こんにちは、Yotchanです。
本日は年末年始の休暇を利用してWordpressのテーマをSWELLへと移行した話をしたいと思います。
移行作業中の不具合でご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
ブログ(WordPress)のテーマをSWELLに移行しました
当ブログを定期的にご愛読いただいている読者様はお気づきかと思いますが、年末年始を利用してWordPressのテーマを3年間利用していたThe ThorからSWELLへ移行しました。
WordPressテーマとはなんぞやというとブログデザインの雛形みたいなもので、テーマに実装されている機能によって記事やホームページのデザイン性が変わってくるという認識で差し支えないかと思います。
要は読者の皆様により読みやすいレイアウトでコンテンツを提供したいという想いからテーマを移行するというブログ運営者としては勇気のいる決断を行ったものの、その結果として私の度重なる凡ミスや移行に伴うエラーによって読者の皆様へ多大なるご迷惑をおかけすることとなったことをお詫び申し上げます。
年末から1月の半ばあたりまでブログの内部リンクのバグなどによるご迷惑をおかけした以上、何故そのような状況になっていたのか説明する義務が私にはあると考えておりますのでその経緯についてご報告いたします。
The Thorへの不満
- 3年間で機能追加が皆無どころか不具合が多い
- アップデートのたびにソースコードへの追記が面倒
- 人気記事のランキングが機能していない
- 会員フォーラムが機能していない
- ブロックエディターに対応する気配がない
私が3年間お世話になっていたThe Thorに愛想を尽かした決定打となった上記の5点の理由により、このままThe Thorでブログを更新し続けても成長は見込めないと判断してテーマを別のものへ変更することを決意しました。
3年間で機能追加が皆無どころか不具合が多い
The Thorを購入してから3年近くこのテーマを利用してきましたが、この間に何か新しい機能が追加された!と思ったことは一度もありませんでした。
むしろ不具合だけが生み出されている印象があります。
例えば、WordPressのアップデートをきっかけにThe Thorでは商品リンクのバナーの表示が崩れるようになりましたが4ヶ月程度経過した現在においてもこの不具合は修正されていません。
The Thorで正常に表示されるようにWordPressを過去バージョンにダウングレードするという解決策がないわけでもありませんが、その過去バージョンではブログに挿入する画像にキャプション(上の画像の下に記載している「The Thorでの表示」)を挿入できないという不具合があるのでダウングレードはできません。
また、旧バージョンへのダウングレードはセキュリティの観点からも好ましくないので不具合への対応が遅いのは結構なマイナスポイントであると私は考えています。
アップデートのたびにソースコードへの追記が面倒
The ThorでAMPを有効にしているユーザーはAMPのエラーを解消するためのコードを子テーマに直接挿入せねばならないわけですが、The Thor更新のたびに追記したコードが消えてしまうのでアップデートが来るたびにこの作業をせねばならず、面倒なことこの上ありません。
AMPにもはや何の意味もないらしいということをつい最近知ったのでこの作業は不要になったものの、AMPにネイティブ対応していると謳っていながら実際はそうではなかったことへの不信感を常に抱いていました。
人気記事のランキングが機能していない
The Thorを利用していた時はなぜか現在SWELLで表示しているような閲覧数を基準とした人気記事のアクセスランキングの出力がされませんでした。
初めてブログを訪問してくれたユーザーへの当ブログの魅力的であると評価されているコンテンツの訴求を行う機会が失われることに等しいのでこの不具合が2年近く放置されていることへの憤りは大きかったです。
会員フォーラムが機能していない
The Thorにはテーマの利用者が不具合に直面した際に他のユーザーへ質問などができる会員フォーラムが形式上はあるものの、機能しているとは言い難い点がネックでした。
フォーラムの使い方やマニュアルがろくにないのでとっつきにくいので初心者や中級者にとって優しいテーマであるとは言えませんでした。
