こんにちは、Yotchanです。
本日は可変絞りのロマンがぎっしり詰まったHUAWEI Mate50 Proを購入したので紹介したいと思います。
1インチセンサーはvivo X90 Pro+で間に合っているという人の二台目にオススメのスマートフォンです。
HUAWEI Mate50 Proのセットアップに苦戦
外観と付属品
HUAWEI Mate50 Proの外観と付属品はこんな感じです。
国内で入手しにくいケースが付属されている点が中華スマホのありがたいところ。
Mate50 ProのまともなケースはAliExpressにしかなかったのでそれまでの繋ぎとして使えます。
初めてのHarmonyOS
Mate50 Proは制裁後に発売された端末ということもあってGMS非搭載のHarmonyOS機です。
セットアップ時は思っていたよりも普通でAndroidスマホと同じ感覚で設定することができました。
Mate50 Proを使い始めて2週間程度が経過しましたが今のところは普通のAndroidスマホと変わらない感覚で使用できています。
初見のOriginOSの方が苦行すぎてHarmonyOSは余裕で使えます。
AppGalleryでMicrosoft系アプリを取得可能
HMS端末ではGoogle Playが利用できない代わりにAppGalleryという独自のアプリストアで基本的にはアプリをインストールすることになります。
Microsoft系のOfficeアプリやSend Anywhereのようなファイル転送系アプリがラインナップにあるので案外なんとかなりそうというのが第一印象でした。
OneDriveかSend Anywhereのどちから一方でも利用できればAndroidスマホやiPhone・Macへ写真の転送が簡単に行えるのでカメラ用として使う分には支障はなさそうです。
その他のアプリはGoogle Play代替のAurora Storeで取得
AppGalleryにないアプリのダウンロードはAPK Pureで最初は行っていましたが、TwitterのフォロワーさんからAurora Storeが便利と聞いたのでこちらに移行しました。
GoogleアカウントでログインすることでGoogle Playのダウンロード履歴などにもアクセス可能です。
アプリの種類もGoogle Playにあるものは全てあるのでAurora Storeでなんとかなりますね。
GMSはLighthouseで対応
- AppGalleryの地域をマレーシアにしないとダウンロードができない
- ダウンロードできても正常に機能しない
- 旧バージョンを第三者から入手するしかない点がネック
Aurora StoreによってGoogle Playの代替はできるもののChromeなどでGoogleアカウントにログインすることはできません。
このようにアプリでGoogleのアカウントを使いたい場合はLighthouseというAppGalleryのアプリを利用してGMSを使えるようにすることが一般的なようですが導入には手間取りました。
地域の設定が日本の状態ではAppGalleryからLighthouseをインストールすることができない上に、マレーシアに地域を変更してダウンロードまではできても正常に機能しなかったからです。
旧バージョンをこちらのサイトのGoogle DriveのリンクからダウンロードすることでMate 50 ProにLighthouseを導入することに成功しました。
導入する場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
docomoでは通信不可→LINEMOを契約
Mate50 ProではLighthouseの導入以前にモバイルデータ通信でも躓きました。
docomoのMNO回線やLinksMateといったdocomo系MVNOで電波を掴まなかったのでVoLTE非対応なのかと思ったものの、VoLTE非対応のvivo端末(OriginOS Ocean時代)で利用できていたdocomo系のy.u mobileもつかめません。
唯一、手持ちのLINEMOで通信を確認できたのでMate50 Pro用に回線を追加契約することでこの問題は解決しました。
auと楽天も使えるとTwitterでみかけましたが私は検証していないので参考程度です。
【作例あり!】Mate50 Proのカメラが素晴らしい
可変絞りが最高すぎる
Mate50 Proの目玉機能である可変絞りはPROモードでは10段階、アパーチャモードでは4段階で絞りを調整することができます。
Xiaomi 13 Ultraは2段階なので可変絞りというロマンについてはMate50 Proの方が優っているのでこちらを購入しました。
可変絞りが日常使いで効果を発揮するシーンは食事の撮影です。
今までカメラのメイン機として使っていたX90 Pro+では鯛丼にピントを合わせると煮付けがボケ(1枚目)、逆に煮付けにピントを合わせると鯛丼がボケてしまっていました。(2枚目)
一方でMate50 ProではF4に調整することで料理の全体がぼけることなく綺麗に撮影できるので気に入りました。
X90 Pro+でも設定を弄ればこんな感じで撮れるようですがめんどくさがりの私にはサッと絞りを変えることができるMate50 Proの方が楽で好き。
絞りの恩恵は食事だけでなく風景写真でも有用です。
特に花を撮影する際には中途半端にボケてしまう部分ができる点が気になっていたのでストレスフリーになりました。
Mate50 Proの色味は自然
Mate50 Proはvivo X90 Pro+と比較して色味が目で見た色に近い点も気に入っています。
X90 Pro+はZEISS Natural ColorでもこれなのでX70 Pro+と比較してかなり鮮やかになった点が気になるシーンがありました。
HDR性能も高い
Mate50 ProはHDR性能も優秀でvivoと比較しても少し劣る程度の実力を備えています。
Xiaomi 12S Ultraでは間違いなく白飛びしていたであろうシーンでも綺麗に処理がされています。
X90 Pro+の高すぎるHDR性能がイマイチなシーンでは程よい感じに写るMate50 Proはなかなか使い勝手のいい端末です。
動体がブレずに撮れる
Mate50 Proのカメラを触っていて感心している点は動体がブレずに撮影しやすい点です。
X90 Pro+はスポーツモードに切り替えてシャッタースピードを上げる必要がありますが、Mate50 Proは通常モードで対応可能なのでストレスフリーです。
動き回っている子供の撮影にも最適です。
何も考えずに撮れるのはいいですね。
望遠性能も高い!
Mate50 Proの望遠カメラは室内においてX90 Pro+よりも優秀な印象です。
こちらの写真のアーニャを拡大するとMate50 Proの方が明らかに解像感が高いです。
細かい端の方の文字の処理もMate50 Proは優秀です。
屋外についてはX90 Pro+の方が鮮やかな傾向はあるものの好みではあります。
いずれにせよX90 Pro+と比較しても遜色のないレベルの写真は撮れる印象です。
マクロ性能も高い!
Mate50 Proは望遠だけでなくマクロ撮影にも対応しています。
これだけ寄って撮れると楽しいですね。
Mate50 Proにしか撮れない光芒
6枚羽による可変絞り機構によってMate50 Proでしか撮れない(らしい)光芒を写すこともできます。
個人的にはだから何?という感じですが・・・。
低照度は普通
Mate 50 Proでも三脚固定とPROモードでの撮影で星を撮ることは可能です。
しかし、PROモードだと手ぶれ補正が機能していないのか三脚固定でもブレやすい点がネックです。
また、Rawデータもセンサーサイズの影響かX90 Pro+と比較してノイズだらけでした。
X90 Pro+が異常なだけな気もしますがMate50 Proであえて低照度撮影をするメリットはないと感じています。
HUAWEI Mate50 Proは二台持ちの価値があるスマホ
HUAWEI Mate50 Proは購入するまではHarmonyOSといった不安要素こそありましたが、実際に使ってみると特に支障は感じていません。
私のようにカメラ専用機としての利用であればOneDriveに自動でバックアップさえされれば問題ありません。
期待していたカメラ性能についても思っていた以上に良く、vivo X90 Pro+と2台持ちしても負けない可変絞りという個性が光ります。
初めてのHUAWEI端末でしたが制裁の影響を受けてもこの完成度なので今後の新型機も注目していきたいと思います。
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