M1 MacBook Air実用レビュー−iPad ProとIntel Macが融合した怪物

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こんにちは、Yotchanです。

本日はM1 MacBook Airを購入後に一通り触って感じたことを語ります。

百聞は一見にしかずとはこのことで、新しいMacBook Airは怪物に進化していました。

目次

M1 MacBook Airを購入

先日私が購入したことを報告したM1 MacBook Air。

上記記事執筆時点では保護フィルムなどが一切届いていない状態であったため、あまり作業をしていなかったので開封のみに留まっていました。

あれから2週間ほど経ち、周辺機器も一通り揃ったのでガッツリ触れて感じたことを簡単に紹介していこうと思います。

2週間使用して感じたこと

無音

M1 MacBook Airを利用していて感じたことは静かだな、ということ。

私が今年の3月に購入して5月まで使用していたMacBook Air 2019はブログを更新しているだけでファンが唸ることもありました。

しかし、M1チップを搭載したMacBook Airはファンレスに生まれ変わったのでどれだけ作業をしても無音のまま。

寝室で8ヶ月の娘が寝ている横でブログを更新する日々を過ごしている私にはファンの音がないという恩恵は大きいです。

今までiPad Proのアドバンテージであった「静かさ」がMacBook Airとの差別化できる点ではなくなりました。

バッテリーが全然減らない

Intelチップを搭載していたMacBook Air 2019は2時間ブログの更新作業を行うと30%近くバッテリーを消費していました。

しかし、M1 MacBook Airは10%しか減りません。

M1チップの省電力性能は思っている以上に優秀で、Safariでブログを更新する分には発熱する気配すらありません。

MacBook Pro 15 2017なんて購入時から3時間もバッテリーが持たないことを考えると空恐ろしささえ感じるほど。

余裕でMBP15 2017よりもGPU以外は高性能でバッテリーも持つなんて、「怪物」以外に言い表す言葉を私は知りません。

私がMacユーザーになった時期は本当にコスパが悪すぎるタイミングなのだなと改めて思い知らされた気分です。

驚くほどサクサク動く

M1チップは前評判でサクサク動くということを十分に知った上で購入したつもりでしたが、実際は予想の遥か上を行きました。

購入当時30万円したMacBook Pro 15 2017よりも15万円のMacBook Airの方がキビキビ動きます。

スリープからの復帰は一瞬どころか蓋を少し持ち上げるだけでディスプレイが点灯していますし、ロックの解除も一瞬。

一瞬、MacBookではなくiPad Proを触っているのかと勘違いしたほどのスムーズなレスポンスです。

IntelチップのMacBook Air 2019はiPad Proと比較すると全ての反応がワンテンポ遅れていたこともあり、iPad Proにその座を奪われ2ヶ月で売りに出してしまいました。

しかし、今回ばかりはiPad Pro 12.9の方がその立場が怪しくなってくる番です。

私は今までiPad Proの方がレスポンスが早く、バッテリー持ちが良いということでミドルレンジのMacBookシリーズに一切興味がなくなっていました。

そんな私の考えをM1チップは力尽くで塗り替えてくる破壊力を秘めています。

iPad Proのレスポンスの速さやバッテリー持ちに加えて、Intelチップ上で動作していたmacOS。

これらの本来では独立した別個の存在を融合して全く新しい存在へとMacBookを昇華させたのがM1チップです。

ディスプレイが綺麗になった

M1 MacBook AirはAirシリーズで初めてProと同じP3広色域に対応したディスプレイを搭載しています。

そのため、P3非対応の2019年モデルを使用していた私からするとディスプレイがかなり綺麗になったように感じました。

ディスプレイが綺麗であればあるほど目の疲れは軽減されるので好ましいアップデートと言えるでしょう。

SideCarの遅延が一切なくなった

M1 MacBook Airを触って一番感動した点はSidecarの遅延がないこと。

当時30万円で購入したMacBook Pro 15 2017ですらSidecarでは遅延が発生していましたが、10万円のM1 MacBook Airでは一切ありませんでした。

自社チップになってから処理がうまくなったのか、今までとは比較にならないくらい快適になっています。

iPad Pro 12.9と組み合わせるとモバイルでも気軽に実用的なデュアルディスプレイ環境を構築できるのでSidecarの安定性の高さだけでも購入する価値があると私は思います。

iPhone/iPad向けアプリも一部利用できる

M1チップの恩恵は卓越したスペックや省電力性だけではありません。

Intelチップでは実現不可能だったiPhone/iPad向けアプリの利用も可能になりました。

こちらは私のアプリの購入履歴を表示したものですが、様々なアプリがMacBook Airでもダウンロードして起動することができます。

今までiPad Proをメイン機として利用する上でのネックはiPadで利用しているソフトがMacに非対応であったり、その逆もあったことから作業環境を統一することが困難でした。