ブロックエディターに対応する気配がない
The Thorは2022年末で対応終了が明言されているクラシックエディターに固執し、今後の主流となるブロックエディターに2022年頭時点で非対応である点が今度のブログ運営の上で最大の懸念点であると言えました。
上記の通り不具合への対応も遅々として進まず新機能の追加も記憶にないThe Thorがブロックエディターに渋々対応したとしても今後のテーマの発展は期待できません。
移行先テーマにSWELLを選んだ理由
- ブロックエディター「Gutenberg」に完全対応
- 不具合フォーラムにて開発者自ら回答してくれるサポートの厚さ
- 複数サイトで利用可能
- The Thorからの移行プラグインがある
The Thorから他のテーマへ移行することを固く決意して様々なテーマを比較した上で移行先テーマに選んだテーマはSWELLです。
The Thorで感じていた不満が全て解消され、記事のレイアウトを簡単におしゃれにできるようになったので非常に満足してます。
ブロックエディター「Guntenberg」に完全対応
SWELLはThe Thorでは非対応のブロックエディターに完全対応している点が最大の特徴と言えるかもしれません。
ブロックエディターとはなんぞやという点は上の動画をご覧いただくとして、The Thorで書いた記事とSWELLで書いた記事の比較は以下のサブブログで行なっていただければと思います。
サブブログは記事執筆時点(2022/01/19)ではThe Thorのままですが各記事のコンテンツはSWELLに移行した当ブログの方が見やすいレイアウトになっていることを確認いただけるのではないでしょうか。
The Thorではこのような装飾は詳しい人でないとできないので私のようなめんどくさがりでも簡単にそれっぽいレイアウトの記事に仕上げることのできるSWELLは最高です。
不具合フォーラムにてSWELL開発者自ら助言してくれる
SWELLに移行して最も感動した点は不具合発生時などに購入者フォーラムに質問などを書き込むとSWELL開発者の了さんから直接助言や回答をいただけることです。
テーマの開発者自らがユーザーに真摯に向き合っている姿勢にはThe Thorから移行した身からするとカルチャーショックで涙さえ出るほど。
後述しますが私も非常に厄介な不具合に見舞われただけに質問できて、的確な助言をいただける場がある安心感は言葉に表すことができません。
複数サイトで利用可能
SWELLはThe Thor同様に追加料金なしで複数サイトで使用できるので何か別のジャンルのブログも運営してみたくなった際にも安心です。
ほとんど更新していないとはいえサブブログも一応運営している身からするとThe Thorからは永遠の別れを告げたいところなので見逃せないポイントです。
The Thorからの移行プラグインがある
SWELLがThe Thorと比較して魅力的なテーマであることは理解してもテーマ移行はなかなかに大きな手間のかかる作業であるだけに慎重になります。
特に記事のレイアウト周りはテーマに依存するところなのでSWELLに移行することによって崩れてしまわないか心配でどうしても二の足を踏んでしまうところかとおもいます。
- Cocoon
- AFFINGER5
- JIN
- SANGO
- STORK
- The Thor
しかし、ありがたいことにSWELLは上記のテーマから移行する際にデザインが崩れることを最小限に抑える「乗り換えサポートプラグイン」を用意してくれているのでブログの移行作業の緊急度を下げて時間をかけてじっくり行えます。
私はThe Thorでレイアウトをカスタマイズする方法が面倒そうで全く触れていなかったのでプラグインなしでも全く崩れることがありませんでしたが、装飾をおこなっている方であっても安心して移行しやすい点は嬉しいですよね。
The ThorからSWELLに移行して発生した不具合や注意点と犯した凡ミス
パーマリンク(記事のURL)に日本語が入っているとブログカードが作成されない
The ThorからSWELLに移行して最初に直面したトラブルは記事内に挿入したブログカードが投稿ページにて正常に出力されないことでした。
記事の下書きの画面ではいつものようにブログカードが出力されています。
しかし、投稿ページではこのようにブログカードが出力されずにURLで表示されてしまっていました。
