こんにちは、Yotchanです。
本日はM1チップが出た後でもMacBook Pro 16は買う価値があるのか私の見解を書き連ねていきたいと思います。
M1 MacBook Airを購入した今でもMacBook Pro 16は私にとって魅力的なマシンです。
MacBook Pro 16
MacBook Pro 16インチは2019年11月に発売された現行Intelチップ搭載のMacBookシリーズにおいて最高のスペックを誇るマシンです。
処理能力という意味ではM1チップの方が優秀であるとされていますが、M1チップ搭載のMacBook Air/ Pro 13にはないdGPUを別途搭載しています。
そのため、グラフィック性能を要する用途であればM1 MacよりもIntelチップを搭載しているMacBook Pro 16インチを選択するのも十分にアリということで非常に悩ましい存在に。
詳しいMacBook Pro 16の使用は過去記事に任せるとして、今回はM1チップ搭載機ではなくMacBook Pro 16を選ぶべき人はどのような人か要点を整理していきたいと思います。
MacBook Pro 16を見極めるポイント
Windowsが必要かどうか
MacBook Pro 16でできてApple Silicon搭載Macでできないこと。
それはBootCampでのWindowsの利用です。
M1 MacはBootCampに非対応ではあるものの仮想デスクトップソフトのParallelsがARM版Windowsをサポートできるようになりつつあります。
しかし、ARM版のWindowsは我々が思っている通常のWindowsとは少し異なります。
注意喚起 ARM版Windowsの購入について
Surface ProXをはじめとして、ARM版WindowsというOSが搭載されているノートPCが販売されています。
ARM版Windowsというのは、通常のWindowsOSではなく、タブレット向けの特殊なOSです。
こちらについて、現状においては、いわゆる「通常のWindows向け」のソフトウェアはほぼ動作をしない状況です。正確にお伝えすると、ARM版のWindowsでは、x86アーキテクチャのソフトウェアは動作保証外となっていますし、ほとんどのソフトウェアにおいて、ARM版のWindowsでは動作保証がありません。
判明している状況では、VPNの動作確認ができておりませんし、お持ちのプリンターをはじめとした周辺機器も使用できる保証がありません。
(徐々に互換性が増えてゆくという計画ではあるようです)よほどPCに詳しく、新しいものを自己責任で試したいというのでなければ、このARM版Windowsを使用したPCを購入しないことをお勧めします。
上智大学 情報システム室
M1 Macで仮想デスクトップ上でWindowsが利用できたとしてもARM版であるため、使用したいソフトがサポートされていない可能性は高く現時点では実質的に運用できないものと考えておいた方が無難です。
そのため、MacとWindowsを両方使いたいと考えている人はIntelチップ搭載のMacBook購入した方が良いでしょう。
しかしながらBoot Campは完全にMacBookをWindows機と同じように使えるわけではないということも事実。
MacBook内蔵のキーボードが使えなかったり、環境によってはBluetoothが機能しないバグも発生することもあります。
MacBook Pro 16の価格は最低でも27.3万円もするので、M1 MacBook AirとSurfaceを2つ買ってもコスト的には変わりません。
MacでWindowsを利用したいというだけの理由であるのならば2台買った方が運用が楽なのでそちらをオススメします。
MacでもWindowsでもdGPUが必要な場合はMacBook Pro 16を一つ選んだ方がトータルコストは抑えられるのでご自身の用途をしっかりと整理してください。
dGPUが必要かどうか
Apple Silicon第一世代のM1チップは一体型のGPUでありながら非常に高いグラフィック性能を誇りますが、独立型のGPU(dGPU)を搭載しているMacBook Pro 16には流石に劣ってしまいます。
そのため、Macで行う作業にdGPUが必要かどうかという点はモデル選定で非常に重要になってきます。
複数のYoutuberさんの評価を見てみると4K動画の編集もM1 MacBook Airでも十分とのことでしたが、書き出し速度はMacBook Pro 16の方が短時間で済むようです。
作業時間をあまり取れない人はMacBook Pro 16を選択するのもありかもしれません。
