こんにちは、Yotchanです。
本日は理想のストリーミング音楽視聴環境を構築すべくWalkman NW -ZX507を購入した理由を紹介したいと思います。
購入のきっかけ
今回、NW-ZX507を購入したきっかけとなる出来事は1ヶ月前に記事にした高音が綺麗なイヤホンが欲しいと思うようになったことです。
解決策として「新たにイヤホンやヘッドフォンを購入する方法」と「DAPを導入するという2種類の方法」を提示していたうちの後者を取った形になります。
ZX507を選んだ理由に直接関わる話なので上記記事もご一読いただけますと幸いです。
Walkman NW-ZX507とは
Walkman NW-ZX507はAndroid OSを採用しているハイエンドなストリーミングウォークマンです。
最低価格が3万円程度と比較的安価なNW-A100シリーズとは価格の桁が違う定価8万円+税の高級モデルとなっています。
上には上のモデルがさらにあるのですが一般的には十分ハイエンドモデルとして分類される製品ではないでしょうか。
主な仕様をざっくりと記載するとこんな感じです。
- OS Android 9.0
- 64GB(※実使用可能領域は約48.64GB)
- Bluetooth 5.0
- 対応フォーマット:MP3,WMA ,FLAC ,WAV ,AAC ,HE-AAC, Apple lossless,AIFF,DSD,APE,MQA
- 対応コーデック:SBC , AAC, LDAC, aptX, aptX HD
- デジタルアンプ:S-Master HX
- DSEE HX/DSEE Ultimate対応
- 3.5mmアンバランス接続
- 4.4mmバランス接続
- 充電端子:USB-C
- MicroSD対応
DSEE HX/Ultimateに対応
NW-ZX507の魅力でまず浮かぶ点はストリーミング音源をDSEE HXで高音質化できること。
「DSEE HX機能」とは?
WALKMAN®などにも搭載されているソニー独自の高音質技術です。MP3やAACなどの圧縮音源について、圧縮によって失われがちな高音域や消え際の微小な音を再現。ハイレゾ相当の高音質で楽しめます。
※有線ヘッドホン接続時に有効です。ハイレゾ相当の音質で楽しむには、ハイレゾ対応ヘッドホンが必要です。
SONY
いつもiPhoneで視聴している音楽を高音質で聴きたいと思っていた私にドンピシャな素晴らしい機能です。
また、ZX507は「DSEE Ultimate」という機能に対応している点も魅力の一つです。
DSEE Ultimate」とは?
ソニー独自のAI技術で高音域の表現力や微細な音の再現性が向上。ストリーミングサービス*1や、ワイヤレスヘッドホン*2にも対応し、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングして再生します。*3
*1 お使いのサービスの仕様により、非対応の場合があります。
*2 LDAC対応ヘッドホン(別売)が必要です。
*3 ハイレゾ相当の音質で楽しむには、ハイレゾ対応ヘッドホン(別売)が必要です。
LDAC対応のヘッドフォンがあればワイヤレスでも圧縮音源をアップスケーリングできるという素晴らしい時代になったようです。
残念ながら私が所持しているワイヤレスイヤホンやヘッドフォンでLDACに対応している製品がないのでこの機能を試すことはできませんが、いずれ購入しようと思っていたのでその時まで楽しみにしておこうと思います。
DSEE HX/Ultimateに関しては下位モデルのA100シリーズでも対応しているのでこれらだけではZX-507を購入する動機にはなり得ません。
私がZX-507を選択した理由はこれから紹介する2つの付加価値に魅力を感じたからです。
S-Master HXを採用
WM1シリーズ用に開発したハイレゾ再生対応の高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」(*2)を採用
DSDネイティブ再生(最大11.2MHz)およびWAV再生(最大384kHz/32bit(float/integer))に対応しました。また、アンバランス接続時は50mW+50mW(16Ω)、バランス接続時には200mW+200mW(16Ω)の実用最大出力を実現しました。
SONY
一つ目の付加価値はデジタルアンプにS-Master HXを採用していることです。
S-Master HXは定価12万円と30万円のラインナップを擁するWM1シリーズ用に開発されたデジタルアンプです。
このようなプレミアムなアンプから出る音を視聴してみたいという欲望に勝つことができませんでした。
バランス接続に対応
