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【桁違いの解像感】『AirPods Max』購入レビュー

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こんにちは、Yotchanです。

本日はついにAirPods Maxを購入することができたので紹介したいと思います。

Bose NCH 700とは比べものにならないほど高音質なヘッドフォンです。

目次

AirPods Maxを購入した理由

私がAirPods Maxを購入した理由はいつも通り「安かったからなんとなく買った」です。

中古箱なしとはいえ定価6.8万円のAirPods Maxが4.5万円で出品されているのを見たら飛びつく以外の選択肢はありません。

発売されてから間もないのでバッテリー消費はほとんどないでしょうしまさに破格。

ちょうど手持ちのヘッドフォンとイヤホンを3つ断捨離していて売却額の手取りが4.7万円だったので手出しも0。

Bose NCH700とPowerBeats Pro、Bose Soundsport Freeを生贄にAirPods Maxを召喚しました。

質感はかなり高い

AirPods MaxはiPad Air 4と同じ価格というヘッドフォンにしては高額すぎる製品であるだけにその質感は非常に高いです。

iPad ProやMacBook Proのスペースグレイと並べても見劣りしないクオリティのアルミボディ。

実物を手に取ってみるとイヤーカップにAppleロゴがないほうがシンプルで美しいように感じます。

イヤーカップとヘッドバンドの接続部分はステンレスのボールジョイントで構成されており、イヤーカップの回転やヘッドバンドの伸縮は滑らかつスムーズで一切引っかかることがありません。

このギミックは何気にすごいと思うのは私だけでしょうか。

さすがApple。

イヤーパッドはマグネット接続式なので取り外しも楽々。

AppleのHP上で替えパッドが販売されているので汚れた時の入手や交換が簡単な点は魅力的です。

普通のヘッドフォンのパッドの交換は何となく面倒かつ手先が器用でなければならないイメージがあるのでズボラな私にぴったり。

装着感も良好

AirPodsは重量300g超えのオーバーイヤーヘッドフォンということで装着感はあまり期待していませんでしたがいい意味で裏切られました。

イヤーパッドやヘッドバンドに程よい弾力があり頭の形に合わせてフィットするので圧迫感は全くありません。

特にイヤーパッドはメッシュ生地なので合皮のパッドよりも柔らかいので眼鏡をかけていても全く痛くならない点が素晴らしい。

2時間連続で装着していて頭が痛くならなかったのでBeats Solo Proよりもよほど装着感はいいです。

Digital Crownでの操作が心地よい

AirPods Maxの音量や再生はApple Watchよりも大きいDigital Crownで操作します。

一部ではイヤーカップでのジェスチャー操作に対応していないことをAirPods Maxのデメリットとして挙げる声もありますが私はそうは思いません。

むしろジェスチャー操作よりもDigital Crownでの操作の方が簡便であると考えています。

Bose NCH700はイヤーカップのジェスチャー操作で音量調節や曲送りを行う方式でしたが、音量を調節する際に何回もイヤーカップの表面をなぞらねばならずなかなかに面倒でした。

一方、Digital Crownの操作であれば回すだけでいいので指の移動が少なく一回の操作で希望の音量に調節できます。

Apple Watchと同じ感覚で操作できるのが楽でいいですね。

Apple製品間の自動切り替えもスムーズ

私のように多くのApple製品を日常的に多用している人にとってはApple H1チップを搭載しているAirPods Maxは最高のヘッドフォンです。

Mac2台、iPad Pro 2台、iPhone 4台を毎日使用している私にとって手に持っている端末に自動的にペアリングが切り替わることは非常に大きな恩恵をもたらします。

リビングにはApple TVもあるので深夜にテレビをみる際には最高の音響機器となることは間違いありません。

ノイズキャンセリングと外音取り込み

AirPods Maxのノイズキャンセリング性能と外音取り込み機能の完成度も思っていた以上に素晴らしかったです。

特に外音取り込み機能はAirPods Proよりも明らかにクリアでAirPods Maxを装着してることを忘れてしまうほど自然でした。

また、ノイズキャンセリングの性能も抜群に素晴らしいです。

Bose NCH 700も非常に強力なノイズキャンセリング性能を誇っていましたがそれと変わらないかそれ以上にノイズを消してくれています。

イヤーカップが通気性の高い=音が入りやすいメッシュ生地でありながらこの性能。

製品の能力値でいえばAirPods Maxの方が高いように感じます。

NCH700より定価が2万円も高いので当然ですが。

音質は今までで最高

VS Bose Noise Cancelling Headphones 700

AirPods MaxとBose Noise Cancelling Headphones700の音質を比較すると聞いた瞬間にAirPods Maxの方が音がクリアであることがわかりました。