M1チップのおかげでこの問題は解決され、iPad Proで行った作業の続きをMac Book Airでできるようになりました。

特に動画編集や写真編集を行うユーザーは今まで以上にApple製品の恩恵を享受することができますね。

周辺機器の対応状況は要確認

M1 MacBook Airの性能に舌を巻いていた私ですが、一点だけなんだかなぁと思うことがあります。

それは周辺機器で未だにBigSurに対応していないものがあるということ。

これはM1チップの問題ではないのですが、未だにBigsurにドライバが対応していない製品は多数存在します。

特に注意しておきたいものは映像出力ができるUSBドック。

USBドックで高性能なものの中には映像出力のためにドライバが必要なものがあります。

私がIntelのMacBook Pro 15で利用していたUSBドックのドライバはBigSur対応に更新されていなかったため、アップデート後に外部ディスプレイへの出力ができずに泣く泣くCatalinaにダウングレードした経験があります。

このように現時点でBigSurに対応していない周辺機器は当面の間ドライバが不要な物を買い足さねばなりません。

比較的安価なMacのUSBポートからの給電で駆動する直挿しのUSBハブはドライバが不要なのでそれで乗り切ると良いでしょう。

どのみちM1 Macは複数の外部ディスプレイへの出力に対応していないためポートに困るということはほとんどないでしょう。

発生した不具合

Apple Watchでロックの解除ができない

MacBook Airには指紋認証センサーが搭載されていますが、指紋よりも早いのがApple Watchでのロック解除。

MacBook Proの頃から助けられているApple製品の連携ですが、何故かM1チップのAirではロック解除の設定ができません。

Apple Watchでのロック解除を設定しようとすると「MacとApple Watchが通信できませんでした。」というポップアップが出て拒否されてしまいます。

当然、Apple Watchのロックは解除済みで装着中かつ電源はオンです。

Apple Watch Series4とSeries5両方とも設定できないのでApple Watch側の問題というよりはMacBook Air側の問題でしょう。

M1チップが原因なのか、それともBig Surなのか。

M1 Airは立ち上がりが高速で指紋認証も一瞬なので別にApple Watchでロック解除できなくても支障はないのですが、少し気になる不具合です。

外部ディスプレイ接続時のカラーがおかしい

私のMacBook Airは外部ディスプレイに接続した直後は何故か色のバランスが狂ったまま出力されてしまうという謎現象が毎回発生しています。

カラープロファイルもLGのディスプレイのものなので異なるものを選択しているわけでもないので本当に謎。

ディスプレイのリフレッシュレートを別のものに変更すると正常に出力されるようになりますが、ちょっとよくわかりませんね。

私のディスプレイでは45,60,75Hzに対応していますが、初回以外はどのリフレッシュレートでも正常に表示されるのでリフレッシュレートが出力の原因というわけではないようです。

寝て起きたら文鎮化

購入から三週間経ったある日、いつものようにMacBook Airで作業をしようとすると電源がつきませんでした。

Appleに問い合わせたところ、無償での修理対応になりそうですが突然のことで驚きました。

特に原因となるような作業は行なっておらず、スリープ状態にして寝て起きたら起動しなかったので初期不良の可能性は高そうです。

まとめ

以上がM1 MacBook Airの短期レビューでした。

Intel MacとiPad Proが上手い具合に融合した新次元のコンピュータはただ触れているだけで従来機との角の違いを見せつけてくれました。

今後、Apple Silicon Macで期待しているのはApple独自のdGPUを搭載するであろうMacBook Pro 16インチシリーズやiMac 27のリリースです。

エントリーレベルのMacでこの性能なのですからハイエンドモデルのスペックが気になるところ。

何はともあれ、周辺機器の対応状況や頻繁に利用するアプリがM1チップに対応済みであれば購入を悩んでいる人は買って損はない仕上がりだと思います。

少なくともmacOS Catalinaを搭載したIntel MacよりはBigSurのM1 Macの方が動作は安定しています。

SideCarが一気にストレスなく使用できるレベルに昇華した点もかなり評価できます。

Amazonで購入するとポイント還元もあって割安なので今年一年頑張った自分へのご褒美にいかがですか?

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この記事を書いた人

医療業界に勤めるAppleオタク。毎日11種類ものApple製品を使い分けて日々の暮らしを効率化しています。「手軽に少し、ハイテクな暮らしを」をテーマに皆さんのお役に立てる記事を提供していきたいと思います。レビュー記事のご依頼などはTwitter(@gadget_nyaa)にて承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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