こんにちは、Yotchanです。
本日はFUJIFILMのミラーレス一眼レフカメラ X-Pro2を購入して1ヶ月が経過したのでレビューしていきたいと思います。
他のカメラにはないハイブリッドビューファインダーでの撮影体験が面白いカメラです。
FUJIFILM X-Pro2を購入した理由
- コンデジに限界を感じた
- 他のカメラにはないOVFに魅力を感じた
大きすぎると持ち歩くのが面倒なので絶対に使わなくなるということで今まで気軽に持ち出せるコンデジに拘っていました。
しかし、フルサイズセンサー搭載のRX1RIIや1インチセンサー搭載で望遠性能が高いRX100M7以上のスペックのコンデジがなく限界を感じるようになってきていたのも事実でした。
そこで、気は進みませんでしたがミラーレス一眼に手を出すことを決意して最初に購入したカメラがX-Pro2です。
X-Pro2を選ぶまでの経緯とファーストインプレッションは以下の記事をご覧ください。
FUJIFILM X-Pro2を1ヶ月使用レビュー
フィルムシミュレーションが最高
FIJIFILMのカメラを使用するメリットの一つであるフィルムシミュレーションは思っていた以上に便利で気に入っています。
撮った写真に合わせて好みの色味に簡単に仕上げることができるので他メーカーのカメラと違ってRAW現像が一瞬で終わって非常に楽。
毎日カメラを持って休日には300枚以上撮影することも珍しくない身としてはフィルムシミュレーションの恩恵は大きかったです。
本当にいい色味なんですよね。
OVFでの撮影体験が楽しい
X-Pro2を選んだ最大の理由であるOVFでの撮影体験は期待以上でした。
フレームの外側も見ることができるので子供をはじめとした動体の位置を予測することができるので重宝しています。
また、暗所ではEVFよりも明るくクリアに見えるのでISOやSSの調整をEVFで行った後はOVFに切り替えることで被写体だけを見つめて撮影に集中できます。
X-Pro2のハイブリッドビューファインダーでの撮影体験は素晴らしいですね。
レンズはXF35mmF1.4 Rが無難
ハイブリッドビューファインダー搭載のX-Pro2は装着するレンズが大きすぎるとOVF使用時にケラレが発生する点に注意が必要です。
大型な単焦点レンズXF16mmF1.4 R WRではEVFしか使用できない点が残念ですが、幸い神レンズと評判が高いXF35mmF1.4 Rではフードをつけた状態でも問題なくOVFが利用できるのでセーフ。
XF35mmF1.4 Rは写りが素晴らしく扱いやすい焦点距離なのでFUJIFILMのカメラを使うのであれば持っておいて損はありません。
重さも200g未満という軽さでグリップ無しでも軽々と取り回せるのでX-Pro2における標準レンズと言って差し支えないでしょう。
AFは微妙だけどレンズによる説
X-Pro2で子供を撮っていると12年前のコンデジ RX1と比べると早いけど迷うことが多いAFといった印象でしたが、XF35mmF1.4 RがXマウントの中でもAFが遅い部類のレンズらしいのでなんとも言えないのが現状です。
とはいえ、家族の日常を撮る分には多少ピントを外していてもまぁいいかぐらいの感覚なのでそこまで気にはしていません。
そもそもAF性能をシビアに求めるのであればSONY機を使うと開き直るぐらいで丁度いいのかもしれませんね。
このレンズはAFの音が比較的大きいので動画用には不向きです。
ギリギリ毎日持ち出せるサイズ感
SONYのフルサイズセンサー搭載コンデジ RX1RM2より一回り以上大きなX-Pro2ですが、私が毎日愛用しているWANDRDの3Lのカメラバッグにギリギリ入るので気軽に持ち出すことができています。
このバッグに入らない場合はごついカメラケースを別途購入するかカメラバッグを6Lにせねばならないので持ち出し頻度が下がることは避けられません。
持ち出すことが面倒になれば使わなくなるのでサイズ感は重要ですよね。
レンズが大きいと3Lでは入らなくなるのでXF35mmF1.4 Rは本当に神がかったバランスのレンズです。
純正のグリップは付けるレンズによって必要
X-Pro2のグリップは素の状態でも握りやすいのでXF35mmF1.4 Rのような軽量コンパクトなレンズであればグリップを後付けしなくても問題ありません。
とりあえず購入した純正のグリップを購入したものの重くて嵩張るので普段は付けずに持ち歩いています。
とはいえ、XF16mmF1.4 R WRのような大きくて重いレンズで撮る際にはグリップを付けていないと持ちにくいので何かしら買っておいて損はないでしょう。
バッテリー持ちは良好
X-Pro2のバッテリー持ちについては700枚撮影してもギリギリ持ったので予備に一個あればほぼ確実に問題ない程度のスタミナでした。
SONYのコンデジと違ってバッテリー容量が大きいのでバッテリー残量を気にする機会はありません。
RX1RM2やRX100M7は200枚撮れるかどうかなのでありがたい限りです。
デュアルスロットのありがたみを実感
X-Pro2は私にとって初めてのデュアルスロット機です。
購入前は2スロットなくてもいいと思っていましたが、それぞれのSDカードにRAWとJPEGを振り分けられるのでデータ管理が地味に楽になりました。
バックアップがある安心感もいいですね。
X-T30と比較して
X-Pro2とほぼ同時期にX-T30を購入して併用することでX-Pro2の撮影体験の素晴らしさを強く実感しています。
X-T30はX-Pro2よりもセンサーの世代が新しく、AFも高速でチルト液晶かつ小型軽量という点がメリットのカメラですが撮影体験は他社のカメラと同様でした。
撮影体験を重視するのであればAFといったスペックよりもOVFのロマンを優先してみてもいいかもしれませんね。
X-TRANS CMOS 3とX-TRANS CMOS 4の色の違いについて
第四世代センサー搭載のX-T30と第三世代センサー搭載のX-Pro2では同じフィルムシミュレーションを適用しても色味が異なる感覚があります。
気になる方は下記の記事にて比較作例があるのでご確認ください。
個人的にはX-Pro2の色味の方が好みです。
FUJIFILM X-Pro2は趣味カメラとして申し分のない名機
1インチセンサーからフルサイズセンサー搭載コンデジまで幅広く使用したコンデジユーザーが初めて使用したミラーレス一眼カメラのX-Pro2はコンデジでは味わうことができない撮影体験を提供してくれたカメラでした。
X-Proシリーズ特有のOVFは期待していた以上の楽しみを与えてくれましたし、フィルムシミュレーションも噂に違わぬ素晴らしい色味で感動しています。
昨今のFUJIFILMのカメラのプレミア価格は異常でしかありませんが、他に比較対象のないX-Proシリーズについてはそれだけの価値があると感じました。
当面は値下がりする気配もないと思うので気になっている方はとりあえず買って試してみてはいかがでしょうか。
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