Xperia Pro-Iをウォークマンとして使ってみた話

こんにちは、Yotchanです。

本日は『Xperia Pro-I』をウォークマン代わりのDAPとして使ってみた話をしたいと思います。

3.5mmオーディオジャックがあるのとないのでは大違いですね。

オーディオにも強いXperia

3.5mmオーディオジャック搭載

他のスマートフォンと比較した「Xperia」の強みは3.5mmオーディオジャックが搭載されている点でしょう。

普段は『NW-WM1AM2』の4.4mmバランス接続で音楽を聴いているので3.5mmアンバランス接続で視聴する機会は少ないですが、やっぱりあると便利です。

ヨドバシにふらっと立ち寄ってイヤホンを試そうと思ったものの、変換アダプターが手元になくて視聴できずに涙した経験があるオーディオファンは少なくないはず。

最近のワイヤレスイヤホンは優秀なので外出先では有線にこだわる必要も特にありませんが、あったらあったで便利ですよね。

型落ちでも「AptX Adaptive」と「LDAC」に対応

有線イヤホンが使用できるだけでなく、ワイヤレス接続の際にも「Xperia」にはアドバンテージがあります。

Bluetoothコーデックには「LDAC」や「AptX Adaptive」「LE Audio」といった高音質コーデックと呼ばれるものがありますが、「Galaxy」シリーズでは「LDAC」のみの対応です。

そのため、「Galaxy」ではワイヤレスイヤホンの中でも高音質な製品として定評のある『Momentu True Wireless 3』(「AptX adapive」)の本領を発揮することができませんでした。

一方で「Xperia」はオーディオに拘っているだけあって『Xperia 1 ll』のような型落ちモデルでも「LDAC」と「AptX adaptive」に対応しているのでほとんどのワイヤレスイヤホンを最高音質で楽しむことができます。

『Xperia 1』や『Xperia 5』には3.5mmオーディオジャック非搭載なので型落ちを狙うなら『Xperia 1 II』/『Xperia 5 II』以降がオススメです。

DSEE Ultimateで音源をアップスケーリング

高音質コーデックに複数対応しているだけでなく、MP3音源などをハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」が搭載されている点も見逃せません。

「DSEE Ultimate」を適用した『Xperia Pro-I』と『Galaxy Z Fold 5』では明らかに『Xperia Pro-I』の方が解像感が高かったので対応コーデック以外でも選ぶ価値のある製品です。

Xperiaの音もいい

普段は定価17万円のWALKMAN『NW-WM1AM2』と定価10万円のヘッドフォン『HD 660S2』で音楽を楽しんでいる身からしても「Xperia」の有線接続は十分に高音質です。

イヤホンだけでなく『HD 560S』といったヘッドホンでも十分な音量を取れたのでスマホ以上の音質で音楽を楽しみたい人に「Xperia」は検討の余地があるオーディオプレイヤーです。

手持ちの『Xperia Pro-I』と『Xperia 5 III』の間に音質や出力に差は感じなかったので世代が同じであれば「Xperia １シリーズ」と「Xperia 5シリーズ」のどちらを選んでもオーディオ面では変わらないでしょう。

WALKMAN Aシリーズよりも多機能

オーディオファンの一人として現行のエントリーモデルである『NW-A300』シリーズには関心がある一方で、「Xperia」と比べて音質面でのアドバンテージがあるのかは疑問視しています。

まず第一に、DACチップを介さないワイヤレスイヤホンで視聴するのであれば「WALKMAN」と「Xperia」に大きな差は生まれないでしょう。

次に、有線接続では専用のチップを搭載している「WALKMAN」に分があるかもしれませんが、『NW-A300』シリーズは4.4mmバランス接続ができないので「Xperia」との差別化がイマイチな印象です。

そうなると有線接続よりもワイヤレス接続で音楽を聴く機会の方が多い現代では、4.4mmバランス接続というDAPならではの楽しみ方を味わえない「Walkman Aシリーズ」はあえて買う価値があるのか疑問を抱いてしまうのがオタクの心。

当然、型落ちの「Xperia」と現行モデルの「WALKMAN Aシリーズ」のコスパを比較することは一般的な思考でないことは重々承知していますが、「WALKMAN Aシリーズ」よりも多機能でサクサク動作する『Xperia 5 II』を選んだ方が幸せになれると私は考えています。

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