音源はどちらもApple Musicなのですが明らかにAirPods Maxの方が音の情報量が多く、NCH700では聞こえない音も聞こえるほど。

音の広がり方も立体的で音楽に包み込まれているような感覚があります。

AirPods Maxは特に高音域のクリアさが際立っていて女性ボーカルの声が今までよりも透き通っています。

AirPods Maxとの比較対象としてNCH700がよく挙げられますが負けている点は一つもないと思います。

SONYのWH-1000XM4やゼンハイザーのヘッドフォンの方が音がいいと評価されることもありますがそれらについては試聴したことがないので判断できません。

ですが、AirPods Max単体で音楽を視聴していて不満が一切ないのでApple製品の連携などを必須と考える人は買って後悔しないレベルの音質には仕上がっているのではないでしょうか。

VS NW-ZX507 & HA-FX1100 with MUC-M12NB1

純粋なヘッドフォンの音質ではAirPods Maxは十分にポテンシャルがあることがわかりました。

そこで、定価8万円のハイエンドストリーミングウォークマン「NW-ZX507」と6年前に定価6万円で発売されたHA-FX1100(バランスケーブルはMUC-M12NB1)の組み合わせでAirPods Maxと音質を比較してみました。

音源はどちらもApple MusicでZX507はストリーミング音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングするDSEE HXという機能をオンにしました。

私がよく聞く楽曲を聴き比べてみるとすぐに結果はわかりました。

AirPods Maxの方が音質が良かったです。

音の広がり(音場というのかな?)が広く、高音域に余裕があって音割れすることがありません。

ZX507ではTwiceのFancyを再生する際に高音部分が耳に刺さっていましたが、AirPods Maxでは滑らかに流れていました。

私が高音域のテストをする際に基準とする曲はAugustの名作「大図書館の羊飼い」の楽曲「ひつじ雲の空に」という高音モリモリな楽曲です。

こちらのテストでもAirPods Maxの方が綺麗に再生できていました。

今まで使用してきたイヤホンやヘッドフォンでは全て「ひつじ雲の空に」を再生すると音割れするパートがあるのですが、AirPods Maxは初めて音割れせずに視聴できて感動しました。

ZX507の問題というよりはイヤホンが古いのとケーブルが1万円ちょっとと安めなのでそちらの性能の問題だとは思いますが、少なくとも現行のハイエンドイヤホンでなければ比較にならないほどAirPods Maxの音質、特に高音域の表現が優れていると思います。

AirPods Maxの対応コーデックはSBCとAACのみな点が不満でしたが完全に払拭されました。

AirPods Maxに2つ搭載されているH1チップでの処理が優秀なのかかなり音源がアップスケーリングされているように感じます。

DSEE HXを使ったZX507かつ今でも普通以上の音質を誇るFX1100よりも解像度が高いのでAirPods Maxにはこれに近いアップスケーリング処理をヘッドフォン側で行っているような気がします。

DSEE Ultimateを使いたいがためにLDAC対応のヘッドフォンも検討していましたがAirPods Maxで十分満足しているので買わなくても良さそうです。

まとめ

Apple初のヘッドフォン「AirPods Max」はYoutubeのレビュー動画を見て抱いていたイメージを遥かに上回る高音質なヘッドフォンでした。

Youtubeで比較動画をあげている人は耳が肥えて辛口になっているだけで私のようにそこそこのヘッドフォンやイヤホンでしか視聴したことがない人には一切不満のない音質です。

質感もよく、Apple製品との連携も抜群で装着感もいい。

問題は価格ですよね。

正直、6.8万円出してAirPods Maxを買うかと言われれば買いません。

使ってみた感覚としては税込6万円であれば私は買う価値があると思います。

NCH700の定価が4.5万円であると考えれば1.5万円程度追加投資する価値は十分にありますが、2.3万円の差額となると他の製品とよく吟味した上で検討したくなります。

コンテンツが少ないので試していませんが、AirPods Maxには空間オーディオがあるのでこの機能に価値を見出すことのできる人のみが定価で満足できるのではないでしょうか。

イメージとしては6万円の音質に8000円で空間オーディオやApple製品との連携を搭載した感じ。

Apple H1チップを搭載していて高音質なヘッドフォンが欲しい人には唯一の選択肢となるので購入する価値はあるでしょう。

購入の際はAmazonも要チェックです。

カラーによっては5%のポイントがついているのでApple公式よりもお得に購入することができます。

定価が高いだけにポイントも大きいので必ずチエックした上で購入しましょう。

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この記事を書いた人

医療業界に勤めるAppleオタク。毎日11種類ものApple製品を使い分けて日々の暮らしを効率化しています。「手軽に少し、ハイテクな暮らしを」をテーマに皆さんのお役に立てる記事を提供していきたいと思います。レビュー記事のご依頼などはTwitter(@gadget_nyaa)にて承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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