
こんにちは、Yotchanです。
コロナの影響により休校が延期され、オンライン授業の是非が問われ始めている今現在。
オンライン授業だけでなくプログラミングの授業も始まるということもあって子供用のパソコンの選択は悩ましいはず。
そこで、本日は子供用のパソコンに最適なモデルは何かを考えたいと思います。
[こちらもチェック!] Amazonギフト券を現金でチャージすれば大2.5%ポイント還元でお得に買い物ができます!
デジタル社会を生きる子供たち

現在、日本では小学校でプログラミングの授業が開始されるなどIT化の真っ只中にあります。
また、COVID-19の猛威が世界中で吹き荒れる現在ではオンライン授業の有用性が認識されるようになりつつあります。
そういった背景もあってパソコンを購入しようと考えている人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
スマートフォンが普及した現在、一般家庭ではパソコンに触れる機会自体が少なくてそもそもパソコンがない家庭もあるでしょう。
また、パソコン自体はあるものの久しぶりに起動してみたらWindows7でとっくにサポートが切れている家庭も中にはあるはず。
まずはパソコンを選ぶために必要な知識を最低限得るところから始めましょう。
パソコンを比較するにあたって重要な3つのパーツ
パソコンのスペックを語る上で外せないパーツは概ね3つあります。
- CPU
- RAM
- GPU
それがこの三点。
ハードディスクも重要ではありますが、現在はよほど地雷なパソコンでもない限りSSDを搭載しているので今回は割愛します。
では、これらのパーツを見ていきましょう。
CPU
CPUはいわゆるパソコンの「脳」にあたるパーツで最もスペックに影響を与える要素と言っても過言ではありません。
「intel入ってる」というCMのフレーズを聞いたことのある人は多いのでしょうか。
その入っているものの代表格がこのCPUです。
最近はAMDの方がスペックが高いようなのですが、私はそこまで詳しくないのでメジャーなインテル製CPUで論を進めていきたいと思います・・・。
- Xeon
- Core i9
- Core i7
- Core i5
- Core i3
- Pentium
- Celeron
- Atom
現在見かけるIntel製のCPUは概ねこんな感じです。
上に行けば行くほどスペックが高くなります。
2020年現在で今からパソコンを購入するのであれば最低でもCore i3は搭載しているパソコンを選びたいですね。
動画編集や少し写真を編集したりとプログラミング用途がからんでくるとCore i3では厳しいです。
5年単位で長く快適に使いたいのであればCore i5以上のモデルを購入するのが無難と言ったイメージです。
また、CPUには「世代」というものがあります。
現時点で最新の世代は第10世代のIce Lakeというモデルです。
世代が新しければ新しいほど同じCore i○シリーズでもスペックが高くなります。
今から使うなら最低でも第八世代以降のCPUを選択しましょう。
次に、CPUには「クロック数」と「コア数」というものがあります。
クロック数はシェフの動きの速さ
クロック数はクロック周波数とも呼ばれ、CPUが処理を行う際に発する信号を扱う速さで、「Hz(ヘルツ)」という単位で表されます。この数値が高いと、同じ時間内により多くの処理を行うことができる、ということになります。
レストランのシェフに例えると、「クロック数が低い=動きがゆっくり」、「クロック数が高い=動きが速い」ということになります。
https://www.pc-koubou.jp/magazine/23926
コア数はシェフの人数
コアとは、文字通り処理作業を行うCPUの中核となる部分です。
最近のCPUではマルチコアプロセッサ−と呼ばれる1つのCPUの中に複数のコアが入っているものが主流となっています。複数のコアが存在すると、パソコン上では複数のプロセッサーとして認識され、複数の処理を並列で行うような場合に有効です。
レストランにおけるシェフはまさにレストランの頭脳ですが、マルチコアということは、レストランの厨房にシェフが複数人いる、と例えることができます。
https://www.pc-koubou.jp/magazine/23926
パソコンのパーツ販売で有名なパソコン工房にCPU性能に関して分かりやすいページがあったので引用させていただきました。
基本的に優先したいのはクロック数よりもコア数です。
コア数が多ければ並列で処理できるタスクの数が多くなります。
今から買うのであれば最低でも4コア以上は欲しいですね。
クロック数はCPUのグレードによって大きく変わってくるので一概には言えない点ではあります。
RAM
「RAMの大きさは机の広さ」とよく例えられるこのパーツ。
現在は8GBが標準で16GB,32GB,64GBと続いていきます。
多くの人は8GBで満足、少しスペックを強化したい人は16GBに拡張するイメージ。
お子さん用のパソコンであれば8GBあれば必要十分ですね。
逆に安いパソコンにありがちなRAMが4GBしかないモデルは絶対に購入しないようにしましょう。
RAMが多ければ多いほどマルチタスクに強くなります。
マルチタスクというと大層な作業のように思えますが、実際はそうではありません。
Webブラウザの「タブ」や「ウィンドウ」を複数開くのもマルチタスクの一例です。
RAMの容量が少なければWebブラウザで同時に多くのタブを開くと動作が重くなってパソコンの使用に際してストレスが生じてしまいます。
次から次へとタブを開きがちな子供では大人同様に8GBのRAMは最低限搭載しているモデルを選択した方が耐用年数が長くなるので後悔しません。
GPU
上記のCPUとRAMは有名なところなのであまり詳しくない人でもなんとなく聴いたことがあるかもしれません。
しかし、このGPUは以外と気にしている人は少ないのではないでしょうか。
私もMacBook Proの購入から一年してParallelsでSteamゲームをするようになって初めて意識するようになりました。
GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップ(プロセッサ)のことです。パソコンやサーバーに搭載される半導体チップとしては、それらの頭脳にあたるCPUの方が一般的ですね。これに対してGPUは、3Dグラフィックスなどの画像描写のために使われる、パソコンやサーバーのもう1つの優秀な頭脳といえばわかりやすいでしょうか。3Dグラフィックス描写に関する計算処理については、CPUがGPUに任せてしまうというわけです。
https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/gpu1/
GPUはグラフィック性能に直結するパーツです。
GPUは大まかに二つのタイプがあります。
- iGPU(CPU内蔵GPU・統合GPU)
- dGPU(ディスクリートGPU・単体GPU)
それがこの二種類なのですが、これらの性能は大きく異なります。
iGPU
iGPUはCPU内蔵GPUであるため、外付けのコストが不要なので安価かつ消費電力も少ないという特徴があります
一方でその性能は後述のdGPUと比べると劣ります。
主要な用途が動画編集の場合は動画エンコードやエフェクトなどで処理が間に合わず一瞬フリーズしたり時間がかかったりとストレスが多くなることが予想されます。
ただし、一般的な用途での使用(ネット検索、音楽再生など)では問題ありません。
低負荷な動画編集ではiGPU搭載機でも問題ありませんが、がっつりと編集をしたい場合には次のdGPU搭載機を選択しましょう。
dGPU
dGPUはiGPUとは異なり専用のGPUをCPUとは別に搭載しているため、グラフィックを要求するソフトなどが高速に動くというメリットがあります。
また、ビデオメモリー(IRAM)と呼ばれるCG専用メモリも実装されているため、RAMの消費を抑えられることから全体の動作がiGPU搭載機と比較してもっさりしにくいことも特徴。
高度な動画編集を行う場合やゲームをしたい人は間違いなくdGPU搭載機を選択することを強くお勧めします。
子供用のパソコンのGPU
子供用のパソコンに購入するモデルの価格帯のGPUは間違いなくiGPUになります。
基本的にはGPUを軸に決めるのではなく、同価格帯でCPUとRAMが競合した際の比較要素の一つとしてみれば良いでしょう。
パソコンのモデルを決める前に考えて欲しいこと

