こんにちは、Yotchanです。
本日はスマホカメラの望遠枠は高級コンデジに任せた方がいいと思う話をしたいと思います。
望遠用にGalaxy S23 Ultraを一台持つこととコンデジを持つことの労力は変わらないことに気づきました。
スマホオタク脳からの脱却
カメラスマホを複数台持ちは普通
- カメラ枠:vivo X60 Pro+、vivo X70 Pro+、Xperia 5 III
- 望遠カメラ枠:Galaxy S22 Ultra
- フォルダブル枠:Galaxy Z Fold 3、Galaxy Z Flip 3
- メイン機:iPhone 13 mini
ガジェットオタクは感覚がバグっているのでとにかく役割別にスマホを持つようになりがちです。
私が一番酷かった時期にはカメラ枠が3台あるだけでなく、ペリスコープ望遠枠で別に1台持ったりとずいぶんな重装備になってしまっていました。
ペリスコープ望遠枠の追加に悩む
- カメラ枠:vivo X90 Pro+、HUAWEI Mate 50 Pro
- フォルダブル枠:Galaxy Z Fold 4、Galaxy Z Flip 3
- メイン機:iPhone 12 Pro
一年前と比較すると多少スリム化こそしましたが、現在でも日常的に5台のスマホを使い分ける生活をしています。
手持ちだけでこれだけあるにも関わらず、現布陣で少し物足りない望遠枠を埋めるべくGalaxy S23 Ultraの購入を検討している私はもはや末期患者。
Galaxy S23 Ultraを購入するか否か・・・と悩んでいたタイミングで久しぶりに手に取ったコンデジのおかげでその欲は霧散することになりました。
望遠枠は高級コンデジで
RX100M7は無劣化で「24-200mm」の光学ズームが可能
先日の鹿児島旅行で『RX100M7』を久しぶりに持ち出して写真を撮りまくった結果、高級コンデジの素晴らしさにようやく気づけた気がしています。
『RX100M7』ではスマホと違って200mmまでは無劣化でズームができるので気軽に撮りたいものに寄って撮影することができます。
もちろん、Galaxy S23 Ultraであればデジタルズームが優秀なので似たような画角で撮ることもできるでしょう。
しかし、私のようにメインカメラは1インチセンサー搭載のvivo X90 Pro+を使用し、S23 Ultraは望遠用のサブにしか使わないだろうという人には『RX100M7』の方が撮影できる写真の幅が広がるので持っておいて損はありません。
コンデジは持ち出すのが苦にならない大きさ
「コンパクトデジタルカメラ」というだけあって『RX100』シリーズは持ち出すことが苦にならないコンパクトなサイズ感です。
冷静に考えると望遠枠でGalaxy S23 Ultraを別で持ち歩く労力と『RX100M7』を持ち歩く労力は変わりません。
どちらもポケットに入れることができる大きさですし、iPhoneとZ Fold 4でポケットが埋まっている私はカメラ枠はカバンに入れて持ち歩かねばならないので望遠枠をスマホに拘る理由がないことに気づました。
また、コンデジであれば首からぶら下げていても不自然ではないので「撮りたい」と思ったらすぐに撮れるのもいい感じです。
使い分けとしてもスマホを何台も持つよりも専用機があった方が面白いですよね。
価格もハイエンドスマホと同じぐらい
『RX100M7』はソニーストアでは19万円という価格設定ですが、Amazonなどでは16.6万円から新品で購入することができます。
中古であれば12万円ぐらいで変えるものもあるのでハイエンドスマホと比べても変わらない程度の価格帯です。
コンデジなのでレンズ沼にハマることもありませんし、スマホと違って1型センサーを「24-200mm」の間で劣化なく利用できるという点はスペック厨と化したカメラスマホオタクにも刺さるのではないでしょうか。
RX100M7で写真を撮るようになって気づいたこと
スマホの写真よりも自分好みの仕上がりになる
私はめんどくさがりということもあって「オートで綺麗に撮れるカメラが正義」と考えていたので今までは設定をシーンに応じて変更せねばならないコンデジを敬遠してカメラスマホばかり買い漁っていました。
そのため、スマホで撮影した写真を編集するという発想は毛頭ありませんでした。
「手軽に撮れること」というコンセプトから外れては元も子もないですよね。
しかし、コンデジで撮った写真は「専用機」ということもあって編集の労力をかけても構わないと感じる自分がいます。
まだまだカメラ初心者なので撮って出しでは色が変だったりするので編集せざるを得ないという側面が大きいですが、自分好みの色味にできるのでこれはこれで楽しいかもしれないと思うようになっています。
スマホで撮った写真に手を加える気にはならなくても、コンデジで撮った写真は弄ってみようかという気持ちになれる不思議。
結果的に「オートで手軽に綺麗に写る」スマホカメラよりも「一手間加える必要がある」コンデジの写真の方が自分好みの仕上がりになっています。
白飛びはRAWで撮ればなんとかなる
『RX100M7』を使用しなくなっていた原因の白飛び問題もある程度解決できるようになりました。
フォーマットが「JPEG」であればHDRをオンにできるのである程度なんとかなりますし、HDRが適用できない「RAW」での撮影も後で編集すればなんとでもなります。
Macのデフォルトの写真アプリもである程度できますし、私が普段使っている『lightroom』のiPad版(5400円/年)であればより細かく編集することも可能です。
「RAW」で撮っていれば設定をミスっても後からなんとかなるだろうと雑に考えています。
「JPEG」でHDRをオンにすることが一番楽ですが、処理に時間がかかるので子供の撮影には不向きでした。
試行錯誤の過程も面白い
写真撮影というものは奥が深く、白飛び問題をある程度解決できるようになったと思うと新たな壁がすぐに立ちはだかります。
娘を撮影する際にブレをなくすべくシャッタースピードを高くすると今度は室内での撮影でノイズがかなり気になります。
このような課題をどのように解決していくのか試行錯誤する過程もなかなかに楽しいものだと思えるようになりました。
スマホカメラに飽きていたのかもしれない
『RX100M7』での白飛び問題でコンデジを敬遠していた1ヶ月前に「カメラに興味がない」といったテーマで記事を書きました。
今回、旅先にて『RX100M7』で写真を撮ることを楽しんでいる自分を発見できたことから、正確には私は「スマホカメラに興味がない」だけなのかもしれません。
特に工夫しなくても綺麗に撮れるので「腕を磨く」という趣味ならではの楽しさは感じられなかったように思います。
写真撮影を「趣味」に昇華できるのは専用機ならでは
手軽に綺麗に撮れるスマートフォンで撮影した写真は「作品」というよりも「記録」になりがちで撮った後に見返す機会はほとんどありません。
一方でコンデジで撮影した写真は私の腕の悪さも相まって編集が必須になるので「記録」ではなく「手を加えた作品」という感覚になりました。
「編集」という一手間をしている際に「次はこうしてみたらノイズが軽減できるかも」といった「思考」が生まれ、そこから次の目標や試行錯誤をする意欲が湧いてきます。
「写真」を趣味にしたい人にオススメな本
先日の旅行の際に2年近く眠らせていた再び『RX100M7』と向き合おうと思ったきっかけは『カメラじゃなく、写真の話をしよう』という本を読んだことでした。
この本ではカメラのスペックや選び方といった「道具」ではなく出来上がる「写真」に焦点を当てているので肩の力を抜いて読み進めることができました。
「何でどうやって撮るか」ではなく「何を撮るか」という新たな視点を得ることができたので、「写真を趣味にしたいけれどもカメラは難しい」と感じている人に一読して欲しいオススメの本です。
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