
こんにちは、Yotchanです。
本日はMacの発熱を防止するためにUSBドックを新たに導入したので紹介したいと思います。
意外とHDMI端子を2つ搭載しているドックはなかったので探すのに苦労しました。
外部ディスプレイに出力中の発熱問題

私が今回、USBドックを導入するに至った背景は外部ディスプレイに出力中の発熱が酷かったからです。
現在まで使用していたMacBook Pro用のUSBハブは本体に直刺しのタイプ。
理由は外出時でも利用できるようにということで選択しましたが、問題が一つだけありました。
HDMI端子からディスプレイ出力をするとUSBハブが発熱し、MacBook Pro本体にまで影響する懸念が発生。
とはいったもののMacBook Proを購入してからずっとこのスタイルで一年半が経過していたのでそこまで真剣に捉えていたわけではありません。
しかし、1月の引っ越し以降デュアルディスプレイからトリプルディスプレイへとディスプレイ枚数が増加したことによりMacBook ProへのUSBハブからの放熱の影響は2倍に。
流石に気になってきたので別途外付けのUSBドックを導入することを決意した次第です。
私がUSBドックに求めたこと
上記の理由でUSBドックの導入を決めた私ですが、正直あまりこういったものを買う機会がなかったのでまずはUSBドックに求めることから考えていくこととしました。
- HDMI端子が二つある
- 外部電源あり
私が今回のUSBドックに求めたことは上記の2点。
まずは現在2つあるディスプレイを一つのドックで同時に出力できること。
次に、外部のACアダプターからの給電ができること。
今回、USBドックを導入する理由はMacBook Proの発熱を少しでも減らすことにあります。
そのためには、MacBook Pro本体から各種外部デバイスに給電してしまっては本末転倒です。
発熱を少しでも減らすためには外部電源は必須条件。
WAVLINK 「WL-UG69DK1」を選択した理由

私が今回選択したUSBドックはWAVLINK社の「WL-UG69DK1」です。
選択した決め手は2点。
HDMI端子が2つあることと、この手のUSBドックの中でも比較的安価であった点。

- HDMIポート×2
- Displat Port×2
- USB3.0×6
- LANポート×1
- AUX×1
- マイクポート×1
この製品が備えているポート数は上記の通りです。
意外とHDMIポートが2つ搭載されているUSBドックってないんですよね。
HDMI+Display Port or VGAの製品は数多くありますが、HDMIが2つあるものはほとんどありません。
あまりモニターには詳しくないのでわかりませんが、Display Portが現在では主流なのでしょうか。
ディスプレイ用のポートは合計で4つありますが、同時に出力できるディスプレイは2枚までという点には注意が必要です。
また、USB3.1ではない点が気になるといえばなりますが、ハードディスクはTime Machine用の外部SSDと接続する程度なので私は気にしないことにしました。
USB3.1に対応するドックはさらに価格が上がるのでここは妥協ポイントでした。

価格もディスプレイを二枚出力できるUSBドックにしては割と安い部類。
普通に2万円後半のものが多い中、2万円未満の価格設定は評価できるポイントです。
どちらかというとUSBドックはMacの周辺機器としては贅沢品なので少しでもコストは低い方がありがたい。
開封の儀

それでは早速開封してみることにしましょう。
箱が予想していたよりも大きかったので驚きました。

- ドック本体
- ACアダプター
- USB-A to C
- USB-C to C
- 取扱説明書
内容物はこんなかんじです。
ドックとMacやWindowsへの出力はUSB-Cで行うので付属品だけで事足ります。


ポートの数は先述のとおりです。
買って初めて意識しましたが、LANポートもありますね。
WiMaxの電波が自宅では弱いので有線接続してみるのもいいかもしれません。
セットアップ方法
WL-UG69DK1で外部ディスプレイに出力するためにはドライバーをインストールする必要があります。
初回接続時に何か自動でインストールされていましたが、それでは私の環境ではモニターが映りませんでした。
OSによってインストールせねばならないドライバーは変わります。
自分の環境に適しているドライバーをインストールしましょう。
Wavlink 公式HP

macOS BigSurのリリースから2ヶ月が経ち、ようやくドライバーが更新されました。
macOS BigSurのM1 MacBook Airでの出力も確認しました。
しかし、インストール時の注意書きにて次項で説明するDisplay Linkのソフトウェアのバージョンの方が新しいという表示があったので最新版を希望する人はそちらをインストールしてください。
ドライバー:WAVLINK

ダウンロードが終了したらあとはドライバーをインストールして再起動するだけです。
Display Link
Wavlink公式HPからダウンロードできるドライバーはDisplay Linkなのですが、どうやら公式HPで公開されているバージョンよりも少し古いようです。
WavlinkのHPからダウンロードしたドライバーで出力ができなかった場合は公式HPからダウンロードしたものをインストールしましょう。
ダウンロード:Display Link
使用感

発熱対策として導入したWL-UG69DK1の使用感を紹介して締めたいと思います。
まず、肝心の発熱問題ですがかなり解消されました。
やはりMacに直挿しでないというだけでドックの発熱が本体に伝わらないのがいいですね。


本体とドックの接続はUSB-Cケーブル一本なのでかなりスッキリしました。
かれこれ一年半USBハブを2つ直挿しスタイルだったのでMacBook Proが少し小さくなったようで不思議な感覚。
残念ながらドックからの給電はできなかったのでMacへの充電のために別途ACアダプターが必要です。
次に、LANポートの評価をざっくり記載します。
結論から言うと速度は上々。
WiMaxのルーターでのWiFi接続では10Mbpsしかでていませんでしたが、LAN接続すると20Mbpsにまで改善されました。
WiFiの速度が遅い人は有線に切り替えると少し快適になるかもしれません。
自宅でのWiMaxはほんとに遅いんだよなぁ・・・。

また、M1 MacBook Airでも2台の外部ディスプレイへの出力に成功しました。
Intel Macユーザーのみならず、M1 Macユーザーにとっても使い勝手の良いUSBドックです。
まとめ

発熱対策にUSBドックを購入した結果はかなり快適になりました。
やはりMacへの熱のダメージは極力避けたいのでこういった追加投資はしておくにこしたことはありませんね。
特にHDMI端子が2つあるものを探すのは至難の技。
ほとんどないのでこのUSBドックになるのかなと思います。
特に動作に問題はないので是非ともお勧めしたい一品です。