お子様のパソコンを購入するにあたって親御さんが最も気にするのは「価格」でしょう。
最近まで学生だった身の私だからこそお願いしたいことがあります。
それは最低でも10万円以上の予算を組むこと。
現代のコンピュータというものは年々ハイスペック化が進み続けています。
パソコンのスペックが高くなるということは、パソコンを動かすOSや良く利用するソフトもそれに合わせて高機能化し処理性能を要するようになってきます。
これからは5Gの時代ということもあって扱うデータ量は大きくなることが予想されます。
何が言いたいのかというと、低スペックなパソコンを購入すると2年足らずで処理能力が追いつかなくなるということ。
ただでさえパソコンは使い続けていくに従ってキャッシュファイルなどで動作が重くなってきます。
パソコンの扱いに慣れていないお子様のパソコンに対する印象は日常的に触れる端末の印象に等しくなります。
スペックの低いパソコンを日常的に触れていると、「パソコンで作業をするのは動作がもっさりしていて面倒くさい」という固定観念を醸成することになり学習意欲を失わせてしまうことにもつながります。
パソコンの低スペックが原因でお子様の人生の可能性を狭めることになりかねないので少しオーバースペック気味なパソコンを選択してあげてください。
時間が経てばオーバースペックなパソコンも過去の産物となります。
他のものでもそうですが、「良いものは長持ち」します。
安物買いの銭失いにならないように最低限以上のスペックを備えたパソコンで学習させてあげてください。
私が最低限必要であると考えるスペックを以下に示します。
- CPU:第八世代Core i5以上
- RAM:8GB以上
- SSD:128GB以上
あくまでも学習用なのでゲーム用途は一切考慮していません。
概ねこれだけあれば子供の使用用途であれば大丈夫なはずです。
私がオススメしたいノートパソコン
Surface Laptop3