私は現在MacBook Pro 15 2017を愛用していますが、このMacではParalells上のWindowsでSteamで購入したゲームをプレイするという頭の悪い使い方をしているのでdGPUはあったらあったでMacの使い道の幅が広がるので便利です。
M1 MacBook Airを追加で購入した今となっては別途Windows機を用意して2台体制で運用した方が追加投資という意味では遥かに安上がりなので、今後dGPU搭載機を購入することはおそらくないとは思いますが。
ソフトや周辺機器のM1チップへの対応具合
M1チップとIntel Macを語る上で外せないことは普段利用しているソフトや周辺機器のドライバーがM1チップに対応しているのかということ。
これらがM1チップに対応していない場合は自然とIntelチップを搭載しているMacBook Pro 16を選んだ方が無難であることは間違いありません。
利用したいソフトがマイナーなソフトである場合はM1チップへの対応が遅いケースが多いと思うのですぐにでも利用したい場合はIntel Macを購入した方が良いでしょう。
使いたいディスプレイの枚数やポート数
MacBookで利用したいディスプレイの枚数が多い人は自然とIntel チップを搭載しているMacBook Pro 16を選択した方が良いでしょう。
M1チップは現状1つの外部ディスプレイへにしか対応していないので、外部ディスプレイを複数接続したい場合はIntel Mac一択になります。
M1 Macでもアダプターを利用すれば複数のディスプレイへの出力ができるようですが、公式な手法ではないため安定して利用できる保証はありません。
常に広い作業領域が必要な人はMacBook Pro 16を選択しても良いかもしれません。
また、M1チップ搭載のMacBookシリーズは本体に2ポートしかない点も特徴です。
ハブを別途購入すれば解決する話ではありますが、本体に4ポートある方が使い勝手が良いと考える人は現状MacBook Pro 16を購入しても後悔はないでしょう。
M1 MacBook AirとMacBook Pro 15 2017を併用した感想
参考までにM1チップ搭載のMacBook AirとdGPUを搭載しているMacBook Pro 15 2017を併用した感想を紹介をしたいと思います。
まずはmacOSでの作業に関してですが、これは間違いなくM1 MacBook Airの方が快適に行えています。
M1チップの高い処理能力によるキビキビとした動作や、スリープからの復帰の早さに外部ディスプレイへの出力のスムーズさ。
私のMacBook Pro 15が2017年モデルという古さも影響してはいるものの2019年モデルのMacBook Airと比較してもかなりレスポンスはいいので使用していてストレスはありません。
MacBook Pro 16であればmacOSもよりキビキビ動くとは思うのでこの点はふーんと流してください。
一方、dGPUを搭載しているMacBook ProではParallelsでWindowsのゲームがプレイできるので本格的な娯楽にも使えます。
特に車内でもPS4で販売されているタイトルがプレイできるのは嬉しいところ。
もちろんMacに拘らずにWindowsのゲーミングノートを購入すればいい話ではありますが、一台でMacとWindowsの双方を利用できる点はIntel Macの魅力です。
M1 Macを購入した今でもより快適にSteamゲームがプレイできるMacBook Pro 16は気になるマシンです。
最後のIntelチップとdGPU搭載機であるMacBook Pro 16は手元にあってもいいかなと思うほど。
お金に余裕があれば間違いなく買っていますね。
まとめ
最後に、MacBook Pro 16を選ぶべき人の特徴をまとめて終わりたいと思います。
MacBook Pro 16を選ぶべき人は以下の項目に1つでも当てはまる人です。
- MacとWindowsを1台で使用したい
- dGPUが欲しい
- 安定した環境が欲しい
Apple Siliconはまだ第一世代ということで、圧倒的な性能を誇るもののまだまだ未開拓の新天地。
ソフトや周辺機器との相性や対応は完璧とは言えず、ある程度の割り切りが必要なマシンであることは周知の通りです。
仕事で使用するような人にとっては従来のソフトを最高のスペックで使用できるラップトップであるMacBook Pro 16はまだまだ選ぶ価値のある存在と言えます。
MacBook Pro 16の購入を決意した人が気になるのは少しでも安く入手する方法ではないでしょうか。
Amazonで購入すると16インチMacBook ProはAppleで購入するよりも4.2万円も安上がりなので一度チェックしてみましょう。
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