
こんにちは、Yotchanです。
本日はMacBook Airを手放してiPad Pro に統一した話をしたいと思います。
私がサブ機のMacを所有していた理由。
私は今まで、メインのMacBook Pro15 2017以外に2種類のサブ機を利用していました。
MacBook Early 2016とMacBook Air 2019がサブ機です。
私がサブのMacを所持していた理由は主に二点あります。
- メイン機の MacBook Pro 15が大き過ぎた
- 外でもブログを更新したかった
言うなれば、メイン機が巨大過ぎて取り回しが悪かったの一言に尽きます。
15インチの巨体は自室から持ち出すことさえ面倒になるその重さ。
そこで、自室以外で作業をするために利用していたのが上記の2機です。
本音を言えば、メイン機がもう少し小さくなれば良かったのですが独立型GPUを搭載しているMacBookシリーズは15インチと16インチのみ。
そのため、MacBook Pro 13やMacBook Airをメイン機にすることは出来なかったために2種類のMacを運用する方式を取らざるを得ませんでした。
MacからiPad Proへモバイル環境を移行した決め手

私がモバイル環境をサブのMacBookからiPad Proへ移行することを検討し始めたきっかけはMagic Keybaordの登場です。
従来のSmart Keyboardでは文字入力のためには結局マウスがなければ画面タッチをする手間が必要で、これがかなり煩わしかった。
そんな折にトラックパッド内蔵のキーボードケースが発売されたとあって私はすぐに購入。
早速使い込んだ結果、すぐにその有用性に気づくことになりました。
サブのMacで私が行う作業は主にブログの執筆です。
Magic Keyboardのトラックパッドのおかげでブログの執筆程度であればiPad Proでも作業効率を落とさずに行うことができるようになりました。
それ以外にも荷物を軽くすることができたりとまさにいいことずくめです。
より踏み込んだ話は過去記事にて紹介済みであるため割愛するとして、私がiPad Proに移行しようと思った理由は以上です。
iPad Proで多少Macに敵わない点もある
MacBookからiPad Proに移行を決意してから意識して使用していると、どうしてもiPad Proの限界を感じることは何点かあることは事実です。
- Safari以外のブラウザはモバイル版のアプリ
- Mac用のソフトが使えない
- 画面を拡張できない
日常利用する上で感じるデメリットはiPad ProのメリットでもあるApp Storeのアプリが使用できる点です。
Mac用のソフトと違って膨大なアプリがあることがiPhone/iPadのメリットではありますが、同時にデメリットでもあります。
SafariこそMacと同じ挙動をするようになりましたが、Google Chromeなどのアプリはモバイル版となるため、コンテンツの表示がMacとは微妙に異なります。
例えば、Flashプレイヤーを利用しているEラーニングはMac版のSafariでは再生できませんがChromeでは再生可能。
しかし、iPad版のChromeはiPad向けアプリであるためFlashプレイヤーとの相性が悪いのか動画の再生ができませんでした。
このように、一見同じブラウザのようでその実iPad版のモバイル用ブラウザとなっているケースがあります。
私のモバイル用Macの用途はブログの執筆のみであるため、Macと同じ挙動をするSafariがあればそれで問題なし。
私と同じようにMacBookからiPad Proへの移行を検討している人はMacBookで利用しているアプリの挙動がiPad Proでも全く同じであるかどうかをよく確認しておく必要があります。
また、iPad ProではMacのように外部ディスプレイを拡張ディスプレイとして扱うことはできません。
この点がメイン機としてiPad Proをおすすめできない理由にはなってきますが、サブ機であれば問題はないでしょう。
個人的にはiPadをMacのサブディスプレイにするSidecar機能が使えなくなることは残念でした。
iPad Proに移行して良かったこと

