こんにちは、Yotchanです。
本日は高校生の頃の私と父親のWiFiの利用制限をめぐる攻防の記録を振り返っていく雑記を記していきたいと思います。
父親によるWiFi制限
私が高校生だったのは約10年近く前。
当時はスマホ黎明期ということもあり、Twitterなど各種SNSが普及し始めていました。
私が高校生の頃はスマホではなくガラケーユーザーだったので愛用していた端末はiPod Touchでした。
高校生というものは暇さえあればずっとiPod Touchをいじるもの。
私が父親にWiFiの接続を制限されるまでそう時間はかかりませんでした。
ここから私のガジェットオタクへの道が始まったと言っても過言ではありません。
WiFiの制限内容
ある日を境に私のiPod Touchが午前0時になるとWiFiが繋がらなくなりました。
父親に聞いてもはぐらかされましたが朝になるとWiFiは復活する。
午前0時を過ぎても父親のiPhoneはWiFiに接続されていることから機械の故障はあり得ない。
そこで、いろいろ調べたところこの現象が起こる機序を理解しました。
それは「WiFiルータへの特定Macアドレスでの接続制限」。
あらゆる電子機器には「Macアドレス」というものが振り分けられています。
iPhoneやiPod touch , iPadではWiFiアドレスがMacアドレスに相当します。
端末ごとの固有のMacアドレスを利用して父親は私の端末のネットワーク制限を行なっていたようです。
元々、私の父はリモートデスクトップで会社のパソコンにアクセスすることがあったため家庭用のWiFiでもそれなりにセキュリティには気を配っている方でした。
家のWiFiに接続するためには事前にWiFiルーターの設定画面で接続したい端末のMacアドレスを登録せねばなりません。
私のiPod TouchもWiFiに接続する際に父親にMacアドレスをルーターに登録されています。
おそらくそこから私のiPhoneのみ午前0時を過ぎると朝までWiFiが繋がらないようにされていたのでしょう。
これで我が家におけるWiFi制限の仕組みは理解できました。
そこから私は対策を立てていくこととしました。
1.有線ケーブルから自前のルーターを用意して無線ネットワークを構築
まず私が最初に思いついたのは自前のWiFiルーターを用意すること。
要は父親のWiFiルーターからネット接続をするから利用制限をされるのです。
ならば自前でWiFiルーターを用意すればいいのです。
この方法は最初はうまくいきましたが、掃除に部屋に入った母親にルーターを発見されて回収されて使えなくなりました。
何度か繰り返そうかと思いましたがいたちごっこにしかならないので別の方法を模索することにしました。
2.ノートパソコンをWiFiの親機にする
WiFiルーターが早々に見つかってしまったことにより自前で用意する方法は断念せざるを得ませんでした。
しかし、この方法で学んだことは大きかった。
それは有線での接続に制限はかけられないということ。
LANポートに直接接続さえしてしまえばネットが利用できることはわかりました。
つまり、有線接続をしていても不自然ではないデバイスからWiFiを飛ばせばバレないということ。
そこで思いついたのがパソコンをルーターにする方法。
当時の私はWindows 7のデスクトップパソコンが唯一部屋にあるパソコンでした。
さすがに夜中にデスクトップパソコンを操作しつつ親が来たら布団に入って寝たフリをするというのはあまりにもバレバレですし、これをしてしまえば部屋のブレーカーを毎夜落とされてしまうことは想像に難くありません。
そのため、デスクトップパソコンのモニターは付けずにWiFiルーターとしてのみ稼働させる方法を選択。
元々はパソコン経由でPSPのCFWからゴッドイーターのオンライン集会所に入るために用意したアダプターをiPod Touchに転用した形になります。
当時愛用していたELECOM製のアダプターは5年前に販売終了となったようです。
適当に調べて見つかったものがあるので困っている人は試してみてはいかがでしょうか。
3.iPod TouchのMacアドレスを偽装
パソコンをWiFiの親機にするという方法は良かったのですが、やはり問題があり使用できなくなりました。
デスクトップパソコンの音でバレてブレーカーを切られるやつ。
予想通りですね。
この頃には私はiPod Touchを第三世代から第五世代に乗り換えています。
当時の私はiPod Touchの脱獄に手を出しており、本来は左上にキャリアの代わりに「iPod」と表示されるところをZeppelinでLTEアンテナと「Softbank」のキャリアアイコンに書き換えていました。
それぐらいどっぷりと脱獄ライフを楽しんでいた私はある発想に至ります。
それはiPod TouchのMacアドレスを父親のiPhone 4SのMacアドレスに偽装すること。
私のiPodのMacアドレスが弾かれるのであれば父親のiPhoneのMacアドレスに偽装すれば弾かれることもない。
今までの2つの方法よりも永久的に有効な方法とあってかなり有力。
そこで、さっそく調べて実行することにしました。
私が脱獄していた頃にメジャーだったMobile TerminalにてMacアドレスの偽装に成功しました。
覚書によるとRoot権限でログインして「sudo nvram wifiaddr=設定したいMacアドレス」を入力後「Reboot」と入力する。
これでMacアドレスの書き換えができたようです。
懐かしい。
iPodに限らずWindowsやMac , AndroidでもMacアドレスを書き換えるツールはあるはずです。
MacアドレスでWiFiの接続制限をされている場合はこの方法を使えば100%解決できます。
なにせ親のデバイスのMacアドレスですからね。
繋がらないわけがない。
ただし、Macアドレスの偽装をする場合は元のMacアドレスをメモすることを忘れないようにしましょう。
何か不具合が起こった際に修理に出すたすときにMacアドレスが異なっていると受けてもらえなくなります。
まとめ
以上が高校生の頃の私と父の知恵比べでした。
最終的には私の勝ちで、以降ストレスなくネット生活を送ることができて非常に快適な高校生活でした。
私はあまりにも様々な制限の中で育ってきたので必要に迫られてiOSなどに詳しくならざるを得ない環境にありました。
結果、知識が集積されていく中で多くのデバイスに触れることになり、今ではApple製品に囲まれて過ごしています。
iPhoneは6年間で10台以上使用し、iPadは7台、Mac3台、Android6台など重度のガジェットオタクが誕生するきっかけとなった高校時代。
かつて学んだ知識があって今私はこうやってブログを書いています。
最後に、今の私が現代でWiFi制限をされたとしたらどのような回避方法をするのか考えてみたので共有します。
それは格安SIMを契約すること。
今の時代は当時と違ってMVNOがあるので気軽に自前でケータイ回線を契約できるのでいい時代になりましたね。
月額1000円以内でサブ回線を持てるとは羨ましい限りです。
とはいったものの高校生の頃の私のお小遣い2000円では出せない出費ではありますが。
バイトができればよかったのですが、遠方の私立高校に通っていたのでできなかったことが悔やまれます。
この記事が昔の私のような人のお役に立てれば幸いです。
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