私がお子様用にオススメしたいパソコンはMicrosoft社のSurface Laptop3です。
- 4コア第10世代Core i5-1035G7
- 8GB DDR4 RAM
- 128GB SSD
- Microsoft Office永続版付属
- PixelSense™ ディスプレイ
- タッチパネル対応
- 顔認証対応
学習に必須なMicrosoft Officeの永続版が付属して、スペックも申し分のないモデル。
SSDが128GBは少ないのではと思う人もいるでしょうが、外付けドライブを利用すればあとから拡張できる部分はそこまで重視しないで良いというのが私の持論です。
後から足せるものはその時になったら考えて、変更できない部分のスペックを重要視しましょう。
Surface Laptop3だけ見せられてもパッとしない人がいると思うので比較として一見同スペック帯に見えるパソコンを例にあげて比較してみましょう。
Lenovo Ideapad S340

- Office搭載
- SSD 256GB
- 第10世代Core i5
- 8GB RAM
一見するとSurface Laptop3と比較してかなりお買い得に見えるLenovo製のノートパソコン。
しかし、当然ながら安い理由にはそれなりの理由があるんです。
実は第10世代のCore i5でもモデルが違う
- Surface Laptop3:4コア第10世代Core i5-1035G7
- Ideapad S340:4コア第10世代Core i5-1035G1
両者は同じ第10世代のCorei5を搭載しているように見えますが、実がCorei5の中でもグレードが違うものを採用しています。

Surface Laptop3に搭載されている4コア第10世代Core i5-1035G7はIntel Core i5シリーズでも最上位のモデルとなっています。
対してIdeapadの4コア第10世代Core i5-1035G1はCore i5シリーズでも最も性能の低いモデル。
CPUのクロック数もG7と比較して劣りますし、何よりもGPU性能が大きく異なります。
4コア第10世代Core i5-1035G7に内蔵されているiGPUはInten Iris Plus Graphics G7というモデルで、4コア第10世代Core i5-1035G1内蔵のIntel UHD Graphics G1よりも高性能なGPUを搭載しています。

GPU性能の違いは引用元によると1.5倍以上の性能差があります。
クロック数に加えてGPU性能もSurface Laptop3の圧勝です。
スペックが高ければ高いほど長く快適に使用できるので重要なポイントです。
ディスプレイ性能の違い
次に注目したいのがディスプレイ性能の違いです。
見落としがちな点ですが、かなり使用が違うのでしっかりとみておきたい点です。
- Surface Laptop3 :PixelSense™ ディスプレイ
- Ideapad S340 :14.0型 FHD TN液晶
Surfaceは高精細なPixelSense™ ディスプレイを採用しています。
画面が綺麗であればあるほど文字がくっきり見える=目が疲れにくいという特徴があります。
iPhoneやiPad,Macに搭載されているLiquid Retinaディスプレイはかなり綺麗なディスプレイで長時間見ていて疲れませんよね。
PixelSense™ ディスプレイは雑にいうとMicrosoft版Retinaディスプレイです。
対してIdepadのTN液晶はどのようなものなのか。
一見しただけでわかる画像があったので紹介したいと思います。

右のIPSがPixelSense™ ディスプレイみたいなものだと思ってください。
TNディスプレイと比較してかなり視野角が良く、視認性が良いことがわかると思います。
その上タッチパネル搭載でSurface Penなどを別途購入すれば手書きでメモだってできてしまいます。
実際にIdeapadの実機のTNディスプレイを見ることができたので確認してみました。