先の項ではiPadであるデメリットを紹介しましたが、今度はメリットの方を紹介したいと思います。
- 立ち上げが早い
- 安定性が高い
- WiFiが早い
- 使い慣れているアプリを使用できる
- タブレットとして利用できる
- 荷物が減った
自身の用途の問題の折り合いさえつけば私はiPad ProをMacBook Airよりも最適なモバイル用の「タブレットパソコン」であると感じています。
立ち上げが早い
iPad ProはMacBook Airよりも圧倒的に立ち上げが早いです。
MacBook Airはスリープからの復帰に際してタッチIDでの解除かパスワードを入力せねばなりません。
しかし、Face IDを搭載しているiPad Proであれば画面に顔を向けるだけでロックが解除されます。
Face IDはMacBookにこそ望まれているセキュリティ方式であるように思いますが、意外となかなか実装されませんね。
個人的にはバッテリーを無駄にくう Touch BarよりもFace IDを実装してくれた方がありがたい。
安定性が高い
サブ機をiPad Proにして良かったと思う理由にiPadOSの安定性の高さが挙げられます。
MacBook Airはスリープから復帰すると8回に1回ぐらいの確率でキーボードとトラックパッドが反応しなくなるバグが発生していました。
このバグが発生してしまうと、電源長押しで強制終了せねば操作不能となってしまうのでデータが破損してしまう恐れもあるできれば避けたい操作を強いられてしまいます。
現行最新のmacOS Catalinaは特に16インチMacBook Proとの相性が悪いことでも有名で、あまり安定性が高いバージョンであるとはいえない様子。
一方、iPadOSはベースがiOSということもあって安定性の高さは折り紙付きです。
iPad ProをMagic KeyboardやBrydge Pro+でMacライクに使用することになってから今まで以上にスムーズに作業を行うことができるようになりました。
WiFiが速い
iPadとMacを比較すると、機種によらず基本的にはiPadの方がページの読み込みなどが高速な体感を私は持っています。
Macと比較してiPadの方がバックグラウンドでの通信が少ないのか、それともiPadの方が何をするにもモバイルデバイスということでデータ通信量が控えめなのかもしれません。
私の自宅での通信環境は貧弱なWiMaxなのでiPadとMacで読み込み速度の違いが雲泥の差です。
3日10GB制限適応時の1mbps規制下においてiPadであれば普通にブログの更新ができますが、Macでは管理画面へのログインすらままなりません。
普通のWiFi環境下にいる人はどちらでも支障ない速度でしょうが、私の環境ではiPad Proの方が作業を行うにあたって支障がありませんでした。
使い慣れているアプリを利用できる
iPad ProにMacBook Airをリプレイスして感じたことは使い慣れているアプリを利用できる素晴らしさ。
Macで何かをしようと思うと、その度に用途に合わせたソフトを調べて選択せねばなりません。
これが存外に面倒な作業で、私がMacデビューをするにあたって想定しや写真編集という用途はこの一年半で一度も行われることはありませんでした。
使ったことのないアプリを使うということはそれ自体がある種の挑戦で、本題以前にソフトに慣れるところから始めねばなりません。
それが面倒で結局何もしないことになってしまいました。
一方、iPad ProであればiPhone/iPadのアプリ資産をフル活用できます。
長くiPhoneを使用していればいるほど有料で購入したアプリは増えてくるもの。
iPad ProはMacと違ってタッチパネルであるため、作業を直感的に行うことができます。
よほど明確に「これをしたい」という場合以外はとりあえずiPad Proから導入してみてもいいかもしれません。
タブレットとして利用できる

iPad ProはiPadであるため、当然のことながらタブレットとしての利用が可能です。
雑誌を読んだり、動画を見たりとカジュアルな使い方も抜群にこなしてくれます。
iPad Proの広大な画面でプレイするゲームは格別で、iPhoneで行う時とは違った感覚で世界観に入り込むことができます。
私はApple Pencilを用いる場合やブログの更新をする際にはキーボードが広い方がやりやすい観点から、外用と家用として2台のiPad Pro活用しています。
外ではコンパクトさを重視してiPad Pro 11とMagic Keyboardの組み合わせ、家の中では作業領域を重視してiPad Pro 12.9とBrydge Pro+の組み合わせで運用しています。
タブレットとしてもMacの代わりとしても利用できることは存外に便利で、一度経験してから抜け出すことができなくなってしまいました。
荷物が減った
MacBook AirからiPad Proへ移行したことによって、外出時の荷物が格段に軽くなりました。
私は仕事中はiPad Pro 11+ MacBook Airという約2kgの荷物を常に持ち歩いていました。
しかし、iPad Pro+Magic Keyboardの体勢に移行してから荷物は約1.1kgちょっと。
重さにして半分近い軽量化を実現することができました。
出張時以外でも身軽であればある方がいいことに変わりはありません。
MacBook Air 2019のバタフライキーボードを私は好んでいましたが、Magic Keyboardの打鍵感も申し分ないため違和感は特にありませんでした。
iPad Proはメイン機にはなれない

MacBook AirをiPad Proにリプレイスした結果、私は不満はほとんどないままに快適に作業を行なっていますが注意すべき点が一つあります。
それはiPad Proはメイン機にはなり得ないということ。
iPhoneの母艦には出来ませんし、デュアルディスプレイ環境にすることもできません。
使用できるアプリは「モバイル版」として制限があるものが多いので必ず不自由さを痛感する瞬間が訪れます。
そのため、iPad ProをMacの代替にすべき人は他にメイン機となるパソコンを持っている人になります。