こんにちは、Yotchanです。
本日は個人的に超気になっていたJAPANNEXTのモバイルディスプレイ『JN-MDO-IPS140FHD』を購入したので紹介したいと思います。
この製品はモバイルディスプレイの完成系であると言っても過言ではありません。
『JN-MDO-IPS140FHD』とは
『JN-MDO-IPS140FHD』は私が欲しかった理想の車内利用のモバイルモニターが実現された製品です。
USB-Cケーブル一本で出力ができ、本体に接着するタイプなので置き場所に制限のある車内でも気軽に利用することができるモバイルディスプレイです。
オートフリップ機能が搭載されていることで商談時に顧客への資料の共有がスマートに行えます。
また、単体でも自立できるので活用の幅が広い素晴らしいアイデア製品です。
『JN-MDO-IPS140FHD』を実機レビュー
外観と付属品
『JN-MDO-IPS140FHD』の外観はこんな感じです。
一見するとチープな印象を受けましたが本体にテープで接着して運用することを考えると軽さは正義です。
付属品はこんな感じです。
USB-CケーブルやminiHDMI to HDMIケーブルが付属しているのでそのまますぐに使用することができます。
また、実際の取り付け工程が分かりやすく解説されたガイドも同梱されていました。
取り付け方
『JN-MDO-IPS140FHD』を使用する前の準備として台座プレートの貼り付けを行いました。
取り付けガイドには両面に左右それぞれのガイドが記載されているので好みに応じて選択しましょう。
MacBook Pro 15インチにプレートを貼り付けるとこんな感じです。
左側の正方形プレートの部分はディスプレイの端にある突起部分にぴったりと重なるように設置されます。
プレートの貼り付け後はテープがパソコンにしっかり接着するように念のため一晩ディスプレイを取り付けずに寝かせておきました。
台座プレートはテープでの固定ということもあって再利用ができません。左右のどちらにディスプレイを配置したいかよく考えた上で設置しましょう。
13インチのパソコンではサイズに注意
『JN-MDO-IPS140FHD』を15インチのMacBook Proに貼り付けた際の厚みはこんな感じです。
厚みが概ね2倍になるのでタイトなケースを使用している場合は別途モバイルディスプレイ単体を持ち運ぶ用のケースを用意した方が良いでしょう。
また、13インチのラップトップを使っている人は14インチモデルではディスプレイが横にはみ出てしまうので11.6インチモデルを選ぶか持ち運びの際は分離してそれぞれケースに入れて管理することをオススメします。
車内での利用にベストなモバイルディスプレイ
『JN-MDO-IPS140FHD』は私が期待していた通り、車内での利用に最適なモバイルディスプレイであることを使用を開始してすぐに実感しました。
通常は置き場所がないことから運用できないモバイルディスプレイを気軽に扱える快適さは一度体験するとやめられません。
車内で運用するモバイルモニターとしてはJAPANNEXTの『Tri-Screen』の使い勝手も最高でしたが、右側のディスプレイが運転席のドアに干渉するので使いやすい角度に調整することができない点はネックでした。
また、3画面が必要なシーンはそこまで多くないので2画面でドアに干渉しない『JN-MDO-IPS140FHD』が車内ではベストという印象です。
『Tri-Screen』もかなり使いやすいモバイルディスプレイなので車載用のモニターを探している人は要チェックです。
アンチグレアで車内でも見やすいディスプレイ
『JN-MDO-IPS140FHD』はアンチグレアディスプレイなので車内での運用でも反射が気にならない点もGood。
『Tri-Screen』は光沢ディスプレイだったので遮光カーテンが必須でしたが、こちらのディスプレイではそこまで神経質にならなくても大丈夫でした。
もちろん画面の表示も良好でFHD解像度でありながら14インチという十分な作業領域のおかげで2つのタブを並べて使用することもできました。
USB-Cケーブルで接続している際にはパソコンからの給電で稼働するので電源要らずな点も使い勝手が良いポイントですね。
MOFTスタンドとの共存ができない妥協点もあり
『JN-MDO-IPS140FHD』のデメリットはラップトップのキーモードに角度を付けるために使用するMOFTスタンドを展開している時は本体が傾いてしまう点です。
『Tri-Screen』では左右にディスプレイがあるおかげで重心が安定していましたが、『JN-MDO-IPS140FHD』は片側に偏ってしまいました。
