
こんにちは、Yotchanです。
本日はM1 Macで複数の外部ディスプレイへ出力するために必要なDisplay Link対応のドッキングステーションを複数紹介していきたいと思います。
M1 Macのマルチディスプレイ化
通常であれば複数ディスプレイに出力できないM1 MacBookでマルチディスプレイ環境を構築するために必須のDisplay Link対応のUSBドッキングステーション。
Display Linkを利用した外部ディスプレイへの出力は厳密には画面収録の技術を応用しているらしく、Mac上では接続しているディスプレイ数にカウントされないとのこと。
Display LinkのハブはカウントされないのでM1 Macでもマルチディスプレイが実現できるというわけですね。
そこで気になるのがどの製品がDisplay Linkに対応しているのかということ。
私が少し調べた際には具体的な製品が検索することが片手間では難しかったので何点かピックアップしてみました。
WAVLINK 「WL-UG69DK1」/ WL-UG69DK7-US
WL-UG69DK1

- HDMIポート×2
- Displat Port×2
- USB3.0×6
- Ethernet×1
- AUX×1
- マイクポート×1
- Display Link対応
まず、紹介する製品は私が愛用しているWAVLINKのWL-UG69DK1です。
このドック単体で最大2台のディスプレイを接続することが魅力の一つ。
出力できる解像度も最大5K 1台 or 4K 2台にまで対応しているので実用面でも申し分ありません。
その他のポート数も豊富なので使い勝手がいいオススメできるUSBドックです。
私はディスプレイが2つしかないので試すことはできませんが、理論上は通常のUSBドックで1台、WL-UG69DK1のDisplay Linkで2台。
合計3台の外部ディスプレイへ出力できる計算になります。
Macへの接続もUSB-Cケーブル一本で済むので配線面もスッキリしていいですよ。
WL-UG69DK7-US

WL-UG69DK1と同じ仕様でデザインが異なるのがWL-UG69DK7-USです。
縦型が好みである人はこちらの製品を選択してください。
WAVLINK 「WL-UG39DK7」

続いて見つけた製品は同じくWAVLINKのWL-UG39DK7です。
こちらの製品は安価である分先ほど紹介したUSBドックと比較すると仕様が見劣りしてしまうのが少しネックです。
- USB3.0×6
- HDMI ×1
- DVI ×1
- AUX×1
仕様を見て分かる通り、この製品はディスプレイ出力の端子が少ないのでドック単体でのデュアルディスプレイ環境の構築は困難であると言わざるを得ません。
解像度】HDMI および DVI ポートは最大解像度 2048×1152 / 1920×1200 までをサポートします。HDMI ポート経由で1 台だけのモニタを接続する場合に限り、最大 2560×1440@50Hz の解像度まで表示することができます。拡張モードとミラーモードもサポートします。
HDMI端子の解像度も最大でWQHDまでにしか対応できない点も注意が必要です。
また、Macとの接続はUSB-B to AなのでUSBドックとの間にハブをかまさないといけない点もネック。
価格を少しでも安く抑えたい人向けの製品であると言えるでしょう。
Plugable「UD-3900H」


- HDMI×1
- VGA×1
- ギガビット・イーサネット
- 音声出入力
- USB 3.0 x 2
- USB 2.0 x 4
次に紹介する製品はPlugable「UD-3900H」です。
仕様はWAVLINK 「WL-UG39DK7」のUSBポートを劣化させたような印象を受けます。
HDMI および DVI/VGA グラフィック・ポートは 2 台のモニタを接続する場合最大解像度 2048×1152 / 1920×1200 までをです。HDMIポートに 1 台だけモニタを接続する場合に限り、最大2560×1440@50Hzの解像度まで表示することができます。
解像度の仕様も同じです。
さらに気になる文言が記載されていました。
Windows 8.1、Window 10 システムで使用できます。Windows RT、macOS、Linux/Unix はサポートしていません
どうやらこのメーカーの製品はDisplay Linkに対応していても、macOS自体はサポートしていない様子。
1万円出して使えなかったら目も当てられないので仕様的にもWavlinkのドックを購入した方が無難であると言えます。
参考までにこのメーカーのmacOS BigSurを正式にサポートしていないドックのリンクを以下に貼り付けておきます。
Amazonで見かけてもこれらの製品は候補にあげないようにしましょう。
Acodot「Laptop Docking Station」


