれば多少の制約はあるものの、iPadで完結するので便利です。
既にパソコンを持っている人で気軽に使用できるサブ機が欲しい場合にもiPad Proはオススメです。
MacBookを選ぶべき人
- キーボードを使っての作業が多く、長い
- タブレットに魅力を感じない
- Officeが必須な人
MacBookを選ぶべき人はこれらの項目に当てはまる人です。
iPad Proと違って外部ディスプレイにデスクトップを拡張して使用できるMacBookは作業時間が長い人にはかなりオススメです。
また、Officeなどの専用ソフトを使用する機会の多い人はデスクトップ版アプリが利用できるMacを先に購入した方が良いと言えるでしょう。
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