この不具合がSWELLに移行した直後の12月30日ごろから年明けの1月1日あたりまで発生しておりご迷惑をおかけしていました。
正常にブログカードが出力されるリンクと出力されないリンクがあって意味がわかりませんでしたが、それらの条件をよく見てみるとパーマリンクに日本語が含まれているURLでのみ正常にブログカードが出力されていないことがわかりました。
パーマリンクとは記事のURLのことを指し、上記のようにThe Thorと違ってSWELLではURLに日本語が含まれているとブログカードが作成されない仕様となっているのでパーマリンクを英語に変更せねばならなくなりました。
私は今まで特にSEOについて意識することなくブログを運営していたのでほとんど全ての記事が上記のような日本語まじりのパーマリンクになっていたことから地獄の釜が蓋を開くこととなりました。
700を超える記事のパーマリンクを手動で英語に設定し直し、かつ700を超える全ての記事内に挿入したURLのリンクを書き換えねばならないという苦行が私に降りかかってきたわけです。
ブログカードのURLおかしくなる
気合いで2晩かけて700記事のパーマリンクの書き換えが完了し、それを元にSearch Regexで記事内に挿入したリンクを手動で一括書き換えを行ったところブログカードのURLがおかしくなる不具合に見舞われました。
端的に表すと「ブログカードのURLが記事ページでのみ挿入したURLとは異なるURLでリンクされる」というもので発生から解消に至るまでの経緯はSWELLの不具合報告フォーラムにて時系列で詳細に報告と助言をいただいているので割愛します。
これが原因で読者の皆様が関心を持っていただいた関連記事を読もうとしても全く別のURLに飛ばされてしまうという傍迷惑極まりない致命的なバグであっただけにメンタルがゴリゴリと削られたのは今でもトラウマです。
SWELLではブログカード(内部リンクの埋め込み)は「関連記事ブロック」にて行うことを推奨
上記のブログカードのトラブル対応にあたって「SWELLではブログカードの作成を関連記事ブロック」にて行うことを推奨されているということを知り、またもや700近い記事を今度はSearch Regexなしで手動で1記事ずつ内部リンクを貼り直すという地獄の作業対応をすることになりました。
この作業に費やした時間は概ね17時間程度でもはや記憶がありません。
パーマリンクの変更前に301リダイレクトを忘れて検索順位が死亡
30日深夜にテーマを切り替えてから上記の気の遠くなるような地獄の作業を年末年始の休み全てを費やして行なっていたわけですが、テーマ変更後からアクセス数は右肩下がりで1月3日には三分の一以下にまで落ち込みました。
テーマを変更すると一時的に順位が下がるとは聞いていたのでそれが原因かと最初は思っていましたが、どうやらパーマリンク変更前に301リダイレクトの設定を忘れるという単純な凡ミスながらブロガーにとっては致命的なミスを犯しているらしいということに気がつきました。
このミスが読者様に与えた被害は甚大で、Google検索で表示された私の記事を閲覧しようとしても404エラーが表示されるか訳の分からない記事が表示されるかの2択で大変ご迷惑をおかけいたしました。
申し訳ございません。。。
この凡ミスについてはなんとか対応が完了しましたので今は問題は解消されているはずです。
テーマ移行前の下調べは入念に!
以上が私のThe ThorからSWELLに移行してからの顛末の一部始終でした。
一昨年に経験したサーバー移行とはまた違った苦労がありましたがSWELLに移行したことで記事のレイアウトを簡単ながら格段に美しい仕上がりに向上させることができたので結果としては満足しています。
テーマ移行は色々と吟味することも重要ではありますが、吟味ばかりしていては一向にテーマ移行へのアクションを起こさないまま時間だけが無意味に過ぎていくものです。
私は不退転の決意でまずはSWELLのテーマを購入し、あとはもうお金を払ったあとなので投資のリターンを回収すべく半ば強制的に自らに鞭を打って作業を遂行しました。
一度SWELLを使うとThe Thorが霞むほど素晴らしいテーマであることがすぐにわかるので勇気を出してテーマ移行に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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