こんにちは、Yotchanです。
本日はM1チップ採用でどんどんMacに近づいているiPad Proは決してMacにはなれないと思う話をしたいと思います。
特にiPadでブログを運営することを検討している人にこそ知ってほしい点に触れていきます。
一時期iPad Proでブログの更新を行なっていた
2020年の春に発表されたiPad Proは先代のモデルの課題であったRAM容量の少なさを克服したことで飛躍的に使い勝手が向上した製品でした。
私は2020年モデルの11インチを3月に購入し、7月に12.9インチを買い足して以降12.9インチiPad Proで12月にM1 MacBook Airを購入するまで約半年間iPadだけでブログを運営していました。
この期間に見えてきたiPad Proの良かった点、悪かった点についてブログ運営の観点から紹介したいと思います。
iPad Proの良かった点
オールインワンなデバイス
ブログを運営する上でiPad Proが優れていると感じた点はオールインワンなデバイスであることです。
Magic Keyboardを装着すればMacライクに使用できますし、Apple Pencilを用いて記事の構想メモを走り書きできることも私にとっては大きかったです。
キーボードで覚書をタイピングするよりも直接手で書いたほうが頭の中のイメージはまとまりやすかったりしますよね。
このようにMacよりも利用できる形態や幅が広い点はiPad Proならではのメリットであると言えるでしょう。
また、スマホしか触ったことのないユーザーにとってはMacよりもスマホ同様に操作できるiPad Proの方が最初のとっつきやすさでは上かもしれませんね。
Macよりも気軽に作業にとりかかることができる
iPadメインでブログを更新しているときには気づかず、M1 MacBook Airに移行してから気づいたことはiPad Pro時代の方がより気軽に記事の執筆作業を行えていた点です。
いつもiPhoneで行なっているSNSの巡回や動画や雑誌をiPad Proで読んで一段落ついた時点で気が向けばそのままブログの記事作成にとりかかることがiPad時代には多かったです。
つい最近までろくにパソコンに触れる機会のなかった私にとってはMacでの作業はどうしても”タスク感”があり、MacBookを開くのが億劫だったんですよね。
その点、iPad Proは手に取るときに「今からブログを書くぞ!」というテンションではなく「SNS巡回して雑誌でも読むか」という緩い気持ちで始まり、気がつけば「暇だしブログでも更新するか」というように“タスク感”なく気軽に執筆を開始することができたのでブログの継続更新の習慣を定着させるきっかけになりました。
MacBookは外部ディスプレイに接続しっぱなしだったこともあって基本デスクでの作業になりますが、iPad Proはデスクに限らずリビングや寝室などその時の気分でダラダラ作業を開始することができたのも大きいですね。
もちろんMacBookのケーブルを抜いてリビングに持っていけばいいだけの話ではあるのですがそれすら面倒なんですよね。
デュアルディスプレイで作業した後にMacBook単体で作業をするとデスクトップがごちゃつきますし、再びディスプレイに接続するとまたウィンドウを移動し直してと・・・。
iPad Proはそもそもデュアルディスプレイ環境を構築することができないのでこのような問題に悩まされることがないという点ではある意味ストレスフリーでした。
iPad Proの微妙だった点
複数ディスプレイ環境を構築できない
iPad ProからM1 MacBook Airへ移行して便利だったのはデュアルディスプレイ環境の表示領域の広さです。
レビュー記事を書く際にはAmazonやメーカー公式HPを常に開いて情報を切り抜きながら執筆します。
その際にiPad Proではいちいちタブの表示を切り替える必要があってスムーズに記事の執筆が進むとは言えませんでした。
表示領域の広さは作業効率に直結するので重要です。
iPadOS 16でM1チップを搭載できるiPadでは外部ディスプレイ出力に対応しました
Magic Keyboardが12.9インチでも狭い
Magic Keyboardの登場でiPad Proはできることが飛躍的に増えてかなり使い勝手が良くなりましたがMacBook Airと比べると快適さでは天と地の差があります。
こちらは13インチのM1 MacBook Airと12.9インチiPad ProのMagic Keyboardを並べた画像です。
一目でご理解いただけるかと思いますがMacBook Airに内蔵されているトラックパッドは12.9インチのものよりも遥かに広いので操作の快適さで勝ります。
また、パームレストの広さも筐体が大きい分MacBook Airの方が広いのでタイピング時の安定感でもMagic Keyboardよりも上。
さらにキーの打鍵感についてもMacBook Air内蔵のシザー式キーボードの方が入力しやすいのでGood。
iPad Proでブログを更新するとなるとMagic Keyboardは必須となりますがMacBook Airの方が使い勝手はいいです。
Magic Keyboardをつけると重い
iPadのメリットの一つはどこにでも気軽に持ち歩くことができる機動性の高さですが、Magic Keyboardを装着するとそのメリットは消え去ります。
11インチですら1kgを超える重量になり、12.9インチにいたってはMacBook Airと大差ない重さに。
特に12.9インチはディスプレイサイズがタブレットとして使用するには大きすぎるので基本的にMagic Keyboardで操作をすることが多かったのでMacBookと用途的にも被ることが多くなってしまいました。
そうなると作業効率ではMacBookの方が勝るのでiPad Pro 12.9の存在意義に疑問が生じてくるようになりました。
ハードは良くてもOSがダメ
iPad Proがメイン機から降格となった理由は先の2つも大きいですが根本となるiPadOSがまだまだMacライクな用途で使用するには未熟だったことに尽きます。
外部ディスプレイを拡張ディスプレイとして使用できないこともそうですし、デスクトップ版と同じ挙動をするSafariが実装されていてもMacのようにWebサービスの拡張アプリやプラグインをiPad Proでは利用できない(iPadOSに対応していない)といったこともたまに経験します。
iPad ProでもM1チップが搭載されたので今後は改善の見込みはありますが現時点では中途半端なのでブログ運営という”Mac寄り”の用途で利用するのであれば素直にmacOS搭載のMacBookを購入した方がいいです。
Magic Keyboardのお金でIntel Macが購入できる件
iPad Proで半年ブログを運営した後にMacBook Airに環境を戻した結果見えたことは1日の限られた時間でブログを書く上で”作業時間の効率化”が何よりも重要なのでブログをするならやはりMacに限るという事実でした。
記事の執筆に慣れてある程度ブログが軌道に乗ってくると行き着く先は効率化になってくるので最初からその環境を用意しておくのがベストです。
このように実用面でMacBookを推していますがそれ以外にも推し要素はあります。
M1 MacBookの発表に伴ってIntel Macの中古相場は以前では考えられないほど安くなっているのでモデルによってはMagic Keyboardよりも安価にMacBookを調達できます。
iPad Pro 12.9の第4世代以降とMagic Keyboardの組み合わせは中古でも11万円程度の出費を覚悟せねばならないので中古MacBookを購入した方が合理的です。
特にMacBookの12インチ2017年モデルはMacBook Air 2019と大差ないスペックを備えながらも発売年数の古さから相場が安くなっているので狙い目です。
ブログをやるならやっぱりMac
iPad Proでのブログ運営は一見するとロマンの塊です。
しかし、あくまでも”ロマン”でしかなく実用面でMacBookを取ったほうが絶対に後悔はしないと思います。
中古の型落ちIntel Macを買って外部ディスプレイやMX Master 3といった周辺機器に投資した方が同じ金額の投資でも作業効率は段違いなので実利を取ることをオススメします。
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