角度を深くするともはや何も見えませんね。
同じくIdeapadの非光沢IPS液晶のモデルもあったので見てみることにしました。


IPSディスプレイなIdeapadの視野角はTNディスプレイのモデルと比べ物になりません。
非光沢の液晶なので、Retinaディスプレイを見慣れている身からするとFHD止まりなIdeapadのIPS液晶でも微妙です・・・。
なにはともあれ10万円のIdeapad S340に搭載されているディスプレイはTNディスプレイです。
ディスプレイ性能では圧倒的にSurface Laptop3をオススメします。
ネットワーク周りの規格も違う
上記以外にもネットワーク周りの規格も違います
Surface Laptop3はBluetooth5.0かつWiFi6に対応しています。
対してIdeapadはBluetooth4.2かつWiFi5と規格がそれぞれ一世代古いものを実装しています。
これらの規格は新しいほど速度や安定性が高いのでSurfaceの方がこれからの時代に適した規格を備えていると言えます。
まとめ
以上のスペックの違いをまとめると
- CPU性能
- GPU性能
- ディスプレイ性能
- 通信規格
- 顔認証も可能
- 重量が300g軽い
Surface Laptop3はこれらの項目でIdeapadよりも優れている製品と言えます。
それにも関わらず価格差はたったの2万円。
10万円出してIdeapadを購入するぐらいであれば2万円追加してSurface Laptop3を購入した方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
SurafaceはWindowsやOfficeを開発したMicrosoftの製品です。
そのため、他メーカーと違ってOSやOfficeのライセンス料がかからないのでコストパフォーマンスの優れた製品を生み出すことができます。
純正メーカーは強いですね。
あなたは2万円をケチって10万円をドブに捨てますか?
一見コスパが良さそうに見えるパソコンもある

参考までにですが、パソコンに明るくない人がひっかかりやすそうな製品も紹介します。
一見するとRAM8GBかつ256GBのSSDでOfficeもついているのでお買い得に見えます。
しかし、スペックはかなりボロボロです。
搭載しているCPUはCore i5の下のCore i3の下のPentiumシリーズよりもさらに下のCeleronシリーズ。
かつ搭載しているOfficeは現行のOffice2019ではなく2010です。
バッテリーも11時間持つSurfaceと比較してたったの6時間しかもちません。
まさに安物買いの銭失いの典型ですね。
パソコンに明るくない人ほどMicrosoft製のSurfaceを購入した方が間違いがないです。
Apple信者の私がMacを勧めない理由

ここまで散々Microsoft推しな私でしたが、実は現在手元にあるWindows PCは会社支給の社用PCだけだったりします。
そう、実は私は根っからのApple信者です。
そんな私がお子様用のパソコンにMacを勧めない理由は2つあります。
学校はまだまだWindows環境がメイン
家庭用であったり趣味で用いるパソコンであればMacでも全然問題ないのですが、学校での学習がメインとなるお子様であればOSは学校に合わせておきたいところ。
Macが日本でも普及してきたとは言え学校はまだまだWindowsがメインです。
NECや富士通といった国内メーカーと省庁の関係もある以上税金で賄われている国公立の小中高のパソコンがMacになる可能性は極めて低いと言えます。
IT系の専門学校や、私立の学校でなければ授業でMacに触れることはないでしょう。
Mac→Windowsへの移行は難しい
MacはiPhoneやiPadのように「直感的」に操作することのできるパソコンです。
そのため、MacからWindowsへの移行はWindowsからMacへの移行と比較して難易度が高いと言わざるを得ません。
実際にWindowsからMacへ移行した身なのでよくわかりますが、操作方法やOSの作りがまるで違います。
日本企業に就職する場合IT系の企業に行かない限り基本的にはWindows環境となります。
将来の就職時にWindowsに触れたことがないというのは非常にまずいのでパソコンの基礎はWindowsから学んだ方がいいように私は思います。
Windowsを支障なく操作できればmacOSはなんとなく操作できるので順序としてはWindowsが先の方が将来困ることがないでしょう。

まとめ

いろいろ書いてきたことをまとめると、安物買いの銭失いにならないようにSurface Laptop3を買おうということです。
Surfaceシリーズは他にもSurface GoやSurface Pro、SurfaceBookなどのモデルがあります。
- Surface Go:Pentiumなのでスペックが不安
- Surface Pro:Laptopと比較して高い
- SurfaceBook:オーバースペックにも程がある
それぞれのモデルがお子様用のエントリーモデルに向いていない理由はこうなります。
Surface GoやSurface ProはタブレットPCというコンセプトもあってキーボードが別売りという罠があります。
キーボードだけで2万円近くしますし、そもそもWindowsでは対応しているアプリが少ないのでタブレットとして使用する機会はありません。
そのような背景を鑑みるとSurface Laptopに落ち着くわけです。
かなり痛い出費となりますが、高性能なスマートフォンよりは安いか変わらないぐらいの価格です。
iPhone11 Proを購入する価格とそこまで変わりません。
スマートフォンが高性能化するに従ってiPhone5Sが6万円代だった時代から11 Proが最低12万円もする時代になりました。
パソコンもスマートフォンと同じように高性能化しているので昔よりも価格が上がるのは仕方がないことと言えます。
お子様の人生の可能性を広げるためにも、ここは一つ奮発してあげてください。
[こちらもチェック!] Amazonギフト券を現金でチャージすれば大2.5%ポイント還元でお得に買い物ができます!
合わせて読みたい記事



[こちらもチェック!] Amazonギフト券を現金でチャージすれば最大2.5%ポイント還元でお得に買い物ができます!
コメント