MOFTを展開していない平置き時は問題ないので妥協は必要ですね。
台座プレートの再利用方法
もう一つのデメリットである一度パソコンに貼り付けると再利用ができないプレート問題の解決策も合わせてご紹介します。
その方法はただ単に古いテープを剥がして新しい両面テープに貼り替えるだけ。
プレートの両面テープをこのように綺麗に剥がした後に新しいテープを貼り付けたら復活完了です。
新しいパソコンに貼り直して1日ほど寝かせたら問題なくディスプレイを取り付けて使用することができました。
実際に再利用できることを確認したからこそサイズが異なるパソコンでの検証を実現できました。
理想を言えば左右両方のどちらでも使えるように台座プレートを2つ同梱して欲しいですね。
単体で自立できる点もGood
『JN-MDO-IPS140FHD』を車内で利用する際にネックとなっていたMOFT展開時に傾いてしまう問題はデスクでの利用では分離することで解消されます。
フリップ型の機構を活かすことでスタンド不要で自立する上に自由に角度を調整できるので通常のモバイルディスプレイとしての使用感も申し分ありません。
デスクで本腰を据えて内勤をする際には両面テープへの負荷を和らげる目的も兼ねて分離して使用するのが望ましいかもしれません。
狭いカフェのテーブルでは縦置きもできる
また、『JN-MDO-IPS140FHD』が今まで使用したモバイルディスプレイの中で最も実用性が高いと感じた理由が縦置にも対応している点です。
立て置きができるメリットは狭いデスクでもモバイルディスプレイを利用できる点にあります。
今までは車内では『Tri-Screen』、デスクが狭いカフェでは縦置きで自立可能な『JN-MD-IPS133WQHDP』を使い分けてそれぞれ愛用していました。
今回、両者の長所をどちらも引き継いでいる『JN-MDO-IPS140FHD』を購入したことで1枚のモバイルディスプレイに集約することができそうです。
『JN-MD-IPS133WQHDP』は高解像度なWQHD+ディスプレイなのでこちらも非常に優秀です。
商談やミーティングで便利なフリップ機能
『JN-MDO-IPS140FHD』のユニークな使い方の一つであるフリップ機能はビジネスシーンでの顧客との打ち合わせの際に便利な活用方法です。
内蔵ディスプレイをミラーリングすることで対面に座った状態でも相手に資料を共有することができます。
オートフリップ機能が搭載されているため、画面の向きを変えると自動的に画面の表示が最適化されるので設定で画面の向きを弄る手間はありません。
この使い方を主とするのであれば13インチのラップトップでも14インチモデルを運用してもいいかもしれませんね。
普段は分離した状態でケースに入れて持ち運べばサイズが合わなくても問題ないでしょう。
『JN-MDO-IPS140FHD』はモバイルディスプレイの完成系
『JN-MDO-IPS140FHD』のメリット
- 車内でも利用できるモバイルディスプレイ
- 単体でも自立可能
- フリップ機能搭載
- USB-Cケーブル1本で出力
- 反射が気にならないアンチグレアディスプレイ
- 汎用性が高いのに安い
- 確かな技術を持っているJAPANNEXT製
『JN-MDO-IPS140FHD』のデメリット
- 通常は再利用できない台座プレート
- 本体に固定時はMOFTの共存が不可
- 他のモデルより輝度が低め
- 解像度がFHD
『JN-MDO-IPS140FHD』は車内でもデスクでも使い勝手がいいモバイルディスプレイの完成系といっても差し支えのない製品でした。
- 車内でも利用できる
- スタンドケースなしで単体自立可能
- 縦置きでも自立できる
- 電源不要でUSB-Cケーブル1本で駆動可能
私がモバイルディスプレイを評価する際に重視している上記の4項目を満たしている製品は現在使用した中では『JN-MDO-IPS140FHD』のみです。
欲を言えばFHDでも実用に支障はないとはいっても解像度がWQHD以上であれば文字がよりくっきり表示されて目が疲れにくくなるので高解像度モデルの登場を期待したいところです。
Amazonでも同様の製品が中華メーカーから販売されていますが、PCディスプレイで培った確かな技術で信頼できる国内メーカーのJAPANNEXT製である本製品を選ぶことをオススメします。
以前レビューした中華メーカーのモバイルディスプレイはカバンに入れて1日持ち運んだだけで画面が割れたトラウマがあります。
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