- USB3.0×6
- HDMI×1
- DVI×1
- Eternet×1
HDMI端子(2560×1440) vga/ dvi端子(1920×1080)までをサポートしており大画面での作業が可能です。
ポート数、解像度共にもはや見慣れてきたWavlinkの安いやつと似たような仕様です。
ただし、この製品もよくわからない残念な仕様であることが判明しました。
互換性のないシステム
macOS、Linux / Unix、ARM ベース Windows RT システムでは使用できません。
商品タイトルにはmacOS用となっていたにも関わらず互換性のないシステムにmacOSの記載があるというダメっぷり。
これもナシですね。
一応リンクだけ貼っておきます。
CableCreation「CD0030」

次に紹介するのはHDMI端子のみを搭載したシンプルな変換アダプタです。
一見すると解像度もWQHD対応で実用可能な雰囲気はありますが、この製品にも気になる記載を発見しました。
【対応システム】Windows 10、Windows8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows XP(31ビット)。Mac OSX v10.8、 Mac OSX v10.9、Mac OSX v10.10、Mac OSX v10.11、MacOS 10.12、MacOS 10.13、MacOS 10.14、MacOS 10.14(ご注意: macOS 10.13.4 to macOS 10.13.6に非対応です)。
それはmacOSの対応状況が微妙そうなこと。
macOS 10.15(Catalina)やmacOS 11.0(BigSur)が記載されていないだけであれば発売からページを更新していないだけなのかなと思いますが、10.13.4-10.13.6 でピンポイントに非対応との記載があるので不安が残ります。
価格はこれまで見つけた中でも最安クラスなので、勝負師の方は購入してみてもいいかもしれません。
StarTech.com「USB32DP4K」

先程の変換アダプターは残念でしたが、こちらの製品はM1 Macでも実際に使用できることが確認されている製品です。
YoutuberのAppleが大好きなんだよさんが使用していたのはこの製品だったはず。
解像度は4K UHDに対応で画質は5Kディスプレイユーザー以外であれば困ることはないでしょう。
端子はDisplayPort to USB Type-AということでMacBookにハブを刺す必要はありますが、外部ディスプレイを2台使用したいだけの人にはアリな選択肢かもしれません。
個人的な意見としては1万円出して接続できるのがディスプレイ1枚というのは寂しい気がします。
1万円出すのであればあと6000円追加投資してディスプレイを2枚出力できてポートも豊富かつMacに直挿し可能なWAVLINK 「WL-UG69DK1」を買った方が実用面で満足できる気がします。
そう考えると私が買ったWAVLINK 「WL-UG69DK1」は隙がない良い製品な気がしてきますね。
まとめ

以上がM1 Macをマルチディスプレイ化するために使用できるDisplay Link製品の一覧でした。
Amazonで販売されている製品は概ねカバーできたのではないかと思います。
ガジェット界隈で有名なBelkinのドックがDisplay Linkに対応していないのは意外でした。
値段が高い製品は「全部入り」というイメージだったので当然対応しているものと思っていましたが違いましたね。
Amazonで販売されている製品の中では実質的にはWavlinkのUSBドックか、Starteckの変換アダプターの二択になってくるのではないでしょうか。
繰り返しにはなりますが、私が愛用しているWAVLINK 「WL-UG69DK1」はIntel MacやWindows機でも使えるので汎用性が高いことから、変換アダプターを購入するよりはオススメです。
Macにハブを挿してさらに変換アダプターを使用するとなると発熱も気になるので私はWAVLINK 「WL-UG69DK1」派ですね。