
こんにちは、Yotchanです。
本日はSONY機しか使っていなかった私がFUJIFILM機に移行した理由を紹介したいと思います。
私のカメラ遍歴
- SONY RX100M7
- SONY RX100M5A
- SONY RX1RM2
- Canon G1 X Mark3
- SONY RX1
- FUJIFILM X-Pro2
- FUJIFILM X-T30
- FUJIFILM X-T10
- FUJIFILM X-Pro3
- SONY RX100
- FUJIFILM X-T50
- FUJIFILM X-E1
私のカメラ遍歴は上記(購入順。太字は現在も所有)の通りです。
RX100M7の購入を皮切りにフルサイズセンサー搭載のコンデジ RX1RM2までは慣れ親しんだSONY機で統一してきましたが、ミラーレス一眼の導入をきっかけに今ではほとんどFUJIFILM機でしか写真を撮らなくなってきました。
なぜSONYではなくFUJIFILMを選んだのか、FUJIFILM機の写真のどこが気に入っているのかという点について本日は整理していきたいと思います。
SONYのカメラの印象
カリッカリな描写

主にRX1RM2で1年撮っていたからかSONY機の描写はカリッカリに写る印象があります。
非常にクリアに写っていて明らかにスマホとは一線を画した画質です。
フルサイズセンサー搭載機ということもあり、ミラーレス一眼への移行を視野に入れ始めた際の判断基準として参照したのはこのRX1RM2の使用感でした。




便利なガジェット

4年近く愛用しているRX100M7の印象は写真機というよりは便利なガジェットといったところでしょうか。
元々の導入背景もありますが、スマホで撮れない望遠域をカバーできる便利なコンデジとしてRX100M7とは付き合ってきました。
AFも優秀で1台で広角から望遠までカバーできる機動性の高さ。
カメラ任せでなんでも撮れてしまうこともあって撮っていて少し物足りない感を覚えるようになって久しいです。




画質や性能には満足しているが物足りない

このようにSONY機の画質や性能には満足しているものの、写真を撮る楽しさという観点では物足りなさを覚えるというのが私の率直な印象です。
撮った写真の画質の素晴らしさに慣れてくると、カメラを構えてもいまいちテンションが上がらない。
写真を撮りに出かけるのが億劫だと思うようになっていきました。
今振り返ってみるとSONY機ではレンズを交換できないコンデジしか買ってこなかったことからマンネリ化しやすかったという要因も多少はあったのでしょう。
持ち出しやすいコンデジ縛りで過ごしていましたが、ついにコンデジの限界を感じるようになってきたわけです。

使ってみたいコンデジとしてはLEICA QシリーズかGR III、FUJIFILMのX-100シリーズがありましたが、RX1RM2と被るので見送りました。
SONYのコンデジが優秀すぎてSONYのミラーレス機に移行できない


コンデジに限界を覚えてミラーレス一眼の導入を本格検討するにあたり、α7C2も視野に入れていた時期もありました。
しかし、一番好きな35mmの画角ではRX1RM2の方がコンパクトでベスト、かといって望遠レンズをつけると重すぎて持ち出さなくなるのが目に見えているのでRX100M7で十分。
では取り回しの良いα6700といったAPS-C機であればどうか?と検討もしましたが、画質面ではRX1RM2を超えられないだろうということでピンときません。
このように様々な要因を加味した結果、ミラーレス一眼はSONY機以外から選ぶことになりました。
FUJIFILM機を選んだ理由
OVFでの撮影ができるX-Pro2との出会い


ミラーレス一眼の導入にあたり、FUJIFILM機を選択した理由は他社に無いOVFでの撮影が楽しめるX-Pro2を使ってみたかったからです。
FUJIFILM機の導入段階ではフィルムシミュレーションに特に関心があったわけではなく、OVFで撮ってみたいというだけでX-Pro2を購入しました。
マンネリ化が原因でコンデジ縛りをやめることにしたので趣味性に振り切ったカメラが欲しかったんですよね。



X-Pro2購入までの紆余曲折はこちらの記事をご覧ください。
FUJIFILM機の印象
フィルムシミュレーションの色味が最高


FUJIFILMを語る上でフィルムシミュレーションの素晴らしさに触れないわけにはいきません。
豊富なフィルムシミュレーションの中から選ぶことでその写真の雰囲気にあった色味に確実に仕上げられる点がSONY機ばかり使っていた身からすると非常に新鮮でした。
センサーの世代によって色味が違う点も面白いところで、あえて古い機種も使ってみたくなる魅力が詰まっています。






写真を撮っていて楽しい


写真の仕上がりだけでなく、撮っている時間さえも楽しいのがFUJIFILM機の魅力です。
X-Pro2やX-Pro3でのOVFでの撮影や、MFレンズでの撮影はコンデジでは味わうことができなかった撮影体験です。
特に、RX1RM2でMF撮影を行うようになった結果、レンズ側に距離の印字がなく操作性がいまいちだったこともあってMF専用レンズでの撮影の簡便さには衝撃を受けました。



MFレンズでの撮影はFUJIFILM機に限りませんが、X-Proシリーズと出会ったからこそMFレンズに手を伸ばした背景もあるんですよね。
クラシックなデザインが好み


カメラのデザインが良い点もFUJIFILM機の気に入っているところです。
SONYやCanonのカメラはいかにも業務機といったデザインですが、FUJIFILM機はクラシカルなデザインなので手に取った時に愛着を持ちやすいように思います。
デザインだけで見るとNikon機も可愛くて良いのですが、Zfcの質感が個人的にはイマイチだったのでFUJIFILM機で定着しています。





FUJIFILM機の中でも質感がイマイチに感じたX-Pro2とX-T30はそれぞれX-Pro3とX-T50にリプレイスした程度には重要なファクターです。
記憶色の素晴らしさ


最近気づいたことですが、カリッカリすぎない柔らかい描写であるという点もFUJIFILM機で写真を撮る理由の一つです。


このことに気づいたきっかけは最近のドラマでよくある妙に小綺麗なオフィスでのカリッカリでクリアな映像を見ていると何故だか人工的に作られた小綺麗さのようなものに薄気味悪さを覚えるようになったことでした。
昔のドラマの映像のような雑味からくる柔らかさがないというか、温度がないような、無機質なような。
カリッカリの写真にも同じような違和感を頭の片隅に抱いていたように思います。


私がカメラを向ける瞬間は家族の日常や街中を歩いている時に惹かれたどこか懐かしい景色といったような、後から見た時に郷愁を感じさせるような光景に巡り合った時が多いです。
そんな何気ない日々の美しい瞬間を集めている私にとってはカリッカリな描写よりもFUJIFILMが追求している記憶色がピッタリだったのでしょう。








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