左右の音を完全に分離するバランス出力に対応
バランス出力では左右の音を完全に分離し、ステレオ感に悪影響を与えるクロストーク(左右の信号の混信)を限りなく低減することで、ノイズの少ない低歪で繊細なサウンドを再現します。
2つ目の付加価値はバランス接続に対応していることです。
アンバランス接続はいわゆるスマホなどについているイヤホンジャックのことを指します。
私は今まで有線で音楽を試聴する際にこのアンバランス接続しか使ったことがなかったのでバランス接続なるものを試してみたくなりました。
NW-A100シリーズではなくZX-507を選んだ理由
ZX507がいくらA100シリーズよりも優れているとは言え価格が2倍以上違うのでそう簡単に購入できる金額ではありません。
昨年Apple製品を総入れ替えした私は資金が枯渇しているのでZX507を購入すると自由に使えるお金が2万円程度にまで減ってしまいます。
それでも安いA100シリーズを購入しなかった理由を何点か紹介したいと思います。
ワイヤレスで使用しない
私がA100を購入しなかった最大の理由は新たに導入するウォークマンをワイヤレスで使用することを想定していないからです。
ワイヤレスでの使用がメインなのであればS-Master HXやバランス接続といった有線接続のみで発揮されるZX507の付加価値は消滅するのでA100を購入するのが最適解となるでしょう。
しかし、私の用途ではむしろ有線での使用がメインとなる予定です。
LDAC対応のヘッドフォンやイヤホンを所持していないのでDSEE Ultimateを使用できないということも理由の一つですが、そもそも新たにDAPを導入するきっかけとなったのは私が所持しているHA-FX1100というイヤホンに再び魅了されてしまったことにあります。
HA-FX1100という素晴らしいイヤホンを使用するためにはイヤホンジャックが廃止されてしまった今ではこのような不恰好な視聴スタイルを強いられることになります。
もちろん、Lightning to MMCXのリケーブルを購入することもしましたが買ったケーブルが悪かったのか音質面で純正のケーブルには敵わず使用を断念しました。
2万円程度の価格帯でLightningのリケーブルを探そうと思いましたがiPhoneでしか使用できないケーブルにそれだけの価値を見出すことはできませんでしたし、iPhoneからLightning端子が撤廃された瞬間にただのゴミと化します。
そう考えると有線接続専用機を用意した方が汎用性や自由度は高いのではないかと思いDAPを用意することにしました。
この時点ではWalkman以外のDAPも選択肢としてありましたが、仕様を流し見したところaptXに対応していないBoseのNCH700を使用する上で必須のAACコーデックに非対応の製品をそれなりの頻度で見かけたので比較することが面倒になりWalkmanの中から選ぶことにしました。
そこでA100とZX507が候補として上がったわけですが有線接続での使用という観点で見ると明らかにZX507を選ぶべきです。
せっかく音質に拘って専用のDAPを用意するのであればZX507に採用されているプレミアムな付加価値が無ければ手軽に音楽を視聴できるiPhoneと棲み分けすることはできないと思いZX507の購入に至りました。
NW-A35を使用していた時はバッテリー持ちの悪さと当時イヤホンジャックのあったiPhoneと別に持ち歩くほどの音質の良さを感じずに結局使わなくなった経験もこの決断を後押ししています。
手軽なiPhoneを使おうと思わなくなるような圧倒的な高音質なDAPでなければすぐに使用しなくなることは目に見えています。
できるだけ長く使用したい
私にとってDAPはスマホのように毎年買い換えるようなものではない(前提がおかしいですが)ので1つのDAPをできるだけ長く使いたいという思いがあります。
いいモノを長く使う方がトータルの出費で見ると安くなったりしますからね。
どうせ私のことなのでA100を選んだら更なる上の音質に興味が湧いて結局ZX507を買うことになりそうな気しかしません。
そうなるのであれば最初からZX507を購入した方がストレスフリーです。
まとめ
以上が私がZX507を購入した理由でした。
まだ手元に届いていないので到着が待ち遠しいです。
2019年発売のモデルなので近いうちに後継機が出そうな気がして怖いですが、流石に新品で買う余裕はないので今のタイミングでZX507を中古で買うのが私に取ってのベスト。
色々と込み込みで納得できる価格で買えたので届き次第レビューしたいと思います。
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